金ヶ崎駒ケ岳


- GPS
- --:--
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 827m
- 下り
- 811m
コースタイム
12時25分 頂上
15時25分 養豚場脇に下山
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日は仲間6人で、夏油三山のひとつ金ヶ崎駒ケ岳への登山です。
雪がない時期であれば登山口から比較的容易に登れる山のひとつだと思いますが、積雪期となると話は別です。
登山口までおよそ3.5キロの林道歩きがおまけについてくるからです。なので、車でどこまで林道に入れるかが重要なポイントです。
東北自動車道を南下するにつれて、周辺の田んぼが白くなってくるのがわかりました。どうやら、今朝積雪があったようです。
北上江釣子ICで降りると、一般道はまだ雪で白いところもあり、登山口を目指して山に近づいていくと、すっかり冬道になりました。
目印の金ヶ崎温泉を過ぎ、登山口の看板を確認して西に曲がり、林道を進みます。
林道は、養豚場の横まで入ることができましたが、その先は吹き溜まりで通り抜けられそうにありません。ここに車を置いて入山することにしました。
時折、冷たい風が全員が吹くものの晴天のなか、山スキーを履いて、林道を進みました。
吹き溜まりを越えてからわかったのですが、林道は一度除雪されており、ところによっては雪が着いていない個所もあったことから、雪解けが進めば、けっこう奥まで車で入れそうです。
林道を進むうちに、今朝降ったふかふかの新雪がシールにくっつき始めました。ちょっと歩きにくくなりましたが、そのまま鳥居がある登山口まで進みました。
ここで小休止を取り、一度スキーを脱ぎ、シールにワックスを塗りこんでから出発しました
ここから林道と離れて山に入り、尾根を登っていきます。
太陽がまぶしくなるにつれ、雪質が変わり、足元の雪の感触が変わってきました。
いつしか雪庇が張り出した1本尾根の登りになりました。
さっきまでの青空はどこかに行ってしまい、吹きさらしの尾根は冷たい風が吹いています。
再び小休止をして、再び登り始めると自分の山スキーのビンディングの調子がおかしくなり、すぐプラブーツが外れるようになってしまいました。
ひとり山スキーをあきらめ、ツボ足になりすすみました。
しかし、小ピークの手前で急に雪が深くなり、足が刺さるようになったので、背負ってきたスノーシューを履いて、仲間を追いかけました。
小ピークを登ると目の前に駒ケ岳の頂上が飛び込んできました。その横にはうっすらと経塚山の姿も見ることができます。
待っていた仲間に追いつくと、みんなで思案顔でした。
頂上直下に見える雪庇の様子からスキーで登るのは危なそうだと考えていたようです。
すでにスノーシューを履いていた自分の見て、みんなでスキーをあきらめることにしました。
結局、スノーーシューがひとり、ワカンがひとり、ツボ足4人で頂上を目指しました。
頂上への登りになると雪が突然深くなり、腰の高さまであるラッセルを強いられました。
スノーシューを履いた自分がトップで進みましたが、あまりの雪の深さにすぐに息切れし、トップを交代しました。
しかし、ツボ足部隊ではほとんど前に進みません。
再び自分がトップになり、今度は息切れしないようマイペースでゆっくり進み、頂上を目指しました。
やがて雪壁のうえに奥ノ宮の屋根が見えてきました。
頂上は強風が吹き荒れていたため、記念写真を撮って、すぐさまみんながスキーを脱いだ地点まで戻って、遅い昼食を取りました。
お昼を食べる頃には、先ほどまでの強風が嘘のようになくなり、穏やかな天候になりました。
下山中に雪が降り始め、上着がすっかり濡れてしまいました。
林道に出てから車までは、傾斜がわずかにあるだけでスキーで滑ると言うよりは、スキーで歩く感じで、とても疲れてしまいました。
無事下山し、近くの金ヶ崎温泉に入って身体を温めてから帰路につきました。
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