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Yamareco

記録ID: 561695
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
屋久島

宮之浦岳(淀川登山口〜縄文杉〜白谷雲水峡) 日帰り縦走

2014年09月21日(日) [日帰り]
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コースタイム

日帰り
山行
8:34
休憩
0:52
合計
9:26
5:30
183
淀川登山口
8:33
9:10
78
宮之浦岳
10:28
10:33
46
新高塚小屋
11:19
11:29
207
縄文杉
14:56
白谷雲水峡バス停
トロッコ道の途中でバイオトイレに寄りましたが、とても綺麗でした。
小休止の時間は記録していません。
天候 雨時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス レンタカーで宮之浦地区の宿から約1時間で淀川登山口
登山口へ送ってもらったあと運転手はそのまま釣りへ。
帰りは白谷雲水峡から路線バス利用で宮之浦地区の宿へ戻りました。
コース状況/
危険箇所等
雨天時、宮之浦岳への登山道は一部水路のようになって足の甲くらいまで浸かりながら歩きますが滑りにくい岩でした。防水効果のある靴は必須。
塗れた木道は大変滑りやすいので注意。私は転びました。
雨水によってところどころ足首まで埋まる砂地が出来ているのも注意。
数度はまり、ゴアテックス靴内部まで濡らしてしまいました。

日によって縄文杉からの渋滞を考慮する必要あり。
白谷雲水峡は沢の増水時は通行不可となるようです。要確認。
その他周辺情報 宮之浦バス停で降車の際に土砂降りの雨で身動きとれなかったのですが、
バス停前のお土産物屋さんから親切に声をかけていただき雨宿り。
店員さんがとてもあたたかい雰囲気で
試食にいただいた珍しい「かからん団子」も購入させてもらいました。
5:30小雨の真っ暗スタートでしたがすぐに明るくなる。駐車場には車は一台も無し。先行スタートのお兄さん達はタクシーでした。道は明瞭でとっても歩き易い。深い森というより明るい森でした。足元の白砂がそう思わせるのかな?
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5:30小雨の真っ暗スタートでしたがすぐに明るくなる。駐車場には車は一台も無し。先行スタートのお兄さん達はタクシーでした。道は明瞭でとっても歩き易い。深い森というより明るい森でした。足元の白砂がそう思わせるのかな?
とにかく静か。メルヘンチックな雰囲気。
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とにかく静か。メルヘンチックな雰囲気。
この辺りから大きな岩がごろごろ。なんか可愛い。
この辺りから大きな岩がごろごろ。なんか可愛い。
トイレと巨神兵
箱庭のよう。
地味ですが、こんな景色も屋久島っぽくていいですね〜〜!
地味ですが、こんな景色も屋久島っぽくていいですね〜〜!
しゃくなげの花の季節を想像して歩きました♪
しゃくなげの花の季節を想像して歩きました♪
やっぱり箱庭の中に迷い込んだように感じます。
やっぱり箱庭の中に迷い込んだように感じます。
おもしろい岩がたくさん。不思議です〜
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おもしろい岩がたくさん。不思議です〜
振り返るとまた違う景色です。宮之浦岳ピストンも楽しいでしょうね。ちょくちょく振り返り撮影しながら歩きました♪
振り返るとまた違う景色です。宮之浦岳ピストンも楽しいでしょうね。ちょくちょく振り返り撮影しながら歩きました♪
8:33 宮之浦岳 山頂着
時計を確認すると登山口から3時間。目標は4時間だったので目を疑いましたが、想定外の-1時間をのんびり過ごす事に。
丁度雲も晴れてきました〜〜!青空?海?も!わーー♪
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8:33 宮之浦岳 山頂着
時計を確認すると登山口から3時間。目標は4時間だったので目を疑いましたが、想定外の-1時間をのんびり過ごす事に。
丁度雲も晴れてきました〜〜!青空?海?も!わーー♪
誰かがやってくる気配もないので、
岩の上にカメラを置いて、使い慣れないセルフタイマーで撮影してみました。このひとり遊びに結構な時間を費やしました。
このピンクおばちゃん、近づく程に雨・汗・泥で汚れており、それはそれは怪しいですよ〜〜。
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誰かがやってくる気配もないので、
岩の上にカメラを置いて、使い慣れないセルフタイマーで撮影してみました。このひとり遊びに結構な時間を費やしました。
このピンクおばちゃん、近づく程に雨・汗・泥で汚れており、それはそれは怪しいですよ〜〜。
青いところは海かなぁ?まさにラピュタな世界です。
青いところは海かなぁ?まさにラピュタな世界です。
永田岳、独特な風貌がいいですね!歩いたらどんななんだろう?
この景色を眺めながら宮之浦のスーパーで購入したワッフルと珈琲で優雅なティータイム。風があたると肌寒いのであったかい珈琲だったら尚良かったかな。
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永田岳、独特な風貌がいいですね!歩いたらどんななんだろう?
この景色を眺めながら宮之浦のスーパーで購入したワッフルと珈琲で優雅なティータイム。風があたると肌寒いのであったかい珈琲だったら尚良かったかな。
山頂をあとにすると、徐々にガスが。
山頂をあとにすると、徐々にガスが。
それでも時々海が見えたり、ころころ変化するお天気も箱庭ラピュタな景色も何もかも楽しい♪
それでも時々海が見えたり、ころころ変化するお天気も箱庭ラピュタな景色も何もかも楽しい♪
この辺りから蒸し暑くなってきました。鹿臭・獣臭強め。
この辺りから蒸し暑くなってきました。鹿臭・獣臭強め。
なんかかっこいー!
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なんかかっこいー!
宮之浦岳から1時間20分程で新高塚小屋。ここまでそんなにアップダウンなく歩けるので、とても近く感じます。
宮之浦岳から1時間20分程で新高塚小屋。ここまでそんなにアップダウンなく歩けるので、とても近く感じます。
小屋内部。
登山口からここまで出会ったのは計6名。
とても静かだっただけに、この後の急激な人の多さにクラクラする事に・・・
小屋内部。
登山口からここまで出会ったのは計6名。
とても静かだっただけに、この後の急激な人の多さにクラクラする事に・・・
縄文杉みえた!が、手前のデッキは人で溢れています。
今までとのあまりのギャップに気分はクロコダイルダンディー。
人混みが耐えられない。
デッキの端から人を掻き分け進み、縄文杉は早々に後にします。
縄文杉みえた!が、手前のデッキは人で溢れています。
今までとのあまりのギャップに気分はクロコダイルダンディー。
人混みが耐えられない。
デッキの端から人を掻き分け進み、縄文杉は早々に後にします。
拝んでいる方もいました。目がチカチカして読めず、写真にだけはおさめました。
あの場に居続けたら貧血で倒れていたかも。
都内の人混みも満員電車も平気なのに、この時は心の準備がなさすぎました。情けない〜〜
拝んでいる方もいました。目がチカチカして読めず、写真にだけはおさめました。
あの場に居続けたら貧血で倒れていたかも。
都内の人混みも満員電車も平気なのに、この時は心の準備がなさすぎました。情けない〜〜
縄文杉 大きくって写真におさめるの難しいです。頑張ったのはここまで。
縄文杉 大きくって写真におさめるの難しいです。頑張ったのはここまで。
カラフルです。森林観察というより可愛い山ガール観察になっていました。
カラフルです。森林観察というより可愛い山ガール観察になっていました。
縄文杉は触れませんが、この木は触れますよ〜 とガイドさん。
ガイドさんの説明は色んなところから聴こえてきます。
縄文杉は触れませんが、この木は触れますよ〜 とガイドさん。
ガイドさんの説明は色んなところから聴こえてきます。
トロッコ道を速歩で抜け、楠川分かれより白谷雲水峡へ。
今までよりちょっとワイルドめの道。ピンクのリボンをたどります。体力がない人はちょっと辛そう。翌日に相方とこのコースから縄文杉へ向かう予定です。下見を兼ねています。相方用の栄養補給おやつを沢山持って行こう!と思いました。
トロッコ道を速歩で抜け、楠川分かれより白谷雲水峡へ。
今までよりちょっとワイルドめの道。ピンクのリボンをたどります。体力がない人はちょっと辛そう。翌日に相方とこのコースから縄文杉へ向かう予定です。下見を兼ねています。相方用の栄養補給おやつを沢山持って行こう!と思いました。
変わった巨木が沢山で面白いです。
変わった巨木が沢山で面白いです。
水はとにかく豊かですね〜!
水はとにかく豊かですね〜!

装備

個人装備
携帯トイレ二回分 手拭い ウエットティッシュ 虫除けアロマスプレー Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 携帯 時計 ストック ナイフ カメラ 荷造り紐

感想

今回は釣りをメインの目的とした二泊三日の屋久島旅行。
相方が1日釣りを楽しむ間に
単独で宮之浦岳〜白谷雲水峡を縦走。

行きはレンタカーで民宿のある宮之浦地区から淀川登山口まで送り届けてもらい、
帰りは白谷雲水峡の路線バスを利用し民宿まで戻る計画としました。

ガイドブックでは一泊二日の行程。
少々ハードそうですが、自分なりに準備を整え挑みました。
出発直前まで天気予報と睨めっこ、単独縦走するか相方と海釣りの一日にするか迷いましたが、送り出してくれた相方に感謝!

当日は不安定な小雨
雨は時折強くもなりますが、同じくらい雲の切れ間から
日が射す事もありました。

雨が強い間は写真は撮りませんでしたが
足元や周囲のしっとりした草木を眺めて楽しみました。水の流れていく様が面白く、雨の多い普段の屋久島の生きてる姿をみせてもらっている気がしました。

天気が良ければ黒味岳にも寄りたかったのですが
悪天で展望に期待できないし、バスのタイムリミットもある為
後ろ髪ひかれながら通過。(一度は戻ってまた悩んでしまうほど。)

登山道は迷うことのない整備された一本道で
特別危険な所もなく、ちょっとしたロープがある箇所などは
家族連れなんかだと楽しめそうです。
ヤクシカには数度出会います。とても可愛く癒されます。
小学生の時に初めて図書館で借りた本が「やくしか」という
屋久鹿の生態研究本だったので、やっと本物に会えた事に感慨ひとしおです。
あの本に「やくしかは海を泳いで渡る」と記されてあったような気がするのですが
今回の旅でそのような事はどこにも紹介されていなかったので、記憶違いでしょうか??

宮之浦岳では永田岳を眺めながら、ゆっくり過ごせました。
この日の私の服装は半袖シャツにアームカバー、下半身はサポートタイツに膝丈ズボン、そしてレインウェア(釣り用に購入した上下一万円の激安ゴアテックス)
道中はかなりの蒸し暑さ。雨も時折強くなるので
迷いつつもレインウェアは着たままですごしました。
汗と泥でみすぼらしい姿でしたが、転んだときに体を守ってくれたのもこのレインウェアですしね♪

山頂で40分のんびりしてから縄文杉へ向けて出発。
ちょっと下ったところで出会ったお兄さんに「山頂は展望ありましたか?;」と尋ねられ、振り返るとさっきまで居た山頂はガスに覆われていました。
お兄さんが登頂する頃はまた晴れたでしょうか。
逞しく爽やかなお兄さんでした。淀川口からタクシー乗れたのかなー?

新高塚小屋ではトイレを利用しましたが、
鍵故障の為、二人で入ってください。という旨の注意書きがありました。
二人で入るにはギリギリすぎるので、私なら誤って背後からいきなり扉を開けられるの覚悟で一人で入るな。とか どうでもいいこと考えながら
拝借しました。沢山の虫たちと共に・・・
トイレを管理していただいてる事、ここにトイレがある事に感謝です。
(島の観光協会で購入した携帯トイレも持参していました)

小屋の周りはシカが多く、獣臭もきつかったです。
ここにテントを張るとしたら色々と気が気じゃないかも。

小屋から程なく縄文杉でしたが、ここから急激に人が増え始め
今までの一人静かな山歩きとのギャップに驚愕。
縄文杉からトロッコ道まで渋滞歩きを余儀なくされます。
稀に気の利いたガイドさんが道を譲ってくださいますが、渋滞の列は果てしなく、
焼け石に水。この何ともならない渋滞にはとてももどかしい思いをしましたが、
山歩きに不慣れな方も入り混じって混雑する細い一本道は
ガイドさんの統率あってこそ通行が可能になっているんだな〜と感心しました。

トロッコ道へ出てやっと渋滞から解放されると、溜まっていたフラストレーションが爆発して速歩がとまらな〜い。
あわよくば14時のバスに乗れて釣りに合流できるかも?!という考えが頭をよぎってから、気持ちは海へ海へ。(夕まずめ夕まずめ!)←もうこれのみ。
途中追い抜いた方達には、私はトイレへ急ぐ人にしか見えなかったでしょう。ちょっと恥ずかしかったのですが、頭の中は釣りでいっぱいになっていました。
この延々と続くトロッコ道、友人と歩いたらスタンドバイミーごっこで盛り上がれそうです。

楠川分かれより白谷雲水峡へ向けて山道へ
ここは想像より険しい登りで、翌日相方とここから再度縄文杉へ向かう予定にしていたので、事前に歩いて確認出来て良かったです。
下りは苦手ですが登り好きな私には、後半にこのルートとても良かったです。
釣りに間に合うかも?と期待も高まりハイペースになっていると
前方からやってきた団体のガイドさんに「元気だねー!(^○^)」と声をかけられました。元気だけが取り柄です。

しかし、太鼓岩を過ぎるとまた渋滞…。
バスが、バスがぁ〜と思うのですが、うまく道を譲ってもらう事は出来ず
仕方なくまたずーっと蟻の行列でした。
白谷雲水峡バス停に到着したのは14:56。16:00最終バスまで時間を潰しました。
宮之浦地区に到着すると土砂降りの雨で夜釣りもままなりませんでしたが
お土産物屋さんでの雨宿りでは島のお姉さんのあたたかさに感謝!よい思い出です。

翌日は晴天!
相方と二人で白谷雲水峡からウィルソン株までのんびりじっくり写真を撮ったりしながらピストン。
この日も渋滞していたので、縄文杉まで歩いたとしたらプラス2時間くらいでしょうか?
釣りが趣味で山歩きは苦手という相方(40代男性)のペースで
休憩諸々含め9時間30分の行程でした。
白谷雲水峡は愉快なネーミングの巨木も多く、二日連続で歩いてもまだ堪能したりないくらい。

最終日は大雨で、目的の釣りが全く出来ず・・・
次があったら釣りも楽しみたいですね♪ 
屋久島はおっきくて奥がふか〜い島でした!有難うございました!

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