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記録ID: 571770
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ハイキング
近畿

熊野古道

2014年11月14日(金) [日帰り]
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たもちゃん その他2人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:25
距離
17.3km
登り
924m
下り
1,337m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:13
休憩
0:12
合計
7:25
7:48
272
スタート地点
12:20
12:26
16
12:42
12:44
89
14:13
14:13
46
14:59
15:03
10
15:13
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
2014年11月14日 08:00撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
11/14 8:00
2014年11月14日 10:00撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
11/14 10:00
2014年11月14日 10:12撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
11/14 10:12
2014年11月14日 10:56撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
11/14 10:56
2014年11月14日 11:48撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
11/14 11:48
2014年11月14日 11:59撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
11/14 11:59
2014年11月14日 12:14撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
11/14 12:14
2014年11月14日 12:16撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
11/14 12:16
2014年11月14日 13:03撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
11/14 13:03
2014年11月14日 13:39撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
11/14 13:39
2014年11月14日 14:29撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
11/14 14:29
2014年11月14日 14:32撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
11/14 14:32
2014年11月14日 15:08撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
11/14 15:08

感想

 熊野古道2日目、今日はいよいよ熊野本宮大社に到着する。渓谷沿いにある民宿の温度計は1度を示しているが、外を散歩してもその寒さは肌に感じず暖かい感じがする。
 民宿の周りには名前の ”まるまる” に習った直径30cm程の丸い石、干し柿を作る波板を利用した風車、昨日のしゃぶしゃぶ鍋の人数に合わせた仕切り板と、自作の制作物が結構多い。そんな手製品は釣りを楽しむ時間を増やすための、手間を省くものが多い。民宿が一緒だった北海道の方と近露から朝一のバスに乗り、それぞれ昨日のゴール点まで戻って歩き始める。道路標示の温度は昨日より2度低い5度だったが、民宿で味わったように暖かく感じる。
 小広峠のバス停から緩い坂道で体を慣らしながら、昨日の熊瀬川王子の分岐点まで戻る。熊瀬川王子を経て100m程高度を上げ、仲人茶屋跡へ150m程下る。下り始めると先行者が見え始めそれが北海道の方と分かる。
 前の川を渡ると仲人茶屋跡らしいが通行止めの看板が出ていて、迂回路を歩かざるを得ないらしい。ここで休憩するが、北海道の方に香港からの賑やか団体も合流する。”熊野古道マップ”ではこの迂回路は平坦路になっているのだが、実は岩神峠に至る階段で作られたほぼ直線的な上りで、ペースを落とせずに一気に登り切る。これが普通のペースなのだが先行していた北海道の方を追い抜き、香港の男組に追いついてしまった。ここで仲間を15分ほど待ったのだが汗をかいていたので寒かった。高低差は250m程だが今日一番の難所だった。この後も迂回路を歩き続け本来の熊野古道と合流する蛇形地蔵にようやく到着する。こちら側からも岩神王子への道は通行止めになっていて、ここで一つだけ通過できない王子が出来てしまった。マップにも”通行止め”とは記載されていなかったのでこのショックは大きかった。2012年製のマップには迂回路が記載されているので、2010年以前に本来の熊野古道は崩れていたのかもしれない。
 
ここから湯川王子を経て最後の上りになる三越峠を登る。峠には熊野古道ピアにあわせて建造された立派な休憩所があり大休止を摂る。ここで民宿のお弁当おにぎり3個の内の1個をお腹に収める。この峠でも仲間より先行したので北海道の方とまたで会う。英語も話せるのに寡黙を通されていたが、ここでの会話は今日の行程や一緒のペースで歩いていた香港の団体さんの”賑やかさや元気さを” 感心するように気さくに話していた。今日の行程で彼とはこれが最後の出会いだった
 ここからは急な登りもなく川沿いにある船玉神社、猪鼻王子を経て10年前に歩いた発心門ー熊野半宮大社へ向かう。
 発心門への最後の登りにさしかかったときに、10年前の記憶が鮮明に蘇る。この坂道の出口になるところにある鳥居である。10年前はこの道を歩いていないが、この道を少し下り鳥居の写真を撮ったのだ。この発心門で休憩を取り残り2個のおにぎりを食べる。途中に自販機もあるのでお水も飲み干す。
 古道を歩き始めると木の作り物が飾られていたりと古い記憶が時々蘇る。水呑王子を経て伏拝の展望所に至る。茶店に温泉で作るコーヒーがあったのだが、団体さんで占領されていたのでしばらく展望所で時間をつぶす。NHKテレビで”ほんまもん”が放映されていたときに自宅を提供されていた方も楽しく話しかけてくる。この茶店はその後作られたそうだ。茶店で出すコーヒーはインスタントコーヒーを温泉で入れるもので、200円だが特別にうまいということはない。
 昨日の民宿で外人さん夫婦が、「寄り道になるが行った方がいいですよ」とおっしゃっていたのだが、ここまでは寄り道するような場所がなかった。いよいよ本宮大社というときに”展望所”という表示が出てきた。多分これだろうということで展望所に寄り道をした。この寄り道は正解で、川の流れも見え何より大斎原の鳥居が見えるのだ。昔は大斎原に本宮がありその鳥居が伏拝から見られたそうだ。その代わりという展望所かもしれない。
 最後の祓殿王子をへて熊野本宮大社の裏鳥居を、3人で手を繋ぎ一緒にくぐり万歳を三唱する。これでようやく熊野古道のしがらみから解放されると思うと嬉しくなってくる。この熊野古道最後になった1泊2日だったが、10月のダイヤ改正でバスの時間が変わっていたり、スマホで確認した”くろしお”の発車時間を読み間違ったりと、高齢者と一言で片付けられない間違いが多く出ていた。要経過観察である。3人であったが、仲間と熊野古道を完走できたことに感謝する。

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