高山病で苦しんだ富士山


- GPS
- 03:52
- 距離
- 3.8km
- 登り
- 653m
- 下り
- 53m
コースタイム
- 山行
- 2:54
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 3:54
天候 | 登り始めはガスの中、六合目から山頂方面は雲間から青空がった。 やがて下から雷雲が迫り、宿に到着する少し前から雨に降られたが本降りの前に何とか宿に到着。 到着してしばらくすると、突風と雨で気温も下がり大変な状況に。。。 下山を始めた18時頃には風は落ち着き、雨も小降りになった。 七合目の岩場を過ぎて砂利道まで来ると雨も上がり、夜景がとても綺麗だった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
七合目は急な岩場が続きます。 途中の山小屋から夜間に下山する時は、岩場の下りになるので注意が必要です。 朝5時半に荷物運搬用ブル道を開放してもらえるので、朝まで我慢できるなら我慢して明るいブル道を下った方が安全です。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
10:40 五合目到着、高度順応を兼ねて昼食、準備運動
12:30 5合目出発、水分をこまめに取りながら、休憩も多めに、ゆっくりと登っていきました。
16:30 7合目、東陽館に到着。標高2900m。
18:00 夕食の時間、この直前から頭痛と吐き気が激しくなり、宿の方に相談して下山を決意。少しでも明るいうちに、と18時過ぎに山小屋を出る。
※吉田ルートの七合目は山小屋が密集しているのですが、登山道は結構急な岩場です。山頂から下山する時には専用の下山ルートがありますが、山小屋から下山するには急な岩場を引き返さなければなりません。雨も降っていたので、細心の注意を払って下りました。
山小屋の方によると、朝5時半になれば荷揚げブルドーザー用の砂利道を特別に開放してくれるとのことですが、とても待てる状況ではありませんでした。
途中の山小屋で酸素缶を吸ったら一時的に良くなりましたが、効果は一時的。分かってはいましたが気休めになればと2回、購入しました。
七合目一番下にある山小屋を過ぎれば岩場は終わるので、そこまでは本当に気を使いました。岩場を過ぎると砂利の道なので、二人で手をつないで歩きました。雨はやみ、下界の夜景がとても奇麗でした。山中湖では花火を打ち上げており、花火を眺めながら六合目までゆっくりと下りました。このころは酸素缶の効果か分かりませんが一時的に症状が良くなり、普通に会話もできていましたが、六合目に着いたら再び症状が悪化。そこから先は会話も困難、全身の痺れも併発し、何度も倒れこんでしまいました。救助要請をしようか何度も迷いましたが、本人が絶対に嫌だと言って何とか五合目に辿り着きました。
22:20 五合目到着。
ここがゴールではありませんでした。24時間開放されている休憩所で休ませてもらいましたが、ここから下るには明朝のバスは始発が6時、それまでは待てないのでタクシーを呼びました。タクシーでもスバルラインのゲートが開くのが3時なので、早くても3時半過ぎの到着、でも症状は悪化、4時間以上待つことは出来ず、ついに救急車を呼びました。
23:25 救急車要請
0:20 救急車到着
1:00 病院到着
医師によれば典型的な高山病の症状に、呼吸が小刻みになることにより過呼吸を併発し、体内の二酸化炭素が減って血液がアルカリ性になり全身に痺れが出たとのことで、時間の経過とともに自然に良くなりますということでした。
点滴をして1時間くらいしたらだいぶ良くなり、痺れも無くなりました。点滴の間にタクシーで車を取りに行きました。
朝方、家に帰りましたが、気持ちが悪いのが暫く続き、その日は一日中寝てました。そして翌日、完全に回復しました。
五合目の管理人の方、救急隊の皆様、病院の皆様、本当に優しく親身に対応して頂き有難うございました。
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