記録ID: 56707
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山滑走
白馬・鹿島槍・五竜
小谷 栂池 裏鵯峰 / 稗田山 大崩落
2010年02月07日(日) [日帰り]
nakaji
その他3人
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 573m
- 下り
- 1,788m
コースタイム
08:30 栂池高原スキー場 山麓
09:00 栂池高原スキー場 ゴンドラ降り場
09:30 ハイク開始
11:00 鵯峰着 ピットテスト 滑走準備
11:30 滑走開始
11:50 チーム分け後、稗田山登り返しポイントへ移動
13:00 稗田山(赤倉山付近)大崩落着
ピットテスト 滑走準備
13:45 滑走開始
14:30 金山橋 林道移動
17:00 中土駅着
09:00 栂池高原スキー場 ゴンドラ降り場
09:30 ハイク開始
11:00 鵯峰着 ピットテスト 滑走準備
11:30 滑走開始
11:50 チーム分け後、稗田山登り返しポイントへ移動
13:00 稗田山(赤倉山付近)大崩落着
ピットテスト 滑走準備
13:45 滑走開始
14:30 金山橋 林道移動
17:00 中土駅着
天候 | 雪 → 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年02月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
各ポイントでHSDが80を越える中、移動性高気圧に見舞われて、午後から気温が上昇した。 鵯峰からの裏(北斜面)は、連日の北西からの風の為、表面はややパックされているものの走る雪で非常にエキサイティング。good snow。 積雪安定性も、目立った弱層は確認されず(1月29日、2月1日の弱層は確認されたが、1m以上も下。HSDが強い結合をしていた) 稗田山登り返しポイントは視界が効いていれば問題なく確認できるが、 視界が悪い時は見つけるのに手間どいそうな為、晴れている時にでも確認をする事おすすめする。 稗田山(赤倉山)への登り返しは、特に注意すべき箇所は無い。 大崩落: 基本的に全てのエントリーポイントが40度オーバーであり、 かつ、崩落内の地形は変化に飛んでいて入念なインスペクションが必要であり、 積雪の安定性もシビヤに判断する必要がある。 ピットテスト(北東斜面 30度)の結果、good HSDが1m50程度。その下の弱層はみあたらなかった。 但し、HSDがこの量の為、スラフの量が半端な量ではないと想像出来るため、エスケープルートの確認と、スラフ処理の技術がとわれる。 地形が入り組んでいるため、滑走時のポイントは”無理はせず”自分の視界に入った情報以上を想像しての滑りは大きな事故が起きる可能性が高いエリアと思う。 入念なインスペクションをしていないのであれば、無茶な行動は、絶対にすべきではないと思う。 基本的にすべてが雪崩地形であり、その弱点を付いたルートをかっ飛ばすのが大崩落の醍醐味だと思うんで、入念なインスペクションをして望みたい。 最後の金山沢のゴルジュ帯も左右から雪崩の可能性大。 一気に通過が必要。遅い時間の通過はおすすめできない。 金山橋通過後の林道では危険なポイントは無いが、兎に角中土駅までが本当に長い。こんかいも2時間以上要した。 僕たちは17時に麓に着いたが、ギリギリの時間だと思う。 遅くとも麓に16時に到着できるよう、13時には滑走を開始しなければ後が辛くなるのはもちろんの事、斜面が陰り、フラットライト状態となる。 |
写真
撮影機器:
感想
今シーズンの課題の一つである、稗田山大崩落地帯を滑って来た。
積雪安定性、地形、スキー技術、判断能力、登行技術等、総合力が試されるルートに厳冬期にチャレンジし、達成でき非常に満足な冒険だった。
当初、不帰2峰にフォーカスを定めていたが、積雪が多過ぎる事が想像出来たため、
プラン変更して、大崩落にチャレンジした。
滑り出しの斜度は50度以上、
地形は複雑に変化に飛んでおり、
雪は北西の風の影響を受け、うねっている。
標高差はたかだか300m程度だが、大崩落は殆どが雪崩地形であり、その弱点を突いたルートを如何に見いだせるかが勝負になった。
途中、仲間がサイズ1.5の面発生全層雪崩を誘発。雪付きが薄い箇所だった為、全層の面発生となった。本人は上手くかわしたが、50度以上での雪崩は危機一髪だった。
その後の雪崩のスピードも半端なかった。
滑りはイマイチだったが、本コースを制覇できて本当に満足です。
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