アスカベ平テントサイトまで辿り着けず学生のザックを持ってエスケープ

2023年06月24日(土) [日帰り]

• GPS: 06:30
• 距離: 13.4km
• 登り: 1,102m
• 下り: 1,089m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:14
• 休憩: 0:02
• 合計: 6:16

9:58 柏木バス停
12:52 12:53 天笠平
14:37 14:38 天笠平
16:14 ゴール地点

当初ではテントサイトまで同行して、ザイルの使い方を教えた後、テント張り訓練をして学生に喝を入れる予定であった

天候

天候
熱中症への対策が最大限必要であったと思われる。
雲が多かったため日光が酷くなかったのが幸いであるが
風弱く湿気が多かったため体力が奪われる感じであった。
高度が上がるにつれ気温が低下し熱中症リスクは低くなったと思われる

観点望気
9:45/360m/柏木バス停
気温29度/高層雲/雲量10/雲行/東/風速2m/風向/東南/風弱く湿度高い熱中症リスク大

アクセス

利用交通機関：

自家用車

公共交通機関利用の場合はバスの本数が少ないため要注意です

コース状況／危険箇所等

1020m付近の登山道北北西斜面は崖地形の為
滑落したら助からない感じであった

その他周辺情報

マイナーコースの為か周辺設備はあまり充実していない感じであったが
付近の民宿旅館等に宿泊すればゆったり静かな宿泊ができるのではないかと思った。

写真

天気図です
前線に引っ掛かっておらず雲は多かったが降雨はなかった

ガーミンの方のログです。
Aパーティー、Bパーティーとあり合計16名程の大所帯
道間違いしてるPTもあり

6/24 8:08

大和上市で学生を待機・・・
1回生の早いうちに事故リスクに繋がりそうな問題行動を矯正・摘み取る必要があります

6/24 9:41

最近の学生登山ではとにかく色々注意しなくてはならない部分が多い。熱中症対策もその一例である

6/24 10:29

初心者・メンバーが多いPTはこのような箇所の通過で時間ロスが蓄積する。

6/24 11:11

たまに学生PTに同行してますが鬱陶しいと思われるくらいに紙地図コンパスの使用を教えています。
当部はスマホ登山全盛ですがアナログ的な部分をベースにデジタル機器を補助的に使用という方針である。

6/24 13:21

気温は徐々に下がりつつあって熱中症リスクは低下していたが
学生が途中でへたり込み休ませてくれと言い出した
時間が押しておりテントサイトへの到着が大幅に遅れる可能性があると判断し当該学生には活動を継続するかどうかの意思確認を行った

6/24 14:46

エスケープ中です・・・
80リットル以上の作りのしっかりした大型ザックは
トラブった際に他メンバーの荷物をぽいぽい放り込めるという利点があるのを改めて思い知らされる。
薄いぺらぺらのザックにはできないと思う。

6/24 16:06

途中までまさかのザック2個持ちで下山・・・
道中ではひたすらに学生を励まし続けた。
このような結果となったが部活動に入ってくれた以上は指導・面倒を見るつもりである。
写真のような静かに控えめに佇む祠的なものは自分は好きである

6/24 16:22

大和上市まで車で学生を送り届ける
色々話を聞いていると自分のすぐ近くに住んでいる学生のようであった。

撮影機器：

FinePix XP140 富士フイルム

装備

備考

・食糧報告
夕食メニューを勝手に変更していたようだ。（変更する場合の一報がなかった）
・装備報告
何かしらの忘れ物はしていたと思う。
水パックからの漏れがある者がいた。
防水対策ができていないようであった。
・衛生報告
共にエスケープした学生S君は初登山で昼に血を吸われメンタル的にダメージを負っていたようであった。
メンバーの中には高校生時代熱中症の後遺症のために1年間通学できなくなった経験のある者がいた。当部としても活動中の熱中症に対しては最大限警戒・配慮・対策と取る必要があると思われる。

感想

あさ〜だ＠ワンダーフォーゲル

テントサイトまであと45分くらいという地点で
途中入部の1回生S君が座り込み動けませんみたいな仕草をしだした。
他のメンバーの行動に遅延が生じ危険が及ぶと判断し本人にこのまま続行するか下山するか決めよと伝えたところ下山を選択したので共にエスケープ。
なお、途中まで学生が何かしらの体調不良に陥っていると判断し
学生のザック1個も持ってザック2個持ちで途中まで歩いた。
下山途中からは学生の歩調は軽快になり
体調不良・体力不足ではなくメンタル的なものであったと私は判断した。
登山慣れしていなかった部分もあると思うが
本人にはこういう逆境を自分なりに乗り越えて部活を続けて欲しいと思う。