神威岳（日高山脈）
北海道
Ei-taro
- GPS
- 07:34
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,227m
- 下り
- 1,230m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:42
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 7:34
【全般】
この日、たった一人の神威岳は「沢歩き」の楽しみと中日高の展望の「一角」を垣間見る山行だった。
最後は狭く、朝露の笹に隠れた標高差900m直登は堪えた！
（アキレス腱が切れるかと心配に成る程！）
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2006年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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感想
【車泊〜神威山荘】
＜8月11日（金）＞（前日） ＜神威山荘へ＞
千歳市から3時間半車を走らせ、午後11時山荘に到着。
車が2台あり、登山届けを見るとペテガリ岳に入っている様だ。
＜8月12日（土）＞（当日） ＜神威山荘〜＞
金曜日の夜の移動は強行だった為に、朝は少しゆっくりの4時半に起きて準備
空模様は「基本的に快晴」
しかし、日高山脈の稜線だけは別で、そこだけは雲がかかっている。
（稜線で雲が発生しているのか！？）
山頂に着く頃には雲が切れる事を期待して出発
【神威山荘（登山口）〜沢歩き、そして尾根取付きへ】
＜440m二股＞
神威山荘はニシュオマナイ川の左岸にあり、出発すると程なく右岸へと渡り、造材道跡を利用する。
しばらく行くと登山道は沢を渡る、そこが440m二股だ。
440m二股から尾根取り付きまで基本的には沢歩きだ。
効率よく歩くには巻き道を見つけて利用する事になる。
（2006年8月時点では、適切に赤テープがあり、効率良く誘導してくれた）←しかし、不確実要素あり。
＜尾根取り付き＞
沢の右岸に赤テープがあるのと、沢の大きな岩に赤い矢印のマークがり、そこから道が付いているのを確認した。
標識の類のものは一切無いけれどペンキが著明で安堵感を感じる。
取り付きの標高は700メートルだったと覚えている。
地図の等高線は非常に密で、かなりの急登と読める・・・
それに備え、少し休憩してからの出発
＜直登！＞
山頂へほぼ直登の標高差900m！容赦なし！
また、（2006年、8月12日現在）幅が狭い道には左右から容赦なく笹等が登山道を覆う。
だから、この辺りに道があるのだろうと歩くこともあり、笹の下に登山道を「感じながら」進む箇所も。
笹は朝露にたっぷりと濡れているので全身ずぶ濡れ。
＜アキレス腱殺し＞
普通、「ジグ」を切る傾斜角度ではないのかと・・・
身体に負担の掛からない足運びを心掛けても、アキレス腱に「相当」な負担が掛かる。
山中で切れた場合、相当にマズイ。
＜これらを総合すると＞
全身ずぶ濡れに濡れに濡れて急坂を直登！登山道を足元に感じながら濡れた笹をくぐる様前進
かなり体力よりも精神力を消費、GPSを見る頻度も多くなるさ（あとどれ位？）
＜標高1200m付近から雲の中へ・・・＞
西の方角に広がっていた展望もガスの中へ消えていく・・・
＜ん！？山頂まで400m・・・＞ まだ400m登るのだ
山頂はもしかすると、雲の上かも知れない！？等と淡い希望を抱きつつ直登に堪え、身体をぐいぐい押し出す。
ガスの中、登りに登って傾斜が緩み、トラバースする様になると山頂は近い。
すると青空がのぞき、明るくなってくる！
【神威岳山頂】
＜1992年に設置された山頂標識がお出迎え＞ 日高山脈主稜線
夏山ガイド�て�高山脈の山々（北海道新聞社）の表紙を飾る「神威岳山頂」
そこには立派な山頂標識。しかし、時の流れ・・・標識の脚は無くなり、標識そのものも割れている。
＜アマチュア無線＞ ハンディ機 5W
携帯電話のアンテナ表示は「2本」、au通話可能（2006年8月現在）
帯広に電話連絡、安否の報告と無線機の立ち上を要求（＾＾；
直線距離50数キロなので1W出力で必要十分な交信を楽しんだ。
出力5W ：文句なしに明瞭
出力2．5W：変化なし、明瞭
出力1W ：十分な交信
他、CQに対し応答なし。
＜山頂で一時間程過ごして＞
雲が多いが悪い雲ではない、青空も広がり方向によっては展望も望まれる、まぁ・・・「よし」としよう。
残念な事にペテガリ岳は望めなかったが、主稜線に伸びる「ソエマツ岳」が険しく望まれた。縦走路が付いている。
時折、雲の合間に展望が開ける・・・
日高の山への思いを完全ではないものの、少し昇華させた。
話が変わるけれど、高気圧が張り出す時にこそ「ペテガリ」を目指し、思うままの展望を楽しみたいと強く思う。
【下山は沢歩き少し多めに・・・】
＜下山＞ 1601mの山頂を後にする。
少し下がると展望が開け、それらを楽しみながら山を下った。
朝露に濡れていた笹はほぼ乾いていて下りはそれほど濡れずに下りる。
そして、尾根取り付きに飛び出し一安心。
＜沢歩きと沢くだり＞
沢の石を飛び飛び、又はまき道を行く。
沢は綺麗だからシャッターを押す機会も増える・・・
しかし、そうやっていると前に進めないから、写真は撮りたい所の半分に抑える。
440m二股からは通常、造材道跡を利用するところ、しかしニシュオマナイ川を下ってみた。
＜灯台下暗し！？＞ 晴れ間に雨もパラつく・・・
「神威山荘」と「440m二股」の間はニシュオマナイ川で沢の魅力が「大」な部分の一つだろう。
（通常、山荘〜440m二股は造材道跡を使うのが一般的）
注ぎ込む滝、ナメや函、そして小さいながらも〜があり、大変美しい。
一度腰まで浸かる場所があったものの、その他自分には厳しいと思われる箇所では小さな巻き道を利用してクリア。
【帰路】
一路帯広へー、と今後の「ペテガリ岳」の為に・・・写真を（林道の石）
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