宮之浦岳(淀川登山口〜縄文杉〜白谷雲水峡) 日帰り縦走
コースタイム
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 9:26
小休止の時間は記録していません。
天候 | 雨時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
レンタカーで宮之浦地区の宿から約1時間で淀川登山口 登山口へ送ってもらったあと運転手はそのまま釣りへ。 帰りは白谷雲水峡から路線バス利用で宮之浦地区の宿へ戻りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雨天時、宮之浦岳への登山道は一部水路のようになって足の甲くらいまで浸かりながら歩きますが滑りにくい岩でした。防水効果のある靴は必須。 塗れた木道は大変滑りやすいので注意。私は転びました。 雨水によってところどころ足首まで埋まる砂地が出来ているのも注意。 数度はまり、ゴアテックス靴内部まで濡らしてしまいました。 日によって縄文杉からの渋滞を考慮する必要あり。 白谷雲水峡は沢の増水時は通行不可となるようです。要確認。 |
その他周辺情報 | 宮之浦バス停で降車の際に土砂降りの雨で身動きとれなかったのですが、 バス停前のお土産物屋さんから親切に声をかけていただき雨宿り。 店員さんがとてもあたたかい雰囲気で 試食にいただいた珍しい「かからん団子」も購入させてもらいました。 |
写真
装備
個人装備 |
携帯トイレ二回分
手拭い
ウエットティッシュ
虫除けアロマスプレー
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
ストック
ナイフ
カメラ
荷造り紐
針
糸
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感想
今回は釣りをメインの目的とした二泊三日の屋久島旅行。
相方が1日釣りを楽しむ間に
単独で宮之浦岳〜白谷雲水峡を縦走。
行きはレンタカーで民宿のある宮之浦地区から淀川登山口まで送り届けてもらい、
帰りは白谷雲水峡の路線バスを利用し民宿まで戻る計画としました。
ガイドブックでは一泊二日の行程。
少々ハードそうですが、自分なりに準備を整え挑みました。
出発直前まで天気予報と睨めっこ、単独縦走するか相方と海釣りの一日にするか迷いましたが、送り出してくれた相方に感謝!
当日は不安定な小雨
雨は時折強くもなりますが、同じくらい雲の切れ間から
日が射す事もありました。
雨が強い間は写真は撮りませんでしたが
足元や周囲のしっとりした草木を眺めて楽しみました。水の流れていく様が面白く、雨の多い普段の屋久島の生きてる姿をみせてもらっている気がしました。
天気が良ければ黒味岳にも寄りたかったのですが
悪天で展望に期待できないし、バスのタイムリミットもある為
後ろ髪ひかれながら通過。(一度は戻ってまた悩んでしまうほど。)
登山道は迷うことのない整備された一本道で
特別危険な所もなく、ちょっとしたロープがある箇所などは
家族連れなんかだと楽しめそうです。
ヤクシカには数度出会います。とても可愛く癒されます。
小学生の時に初めて図書館で借りた本が「やくしか」という
屋久鹿の生態研究本だったので、やっと本物に会えた事に感慨ひとしおです。
あの本に「やくしかは海を泳いで渡る」と記されてあったような気がするのですが
今回の旅でそのような事はどこにも紹介されていなかったので、記憶違いでしょうか??
宮之浦岳では永田岳を眺めながら、ゆっくり過ごせました。
この日の私の服装は半袖シャツにアームカバー、下半身はサポートタイツに膝丈ズボン、そしてレインウェア(釣り用に購入した上下一万円の激安ゴアテックス)
道中はかなりの蒸し暑さ。雨も時折強くなるので
迷いつつもレインウェアは着たままですごしました。
汗と泥でみすぼらしい姿でしたが、転んだときに体を守ってくれたのもこのレインウェアですしね♪
山頂で40分のんびりしてから縄文杉へ向けて出発。
ちょっと下ったところで出会ったお兄さんに「山頂は展望ありましたか?;」と尋ねられ、振り返るとさっきまで居た山頂はガスに覆われていました。
お兄さんが登頂する頃はまた晴れたでしょうか。
逞しく爽やかなお兄さんでした。淀川口からタクシー乗れたのかなー?
新高塚小屋ではトイレを利用しましたが、
鍵故障の為、二人で入ってください。という旨の注意書きがありました。
二人で入るにはギリギリすぎるので、私なら誤って背後からいきなり扉を開けられるの覚悟で一人で入るな。とか どうでもいいこと考えながら
拝借しました。沢山の虫たちと共に・・・
トイレを管理していただいてる事、ここにトイレがある事に感謝です。
(島の観光協会で購入した携帯トイレも持参していました)
小屋の周りはシカが多く、獣臭もきつかったです。
ここにテントを張るとしたら色々と気が気じゃないかも。
小屋から程なく縄文杉でしたが、ここから急激に人が増え始め
今までの一人静かな山歩きとのギャップに驚愕。
縄文杉からトロッコ道まで渋滞歩きを余儀なくされます。
稀に気の利いたガイドさんが道を譲ってくださいますが、渋滞の列は果てしなく、
焼け石に水。この何ともならない渋滞にはとてももどかしい思いをしましたが、
山歩きに不慣れな方も入り混じって混雑する細い一本道は
ガイドさんの統率あってこそ通行が可能になっているんだな〜と感心しました。
トロッコ道へ出てやっと渋滞から解放されると、溜まっていたフラストレーションが爆発して速歩がとまらな〜い。
あわよくば14時のバスに乗れて釣りに合流できるかも?!という考えが頭をよぎってから、気持ちは海へ海へ。(夕まずめ夕まずめ!)←もうこれのみ。
途中追い抜いた方達には、私はトイレへ急ぐ人にしか見えなかったでしょう。ちょっと恥ずかしかったのですが、頭の中は釣りでいっぱいになっていました。
この延々と続くトロッコ道、友人と歩いたらスタンドバイミーごっこで盛り上がれそうです。
楠川分かれより白谷雲水峡へ向けて山道へ
ここは想像より険しい登りで、翌日相方とここから再度縄文杉へ向かう予定にしていたので、事前に歩いて確認出来て良かったです。
下りは苦手ですが登り好きな私には、後半にこのルートとても良かったです。
釣りに間に合うかも?と期待も高まりハイペースになっていると
前方からやってきた団体のガイドさんに「元気だねー!(^○^)」と声をかけられました。元気だけが取り柄です。
しかし、太鼓岩を過ぎるとまた渋滞…。
バスが、バスがぁ〜と思うのですが、うまく道を譲ってもらう事は出来ず
仕方なくまたずーっと蟻の行列でした。
白谷雲水峡バス停に到着したのは14:56。16:00最終バスまで時間を潰しました。
宮之浦地区に到着すると土砂降りの雨で夜釣りもままなりませんでしたが
お土産物屋さんでの雨宿りでは島のお姉さんのあたたかさに感謝!よい思い出です。
翌日は晴天!
相方と二人で白谷雲水峡からウィルソン株までのんびりじっくり写真を撮ったりしながらピストン。
この日も渋滞していたので、縄文杉まで歩いたとしたらプラス2時間くらいでしょうか?
釣りが趣味で山歩きは苦手という相方(40代男性)のペースで
休憩諸々含め9時間30分の行程でした。
白谷雲水峡は愉快なネーミングの巨木も多く、二日連続で歩いてもまだ堪能したりないくらい。
最終日は大雨で、目的の釣りが全く出来ず・・・
次があったら釣りも楽しみたいですね♪
屋久島はおっきくて奥がふか〜い島でした!有難うございました!
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