秋田駒ケ岳


- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 866m
- 下り
- 865m
コースタイム
12時35分 8合目小屋到着・小休止
13時00分 8合目小屋出発
14時25分 阿弥陀小屋到着
8時45分 阿弥陀小屋出発
9時45分 8合目小屋到着・小休止
10時10分 8合目小屋出発
10時45分 アッスルスキー場到着
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
年が明けてからの週末の天気は、今ひとつパッとしない天気が続いています。
そんな中、先週の3/5、6にやっと良い天候に恵まれましたが、自分は仕事が入ったため山に出かけることができませんでした。
なので、今週は、1週間ぶりの冬山です。
今回は仲間5人で、田沢湖高原アッスルスキー場から秋田駒ケ岳に入ることにしました。
天気予報では、寒気が流れ込み天候は下り坂で、大雪注意報が発令されていましたが、盛岡の朝は岩手山がくっきりと姿を見せていました。
もしかして、「晴れる!?」なんて淡い期待を抱きましたが、盛岡を出発する頃には岩手山の姿は見えなくなっていました。
アッスルスキー場の駐車場で準備しているといきなり雪が降り始めてきました。
急かされるようにリフト3本を乗り継ぎ、スキーにシールを付け、まずは8合目の小屋を目指して歩き始めました。
降り始めた雪はいつしか止み、比較的穏やかな天候の中、8合目小屋を目指しました。
アッスルスキー場から8合目小屋までは、雪に埋もれた夏道沿いに進んでいきます。雪に埋もれた夏道は、雪上車が通っているようで、きれいに圧雪されていました。
しばらく進むと林を抜け、広い雪原が姿を見せます。ここまでくると8合目避難小屋はすぐそこです。
さすがに風が少し気になってきましたが、決して強風ではありません。ひとまず8合目の小屋に入って小休止を取りました。
8合目の小屋から阿弥陀小屋までは、8合目の小屋の南の沢に入り、やがて右手の尾根に取り付き、あとはひたすら尾根を登りつめることになります。
空の白と雪の白で空と尾根の境がわからない中、とにかく尾根を進みました。
先頭を行く私は、辺りがあまりに真っ白なので、踏み出す1歩先が雪の上なのかどうかの区別がつかない状態のなか、かなり慎重に進みました。
阿弥陀池手前の最後の一登りにさしかかったところで、斜面が氷結していたことから、スキーを外しツボ足で進みました。
阿弥陀池手前のピークでコンパスを阿弥陀小屋に合わせ、真っ直ぐ進みます。
すると、さきほどまで真っ白で何も見えなかった空間に、一瞬ですが阿弥陀小屋が姿を現しました。
はしごで2階に上がり冬季用の入口から中に入り、早速ツェルトを広げ熱い紅茶をすすりました。
翌朝はまさにホワイトアウトの世界でした。頂上アタックはあきらめ、下山することにしました。
登りでスキーを外した斜面をスキーで降りるのは無理と判断し、ピークをまいて下りることにしました。
まずは阿弥陀小屋から真っ直ぐにピーク方面を目指します。そこから右手の谷側に入りますが、崖になっている個所があるので十分に注意しながら進みました。
正直、こんなに辺りが白いと平衡感覚がおかしく感じました。
今は、左手が山、右手は谷で、斜面を横切るように進んでいるはずなのに、平らな雪原を進んでいるかのような錯覚に陥りました。
かろうじて、雪を射すストックの位置が左右で違うことで、ここが斜面であることが認識できるだけです。
無事にピ−クを巻いて、あとは登ってきた尾根をそのまま降りれば8合目の小屋というところまでたどり着きました。
すると、下から雪上車が上がってきたのか、サイレンやエンジンの音が聞こえてきました。どうやらツアー客を乗せて8合目に上がってくるようでした。
コンパスで方向を確認しながら、サイレンが聞こえる方向に下りていくと、ちょうど8合目の小屋の脇に雪上車が止まっているのが見えてました。
8合目の小屋に入って小休止したあと、アッスルスキー場を目指して滑りました。
アッスルスキー場に着きシールを外しているところで、急に雪が降り始め、気温が下がったように感じられました。
ゲレンデを滑っているときが、今回の山行で一番寒かったかもしれません。
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