大和の史蹟・遺跡巡り11（馬見丘陵南部〜当麻）

2023年06月17日(土) [日帰り]

• GPS: 06:53
• 距離: 24.7km
• 登り: 94m
• 下り: 62m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:27
• 休憩: 0:26
• 合計: 6:53

距離 24.7km 登り 95m 下り 79m

7:55 近鉄 高田市駅
8:29 8:30 有井弘法井戸
9:40 9:47 磐園陵墓参考地(築山古墳)
12:00 12:13 御坊中古墳群
13:44 13:48 相撲発祥伝承の地・腰折田
14:24 14:25 首子1号墳 (櫟山古墳)
14:48 近鉄 当麻寺駅

天候

晴天（暑かったです）

アクセス

利用交通機関：

電車

行き：近鉄南大阪線　高田市駅
帰り：近鉄南大阪線　当麻寺駅

コース状況／危険箇所等

前回の馬見丘陵公園等の続きとして、馬見丘陵南部から当麻までを歩きました。

写真

6/17 7:56

近鉄　高田市駅

6/17 7:57

安寧天皇 片塩浮孔宮跡 伝承地の石碑

6/17 7:58

石園座多久虫玉神社(龍王宮)

6/17 7:59

石園座多久虫玉神社(龍王宮)

6/17 8:21

高田川

6/17 8:30

有井弘法井戸
弘法大師が掘ったと伝えられている井戸です。

6/17 8:33

正行寺（有井城）
正行寺は浄土真宗大谷派の寺院であり、もとは当麻氏(とうまし) の有井城でした。

6/17 8:34

正行寺（有井城）
寺は堀をめぐらし、周囲には民家があり、さらにこれらを外堀(そとぼり)が囲む典型的な二重環濠の城跡としても知られています。

6/17 8:34

正行寺（有井城）
文明年中(1469〜87年)当麻四郎為綱(とうまのしろうためつな)が古城地をもって蓮如(れんにょ)に施与(せよ)し、正行寺を造立したとされています。

6/17 8:39

有井環濠集落
有井城とも呼ばれた当麻氏の居館を中心にした環濠集落です。

6/17 8:40

有井環濠集落
当麻氏は大和朝廷時代から続く一族で、国民（春日大社神徒）として大和中世武士として名が史料に出てくる高田城主高田（当麻）氏が嫡流家で、有井当麻氏はその分家筋。

6/17 8:52

コンピラ山古墳
築山古墳の前方部の東側の丘陵斜面に造成された円墳です。

6/17 8:54

コンピラ山古墳
墳丘は直径95メートルの規模を持つ、全国的に見ても最大規模の円墳であることが判明しました。

6/17 8:56

磐園陵墓参考地(築山古墳)
東側の前方部です。

6/17 9:08

狐井塚古墳（陵西陵墓参考地）
墳丘長75mの前方後円墳だそうです。

6/17 9:10

狐井塚古墳（陵西陵墓参考地）
宮内庁から陵西陵墓参考地として、顕宗天皇（けんぞうてんのう）の皇后・難波小野女王（なにわのおののみこ）の陵墓参考地に治定されています。

6/17 9:13

陵西陵墓参考地 陪冢い号
径6m以上の円墳です。宮内庁によって陵西陵墓参考地（狐井塚古墳）の陪塚に指定されています。

6/17 9:14

陵西陵墓参考地 陪冢ろ号
径13m以上の円墳です。

6/17 9:15

陵西陵墓参考地 陪冢は号
径15m以上の円墳で、宮内庁によって陵西陵墓参考地の陪塚に指定されています。

6/17 9:25

領家山1号墳（陵西陵墓参考地陪塚ほ号）
径20mの円墳であることが判明しました。

6/17 9:34

陵西陵墓参考地陪冢に号
径15m以上の円墳で後世の改変のためか墳頂部が低平となっています。

6/17 9:38

松島茶臼山古墳
5世紀前半に築造された直径50m、高さ6mの円墳とされています。磐園陵墓参考地（築山古墳）の陪冢に治定されているようです。

6/17 9:40

磐園陵墓参考地(築山古墳)
5世紀頃築造された前方後円墳。 墳丘長210mは全国で27番目の大きさ。

6/17 9:43

磐園陵墓参考地(築山古墳)
被葬候補者は第23代顕宗天皇とされているが、 武烈天皇陵との伝承もあるそうです。

6/17 9:51

かん山古墳
築山古墳北側の児童公園内の尾根上に築造された円墳です。

6/17 9:55

かん山古墳
直径が50メートルの円墳で、築造時期は5世紀前半と推定されます

6/17 9:58

古屋敷古墳
一部畑地として利用され、墳形は分からなくなっています

6/17 10:06

大谷2号墳
公園の中ほどに有り、サツキ？の植え込みが墳丘に廻らされていて、まるでUFOのよう　径13mほどの円墳です。

6/17 10:13

大谷1号墳
径33m・高さ6mの円墳で、公園の入口近く、森の中に有ります。

6/17 10:24

大谷山自然公園

6/17 10:37

黒石公園(エガミ田古墳群)
馬見古墳群南群に属する古墳群です。公園内に計6基が保存されているそうです。

6/17 10:40

エガミ田1号墳

6/17 10:41

エガミ田2号墳

6/17 11:05

別所石塚古墳
古墳時代中期に築造されたとみられ、前方部は全壊、削られた後円部のみが残っているようです。

6/17 11:14

別所城山第一号墳
北側にあり全長約44m、2段築成の前方後円墳（帆立貝式）。

6/17 11:15

別所城山第二号墳
南側で東西約19m・南北約21m、高さ約4.5mの円墳。

6/17 11:30

十二社神社十二社神社

6/17 11:31

十二社神社・拝殿
拝殿には数多くの奇麗な絵馬が奉納されていました

6/17 11:31

十二社神社・拝殿

6/17 11:34

坊主山古墳
馬見古墳群南群に属する径30m高さ約5mの円墳です。住宅地の中に残された山林に存在していますが詳細は不明。

6/17 11:42

土山古墳
丘陵を利用した、前方部を西に向ける墳丘長約40m.後円部径約25mの前方後円墳です。

6/17 11:56

御坊中古墳群
未調査の為、築造年代、埋葬施設等が不明の約10mの円墳。

6/17 12:04

鈴山城跡
南側に一ヶ所だけ入口があり、綺麗な堀切が良好な状態で残っておりました。
発掘調査から14世紀後半頃に廃絶した城と考えられているそうです。

6/17 12:25

勘平山1号墳
馬見丘陵の南端に位置する丘陵の頂上部を利用して営まれた5世紀後半の古墳です。

6/17 12:26

勘平山2号墳
1号墳すぐ南西に隣接する勘平山2号墳。

6/17 13:02

狐井稲荷古墳
東西に主軸を持つ、墳丘長約70メートルの前方後円墳と推定されているようです。
古代の豪族の土師氏に関係する古墳なのではないか？との説があるようです。

6/17 13:04

杵築神社

6/17 13:05

杵築神社
狐井の地名の由来の井戸

6/17 13:05

杵築神社
狐井の集落では戦前に村の若者たちが力試しに担げた石があります。

6/17 13:10

まわし池（枡池）推定地
昔、相撲の祖とされる當麻蹴速（たいまのけはや）と野見宿禰（のみのすくね）が相撲を取ったときに、ここでまわしを締めた、また、まわしを洗ったところといわれています。

6/17 13:16

狐井城山古墳
5世紀末から6世紀初頭に築造されたとみられる墳丘長約140メートル、周濠を巡らせた、前方部を北に向ける前方後円墳です。

6/17 13:16

狐井城山古墳
顯宗天皇、武烈天皇の陵墓との説がありますが、治定されてもなく、埋葬されている方はわからないようです。

6/17 13:21

恵心僧都誕生地 石碑
平安時代の人で、大和国葛下郡當麻郷で生まれた。幼少から比叡山延暦寺で修行を積み、比叡山の横川にあった恵心院に住んでいたことから恵心僧都と呼ばれた。

6/17 13:45

相撲発祥伝承の地・腰折田
當麻郷には當麻蹶速という勇敢剛力がいて、天下に敵なしと豪語していた。垂仁天皇が群臣に力くらべ（角力）をするものを求められた。そこで、

6/17 13:45

相撲発祥伝承の地・腰折田
出雲の野見宿禰が召され、両人に力くらべをおさせになった。たちどころに蹶速は腰の骨を折られて死んだ。これにより、蹶速の領地が没収され宿禰に賜った。とあります。

6/17 14:10

只塚廃寺
かっては首子の七号墳として遺跡地図にも載っていたが、仏堂の基壇であったと断定されたそうです。

6/17 14:17

首子4号墳
現状は古墳の残骸が一部残る程度で1辺約27m、高さ約4〜5mの方墳と思われます。

6/17 14:18

首子5号墳 (首子塚)
墳形は円墳もしくは帆立貝式で「首子塚」と呼ばれいます。帆立貝式とすれば全長25m、後円部径20m前後。

6/17 14:24

首子1号墳 (櫟山古墳)
円墳で現状は径10m、高さ3m。元々は径約18m、高さも約5m程度あったと思われます。

6/17 14:32

首子8号墳
径12mの円墳で埋葬施設は横穴式石室（全長7.4m、玄室長3.7m、幅1.37m、羨道幅1.06m）であるが石室そのものは殆ど破壊されていたそうです。

6/17 14:41

蹴速之塚
当麻の蹴速(けはや)という古代の力自慢の男性の供養塔

6/17 14:45

中将堂本舗
中将餅（よもぎ餅）は、葛城の里に昔から伝わる掌大のあんつけ餅を一口の大きさにし、ぼたんの花びらを型どったものです。

6/17 14:47

近鉄　当麻寺駅

撮影機器：

Canon PowerShot SX620 HS Canon

感想

shinichi25

天気予報道理で、良い天気でしたが暑かったです。
前回の、馬見丘陵公園等でも同様で、この地区の古墳は公園として、その中に残されているところが多いように感じられます。
ただし、古墳群として複数の古墳があるようですが、各古墳が明確に区分されておらず重なり合っているようで個々の判別がつきにくいところが多いです。