記録ID: 5751538
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白神山地・岩木山
秋田県/田代岳
2023年07月23日(日) 〜
2023年07月24日(月)


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 08:28
- 距離
- 29.0km
- 登り
- 977m
- 下り
- 680m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 7:13
距離 23.4km
登り 1,004m
下り 42m
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
06:27 弘前 07:13 早口 -------------------- 07:17 早口駅 07:48 たしろ温泉ユップラ 08:06 山瀬郵便局 08:44 十ノ瀬 藤の郷 09:24 秋田県道68号線 離脱 09:43 ホラ吹カフェ 一休 + 休憩 10:05 ホラ吹カフェ 一休 | 自動車 10:30 糸滝 11:20 大川目川・蕗原沢 合流地点 11:50 五色滝 入口 12:10 大広手登山口 13:12 4合目分岐 14:31 田代岳 宿泊 06:00 田代岳 06:54 4合目分岐 07:30 大広手登山口 07:43 五色滝 入口周辺 | 自動車 08:45 たしろ温泉ユップラ + 入浴 10:10 たしろ温泉ユップラ | 自動車 10:20 早口駅 10:35 弁慶 + 食事 11:08 弁慶 11:16 早口駅 -------------------- JR奥羽本線 990円 11:18 早口 11:28 大館 : 乗換 11:34 大館 17:49 弘前 |
写真
@JR早口駅
発車メロディが響く弘前駅2番線ホームに転びそうになりながら06:27発の電車に乗車。街中でタクシーは拾えるだろうと高を括った結果、過去一重いザックを背負い駅まで歩く羽目になった。これから片道30km歩くというのに大丈夫なのだろうか?
地名の「早口」は旧田代町(現大館市)合併前の北秋田郡早口に由来している。田代岳山頂も早口に所在しているが、4合目分岐までは旧山瀬の区域の部落(地元の表現に合わせています)を歩いていく。
発車メロディが響く弘前駅2番線ホームに転びそうになりながら06:27発の電車に乗車。街中でタクシーは拾えるだろうと高を括った結果、過去一重いザックを背負い駅まで歩く羽目になった。これから片道30km歩くというのに大丈夫なのだろうか?
地名の「早口」は旧田代町(現大館市)合併前の北秋田郡早口に由来している。田代岳山頂も早口に所在しているが、4合目分岐までは旧山瀬の区域の部落(地元の表現に合わせています)を歩いていく。
@岩瀬 赤川→山田 茂屋
東西から山が迫る狭い土地全体に田んぼが続いている。この田んぼの中央を一直線に貫く道を歩いた。この地域は「あきたこまち」の生産地。秋の実り向けて青々とした分げつ期の稲が靡いていた。
車は県道68号線を通るので、気楽に歩けるのが良かった。
東西から山が迫る狭い土地全体に田んぼが続いている。この田んぼの中央を一直線に貫く道を歩いた。この地域は「あきたこまち」の生産地。秋の実り向けて青々とした分げつ期の稲が靡いていた。
車は県道68号線を通るので、気楽に歩けるのが良かった。
@ホラ吹カフェ一休(岩瀬 羽立)
建物の中にいた方から休憩のお誘いを頂いて、荷物を置いて椅子に座る。わざわざウォーターサーバーで水を冷やして頂き、何杯も飲んだ。彼らは時折ここで集まって会話を楽しんでいるとのこと。田代岳へ登ると話すと、車で糸滝まで送って頂けることになった。
建物の中にいた方から休憩のお誘いを頂いて、荷物を置いて椅子に座る。わざわざウォーターサーバーで水を冷やして頂き、何杯も飲んだ。彼らは時折ここで集まって会話を楽しんでいるとのこと。田代岳へ登ると話すと、車で糸滝まで送って頂けることになった。
@糸滝・糸滝沢川
御年70のおじさまと道中会話していた。山瀬ダムにあった集落や田代ロケット試験場にあった大鰐からの開拓地の話など地元の話を教えてくれた。特に気になったのは糸滝の滝つぼ近くにある洞窟の伝承。滝つぼまでのアクセスは困難で確認は難しいものの蝙蝠が住む「掘られた」洞窟があるらしい。時宜も目的も解明されていない。この伝承を知る人も少なくなってきたと話していた。糸滝手前にある駐車場で下車。登頂したら連絡してと、名刺も頂いた。
御年70のおじさまと道中会話していた。山瀬ダムにあった集落や田代ロケット試験場にあった大鰐からの開拓地の話など地元の話を教えてくれた。特に気になったのは糸滝の滝つぼ近くにある洞窟の伝承。滝つぼまでのアクセスは困難で確認は難しいものの蝙蝠が住む「掘られた」洞窟があるらしい。時宜も目的も解明されていない。この伝承を知る人も少なくなってきたと話していた。糸滝手前にある駐車場で下車。登頂したら連絡してと、名刺も頂いた。
@大川目川
山瀬ダム以降の道は砂利道で、斜面には土砂崩れの跡が数多く残る。しかし、上流にロケット試験場がある関係で通行量も多く、幅員は広めに作られている。バイクでツーリングする猛者もいる。ダムより上流の川の流れは起伏に富んでいるところもあれば清流の箇所もあり、歩いていて飽きが来ない。
山瀬ダム以降の道は砂利道で、斜面には土砂崩れの跡が数多く残る。しかし、上流にロケット試験場がある関係で通行量も多く、幅員は広めに作られている。バイクでツーリングする猛者もいる。ダムより上流の川の流れは起伏に富んでいるところもあれば清流の箇所もあり、歩いていて飽きが来ない。
@田代岳
田代岳山頂に到着。神社と避難小屋が一緒になっている。山頂の草木のないところには多くのトンボで溢れており、歩くと道を開けていくように飛んで行ってしまう。
車に乗せてもらったおじさまへ登頂の連絡すると、明日の朝に迎えに来て頂けることになった。本当にありがたい。
田代岳山頂に到着。神社と避難小屋が一緒になっている。山頂の草木のないところには多くのトンボで溢れており、歩くと道を開けていくように飛んで行ってしまう。
車に乗せてもらったおじさまへ登頂の連絡すると、明日の朝に迎えに来て頂けることになった。本当にありがたい。
@田代岳山頂避難小屋
入口以外の窓はすべて閉じられているので、日光による熱気が留まり30℃以上の蒸し部屋だった。しかし、入口を開けると虫が入ってきそうなので、どうしようもない。
汗で重くなった衣服を脱いで、半袖短パンに着替える。
入口以外の窓はすべて閉じられているので、日光による熱気が留まり30℃以上の蒸し部屋だった。しかし、入口を開けると虫が入ってきそうなので、どうしようもない。
汗で重くなった衣服を脱いで、半袖短パンに着替える。
@田代岳
強風オールバックの曲を使用したCMを見て買ってしまったカップヌードル・シーフード味。早朝、魔法瓶に熱湯を注いでタオルに包んで持ってきたが、全く冷めることなく、注いで3分で十分柔らかくなっていた。山頂で食べるカップラーメンが旨いと聞いていたが、確かだった。塩味が染みる。
強風オールバックの曲を使用したCMを見て買ってしまったカップヌードル・シーフード味。早朝、魔法瓶に熱湯を注いでタオルに包んで持ってきたが、全く冷めることなく、注いで3分で十分柔らかくなっていた。山頂で食べるカップラーメンが旨いと聞いていたが、確かだった。塩味が染みる。
@田代岳
大館市と北秋田市の市街地の明かりが付き始めた。晴れてはいるものの、月といくつかの星以外は見えず、星空を堪能することはできなかった。大量にいたトンボもすっかりいなくなってしまった。
20:00就寝。22:00になると小屋内の温度が下がっていき肌寒くなったので寝袋に入る。
大館市と北秋田市の市街地の明かりが付き始めた。晴れてはいるものの、月といくつかの星以外は見えず、星空を堪能することはできなかった。大量にいたトンボもすっかりいなくなってしまった。
20:00就寝。22:00になると小屋内の温度が下がっていき肌寒くなったので寝袋に入る。
@田代岳
02:20起床。04:00になると鳥の囀りが聞こえてくる。
日の出は雲に隠れて、朧げにしか見えなかったが、日の出の時間になるにつれて、地平線に沿って一筋の赤線が伸びていくのが面白かった。
02:20起床。04:00になると鳥の囀りが聞こえてくる。
日の出は雲に隠れて、朧げにしか見えなかったが、日の出の時間になるにつれて、地平線に沿って一筋の赤線が伸びていくのが面白かった。
@田代岳
06:00避難小屋から出発。少し風が吹いているが問題ないと判断した。おじさまへこれから下山すると一報を入れる。08:00に登山口まで迎えに来てくれる様だ。感謝しかない。
湿地帯のロードマットを歩くと、葉先についた朝露によって靴と裾を濡らしていく。結構濡れた。
06:00避難小屋から出発。少し風が吹いているが問題ないと判断した。おじさまへこれから下山すると一報を入れる。08:00に登山口まで迎えに来てくれる様だ。感謝しかない。
湿地帯のロードマットを歩くと、葉先についた朝露によって靴と裾を濡らしていく。結構濡れた。
@大広手登山口
1時間半で下山完了。車が来るまで30分あり、留まっていると虫が寄ってくるので少し降りることに。
この時間が通勤時間帯なのか、ロケット試験場に向かう車が土煙を立てながら相次いで登ってきた。過酷な職場だ。
1時間半で下山完了。車が来るまで30分あり、留まっていると虫が寄ってくるので少し降りることに。
この時間が通勤時間帯なのか、ロケット試験場に向かう車が土煙を立てながら相次いで登ってきた。過酷な職場だ。
@たしろ温泉ユップラ 入浴400円
おじさまにここで降ろしてもらう。ここでお別れと思いきや、入浴後施設から出ると、作業用の車両に乗り換えて近くに待機していた。早口駅まで再び乗せていただき、至れり尽くせりだった。
温泉は露天風呂あり、シャンプー・ボディソープ備え付け。レストランは11:00から開始。
おじさまにここで降ろしてもらう。ここでお別れと思いきや、入浴後施設から出ると、作業用の車両に乗り換えて近くに待機していた。早口駅まで再び乗せていただき、至れり尽くせりだった。
温泉は露天風呂あり、シャンプー・ボディソープ備え付け。レストランは11:00から開始。
感想
初の小屋泊!
初めての小屋泊が有人で営業している小屋ではなく、避難小屋なのは、いろいろと階段を飛ばしすぎているように思うが、気にしないことにした。
今回の山行では「ホラ吹カフェ 一休」の方々の助けが非常に大きかった。
この場を借りて、あらためて感謝いたします。
ありがとうございました。
(書き込み中…)
下山後は弁慶でラーメンを頂いた。
帰りは登山口から車で移動して予想より何時間も早く着いたため、電車の時刻表を確認していなかった。ラーメンを食べ終わり、アプリで検索すると、10分後に早口駅発の電車があることを知る。
店主と別れて国道7号線を渡ってから駅まで走った。歩く小学生を過ぎ去り、駅前の商店街を疾走する。店のガラスに映る重そうなザックを背負う半袖短パンの自分の姿を横目に駅に到着。跨線橋を渡って、ホームに着くと丁度電車が入線してきた。
往路の弘前駅と全く同じ状況がそこにはあった。
クーラーが稼働する車中、タオルで汗を拭いて呼吸を整える中、ふと思う。
23歳の大人になって、成長したのは身長と知識量だけ。
小学生の頃と比べて、遊びに行くために向かう場所も背負うものも異なるけれど、青空の下で走り回っている姿は変わらなかった。
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