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記録ID: 5758120
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無雪期ピークハント/縦走
中国山地西部

山口県 莇ヶ岳(1004)に再度挑む

2023年06月09日(金) [日帰り]
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kariogaryu その他2人
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中国道にて鹿野ICより国道315号線を北上。戸根で分かれ、同じように北上する。小河内川に沿って走り、小さな社のある石槌辺りで狭くなった車道(舗装路)に入りそのまま北上する。最深部には自家用車なら10台近く停められる駐車スペースがある(すぐそばには川が流れている)。鹿野インターより30分?足らず。
コース状況/
危険箇所等
  
     山口県 莇ヶ岳(あざみがだけ)(1004.0)に登る

日時:2023年6月 9日(金)     天気:晴れ
コース:(上り)駐車場所〜莇ヶ岳登山口〜尾根道を登る〜鎖場脇の登山道を登る〜莇ヶ岳  
    (下り)莇ヶ岳〜山頂少し奥の東側の尾根道を下る〜尾根道から分かれる〜桧木林の急斜を下る〜駐車場所
  
  中国道鹿野ICよりR315を北上。地図上の「戸根」の手前でR315と分かれ、小河内川に沿って北北東に進む。石槌神社手前辺りから車道は二分し、左手の狭い舗装路に入る所を間違え島根県との境まで出かけ、あえなく分岐まで引き返す。
  右手に小川を見ながら緩い勾配をどんどん走ると自家用車なら10台近くが駐車できる広場に達する。ここに車をとめて山頂に向かう。10分近く川沿いの狭い林道跡を緩やかに上ると「莇ヶ岳登山口」の標識に出会い、ここから左手の山道に入る。
  所で弟見(おととみ)山を含めて過去2回くらいは莇ヶ岳に登ったような気がする。そのうち1回は登山道わきにカタクリが咲いていたことを憶えている。ということは仏峠から莇ヶ岳まで往復したのだろうか?残りの1回は莇ヶ岳だけを往復したのだろうか?大きな一枚岩のようなものがあり鎖が階段状に何ヶ所かに付いていたような気がしていた。ところが実際、登ってみると大きく違っていたことが分かった。とくに最初に出くわした三の鎖(実は二の鎖だった)は今まで抱いていた鎖場(石鎚山の鎖場)と大きく異なり、巨岩そのものが眼前に大きく迫り、全体をつかむことが出来なかった。おまけにハング状の巨岩には大きな鉄の輪っかが鎖でつながっていたが、一体いつごろどのようにして取り付けられたのだろうか?不思議そのものである。それにしても輪っかが取り付けられているものの、若かりし頃岩登りをしていてもとても取っ付けそうになかった。
  
  あらためて山の紹介をすると以下の通り。駐車場所からさらに狭くなった舗装路(車通行不能)を7〜8分歩くと莇ヶ岳への登山口(標識有り)に出くわし、ここで左手の山の中に入る。この登山口から5分ばかり登ると短いアルミの梯子(4段)が現れ、桧木林の中の急登が続き、さらに5分ばかり登ると枝尾根に出くわし以後尾根伝いに登った。標識のある登山口から40分近く登った所でベンチ(2脚)に出くわした(駐車場所から約50分)。その後も尾根伝いに登るが露岩帯が断続的に現れ、長いロープも現れた。露眼帯が終わるとそのうち目の前に行く手を阻むような巨岩が現れた。巨岩には丸くて大きな鎖が数珠のように垂れ下がっている。どうも三の鎖(前述のように実は二の鎖だった)のようで取っ付きは巨大なハング状の岩になっており全体は見えないが、とても取っ付けそうになかった。あきらめて巨岩のほとりを登っていると二の鎖(実は三の鎖?)への分岐もあったが、これもあきらめて二の鎖のほとりを登ったが、これも道幅が狭く急な上りがわずかばかり続いた。そのうち三の鎖からの合流点に達し、ここから5分足らず登ると莇ヶ岳の山頂だった。
  山頂の北半分は樹林帯(避難小屋のような建物があった)で展望は閉ざされていたが、南半分は伐採されたのかも知れないが、展望はすこぶる良好で油谷湾方面から瀬戸内海そして西中国山地の山々がパノラマ風に見渡すことができた(なお弟見(おととみ)山は避難小屋の少し先の樹々の間からぽつんと一つだけ聳えたっているのが見え思わず感激)。その後、山頂にあるアルミ製の長椅子を使わせてもらって昼食とした。
  
  展望を楽しんだ後は下山に向かう。登って来たルートとは異なり避難小屋より少し奥の東側の急斜を下るルートを使って見た。始め傾斜がきつくロープが頻繁に続いた。10分ばかり下ると緩やかな尾根道に代わりブナ林が続き、快適そのもの。その後は、地図上の最低鞍部らしき場所から今回出発した登山口まで沢沿いに下るのかなと思っていたが、歩けど歩けどそれらしき道は全く見当たらない。結局,915mのピーク手前まで尾根歩き(始めは殆ど下り一方だったが、そのうちアップダウンの繰り返しで思いの外、体力を使った)が続いた。この辺りまでは道幅も広くはっきりしていたが、道幅が急に狭くなると尾根道から分かれ、右手(南側)の桧木林の急斜をどんどん下り始めた。細いロープも頻繁に現れ、結局40分足らず下った所で駐車場所のすぐそばに架かっている小橋に達した。
  
  (追)
  今回余り紹介されていない避難小屋少し奥から東に向かって下るコースを使ってみた。危険な場所があるわけではないが、下るにしたがって急な斜面の下りやロープが頻繁に現れる。急斜を下り終えるとブナ林の緩やかな尾根道が続き、最低鞍部あたりから上りのアップダウンが続く。
  その後、尾根道と分かれると駐車場所に向かって桧木林の中の急な下りが続く。道幅も狭くスリップしやすいので慌てず慎重に下ることである。鉄の小橋を渡り切ると車をとめた場所に戻る。このルートを上りとして使うには道幅も狭く傾斜もきついのであまりお勧め出来ない。
  (参考タイム)
  (上り)駐車場(0.10)莇ヶ岳登山口(0.55)二の鎖(0.10)莇ヶ岳                                                                計 約1時間15分
  (下り)莇ヶ岳(0.02)下山道分岐(0.40)小ピーク(案内板あり)(0.35)鉄パイプの小橋
   (0.01)駐車場所    計 約1時間20分
  
その他周辺情報 登山口は山の中で駐車場所以外はなにもない。
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