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Yamareco

記録ID: 5785588
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無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

高山病で苦しんだ富士山

2023年08月01日(火) [日帰り]
 - 拍手
oysam natinn4 その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:52
距離
3.8km
登り
653m
下り
53m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:54
休憩
1:00
合計
3:54
距離 3.8km 登り 654m 下り 53m
12:35
20
12:55
12:56
28
14:43
14:54
7
15:01
15:03
0
15:01
6
15:07
8
15:15
15:25
7
15:32
15:48
8
15:56
16:03
9
16:12
16:16
11
16:27
0
16:27
ゴール地点
山小屋到着時にログを停止。下山は必死だったのでログを取り忘れました。
天候 登り始めはガスの中、六合目から山頂方面は雲間から青空がった。
やがて下から雷雲が迫り、宿に到着する少し前から雨に降られたが本降りの前に何とか宿に到着。
到着してしばらくすると、突風と雨で気温も下がり大変な状況に。。。

下山を始めた18時頃には風は落ち着き、雨も小降りになった。

七合目の岩場を過ぎて砂利道まで来ると雨も上がり、夜景がとても綺麗だった。
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
富士山パーキング
コース状況/
危険箇所等
七合目は急な岩場が続きます。
途中の山小屋から夜間に下山する時は、岩場の下りになるので注意が必要です。
朝5時半に荷物運搬用ブル道を開放してもらえるので、朝まで我慢できるなら我慢して明るいブル道を下った方が安全です。
予約できる山小屋
日の出館
本七合目鳥居荘
豆工房で揃えたTシャツ!
豆工房で揃えたTシャツ!
2023年08月01日 12:51撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
8/1 12:51
スタートはガスでした。
2023年08月01日 12:51撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
8/1 12:51
スタートはガスでした。
泉ヶ滝の分岐はすごい人!
2023年08月01日 12:55撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
8/1 12:55
泉ヶ滝の分岐はすごい人!
泉ヶ滝のオオヤマオダマキ
2023年08月01日 12:55撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
8/1 12:55
泉ヶ滝のオオヤマオダマキ
ガスが気持ちいい
2023年08月01日 13:10撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
8/1 13:10
ガスが気持ちいい
六合目までは観光の人もたくさん歩いてます。
2023年08月01日 13:10撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
8/1 13:10
六合目までは観光の人もたくさん歩いてます。
六合目に到着、本格的な登りの前に休憩。
2023年08月01日 13:26撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
8/1 13:26
六合目に到着、本格的な登りの前に休憩。
登り始めると上の方が晴れてきた‼️
2023年08月01日 14:05撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
8/1 14:05
登り始めると上の方が晴れてきた‼️
いろんな格好の人が登ってます。
2023年08月01日 14:06撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
8/1 14:06
いろんな格好の人が登ってます。
七合目の山小屋群が見えてきた。
2023年08月01日 14:13撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
8/1 14:13
七合目の山小屋群が見えてきた。
うちらの泊まる宿が見えてきたのかな?
2023年08月01日 14:17撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
8/1 14:17
うちらの泊まる宿が見えてきたのかな?
トモエ山小屋館のクリームパンは売り切れてました。
2023年08月01日 15:23撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
8/1 15:23
トモエ山小屋館のクリームパンは売り切れてました。
七合目の岩場で雨が降ってきました。
2023年08月01日 16:24撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
8/1 16:24
七合目の岩場で雨が降ってきました。
もうすぐ本日の宿、東洋館です。
2023年08月01日 16:25撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
8/1 16:25
もうすぐ本日の宿、東洋館です。
みんな元気に登ってきました。
2023年08月01日 16:26撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
8/1 16:26
みんな元気に登ってきました。
宿に着いて寛いでいたら、1時間くらいで妻の高山病が発症。
2023年08月01日 16:27撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
8/1 16:27
宿に着いて寛いでいたら、1時間くらいで妻の高山病が発症。
部屋は仕切られていて、清潔でとても快適でした。でも、泊まることはありませんでした。
2023年08月01日 17:21撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
8/1 17:21
部屋は仕切られていて、清潔でとても快適でした。でも、泊まることはありませんでした。
あまりに辛いので、宿を飛び出し下山を始めます。
2023年08月01日 18:11撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
8/1 18:11
あまりに辛いので、宿を飛び出し下山を始めます。
気休めと知っていても酸素缶を2回、買いました。一瞬ですが気分が良くなりました。
気休めと知っていても酸素缶を2回、買いました。一瞬ですが気分が良くなりました。
1時間半かけて急な岩場を何とか下り切りました。花小屋まで来れば、あとは砂利道なので少し気分が楽になりめした。
2023年08月01日 19:35撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
8/1 19:35
1時間半かけて急な岩場を何とか下り切りました。花小屋まで来れば、あとは砂利道なので少し気分が楽になりめした。
いつの間にか雨が上がり、山中湖の花火が綺麗に見えました。
2023年08月01日 20:18撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
1
8/1 20:18
いつの間にか雨が上がり、山中湖の花火が綺麗に見えました。
花火に気が紛れたのか、この辺を歩いてる時はかなり気分が良さそうでした。だいぶ標高を下げたので、このまま回復に向かうと思ったけど、それは間違いでした。
2023年08月01日 20:26撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
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8/1 20:26
花火に気が紛れたのか、この辺を歩いてる時はかなり気分が良さそうでした。だいぶ標高を下げたので、このまま回復に向かうと思ったけど、それは間違いでした。
六合目から五合目は何度も倒れ込みながら、必死で歩きました。歩かないと帰れない、自分を何度も奮い立たせて。。自分は無力でした。。。
2023年08月01日 21:51撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
8/1 21:51
六合目から五合目は何度も倒れ込みながら、必死で歩きました。歩かないと帰れない、自分を何度も奮い立たせて。。自分は無力でした。。。

感想

10:40 五合目到着、高度順応を兼ねて昼食、準備運動
12:30 5合目出発、水分をこまめに取りながら、休憩も多めに、ゆっくりと登っていきました。
16:30 7合目、東陽館に到着。標高2900m。
18:00 夕食の時間、この直前から頭痛と吐き気が激しくなり、宿の方に相談して下山を決意。少しでも明るいうちに、と18時過ぎに山小屋を出る。

 ※吉田ルートの七合目は山小屋が密集しているのですが、登山道は結構急な岩場です。山頂から下山する時には専用の下山ルートがありますが、山小屋から下山するには急な岩場を引き返さなければなりません。雨も降っていたので、細心の注意を払って下りました。
 山小屋の方によると、朝5時半になれば荷揚げブルドーザー用の砂利道を特別に開放してくれるとのことですが、とても待てる状況ではありませんでした。

途中の山小屋で酸素缶を吸ったら一時的に良くなりましたが、効果は一時的。分かってはいましたが気休めになればと2回、購入しました。

七合目一番下にある山小屋を過ぎれば岩場は終わるので、そこまでは本当に気を使いました。岩場を過ぎると砂利の道なので、二人で手をつないで歩きました。雨はやみ、下界の夜景がとても奇麗でした。山中湖では花火を打ち上げており、花火を眺めながら六合目までゆっくりと下りました。このころは酸素缶の効果か分かりませんが一時的に症状が良くなり、普通に会話もできていましたが、六合目に着いたら再び症状が悪化。そこから先は会話も困難、全身の痺れも併発し、何度も倒れこんでしまいました。救助要請をしようか何度も迷いましたが、本人が絶対に嫌だと言って何とか五合目に辿り着きました。

22:20 五合目到着。

ここがゴールではありませんでした。24時間開放されている休憩所で休ませてもらいましたが、ここから下るには明朝のバスは始発が6時、それまでは待てないのでタクシーを呼びました。タクシーでもスバルラインのゲートが開くのが3時なので、早くても3時半過ぎの到着、でも症状は悪化、4時間以上待つことは出来ず、ついに救急車を呼びました。

23:25 救急車要請

0:20 救急車到着
1:00 病院到着

医師によれば典型的な高山病の症状に、呼吸が小刻みになることにより過呼吸を併発し、体内の二酸化炭素が減って血液がアルカリ性になり全身に痺れが出たとのことで、時間の経過とともに自然に良くなりますということでした。

点滴をして1時間くらいしたらだいぶ良くなり、痺れも無くなりました。点滴の間にタクシーで車を取りに行きました。

朝方、家に帰りましたが、気持ちが悪いのが暫く続き、その日は一日中寝てました。そして翌日、完全に回復しました。

五合目の管理人の方、救急隊の皆様、病院の皆様、本当に優しく親身に対応して頂き有難うございました。

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