堂岩山〜白砂山〜八間山〜イカ岩の頭
- GPS
- 09:49
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,320m
- 下り
- 1,320m
コースタイム
- 山行
- 8:08
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 9:48
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
連続登山の3日目。2時に起床してテント場を3時40分に後にし,キャンプ場の駐車場まで。身支度をした後,登山口の駐車場まで移動。駐車場間は2分程度。10台ほどが停まっていたが,釣りをする人も多いようで,白砂山へ向かうのは私が最初だったようだ。
良く整備された登山路を1時間ほどで地蔵山に到着する。路から10mほど入ったところが刈り払いされており,休むのに良い。3日目となると少し体が重く,やはり歳を感ぜずにはいられない。
歩きやすい路を更に進んでいると,1880m辺りにある水場の入り口付近で後ろから凄いスピードで歩いてくる男性に追い抜かれた。まるで平地を歩いているような速度であっと言う間だった。
堂岩山は樹林に囲まれて見通しがきかないが,ここも刈り払いがされたスペースがあり,一息入れられる。少し行ったところで白砂山が初めて顔を見せ,直ぐに八間山との分岐点に出る。ここからはこの先の登山路が良く見え,谷風が吹いてきて火照った体を冷やしてくれ,とても気持ちが良い。
ただ,ここから暫くは路に笹などが被さっていて,たちまち靴の中も含めて下半身がずぶ濡れになった。行き届いた整備も前半だけだったかと思いながら歩いていると,エンジン音が聞こえてきて,最前,追い抜いて行った人が草刈り作業を行っていた。あのスピードはただものではないと思ったが,こういうことかと納得。お陰様で快適な登山ができる。感謝!
稜線上は四方に山並みを眺めながら,高山植物も多く咲いており,楽しい歩きができた。途中,小さな水溜りがあったが,中を覗くとヤゴのようなものが何匹も動いていた。こんな小さな所で生き延びているとはタフさに驚く。
白砂山頂は広くはないがゆっくりと腰を下ろして休めるスペースがあり,他に誰も居ないこともあってのんびりと寛げた。「ぐんま県境稜線トレイル」というものがあって,この先,三国峠,平標山を経由して谷川岳の先まで続いているらしい。遥かに続く路を目で追いながら,それらの山々に思いを馳せるのも楽しい。
ポツポツと到着する人も出てきたので下ることに。景色と花々を楽しみながら,のんびりと来た路を戻る。八間山との分岐点までに7,8パーティーとすれ違った。ここから八間山まで小さなピークを昇り降りしながら進むが,陽が高くなってきたこともあり風が途切れるとやたらと暑い。木陰も少ないので黒渋の頭の少し先で小さな灌木を見つけて陰で涼んだ。
八間山は少し広い空き地になっていて,腰を下ろしてゆっくりと休める。ただ,日差しを遮るものがないので汗が中々ひかない。ここからハンノキ沢に向かって降る予定だったのだが,間違えて野反峠(富士見峠)の方に進んでしまった。八間山に至る少し手前に分岐点があり,そこまで戻ってから進むところを,コロッと忘れてそのまま直進したためである。10分程も進んでから地形の違いに気づいたが,登り返すのも面倒だし,湖畔伝いの路を通るのも面白そうと思い,そのまま進むことにした。しかし,こんな単純ミスをするとは,少々惚けが始まっているのか?
イカ岩の頭という奇妙な名前の小ピークを越えて進むが,この頃には膝が痛み出していた。やはり体力的な限界に近いのか・・。仕方がないので,周囲の花や,ちらちらと見える野反湖の眺めなどで気を紛らわせながら野反峠まで下る。峠には休憩舎,駐車場があり多くの観光客で賑わっていた。道標に従って湖畔を巡る道を辿るが,足の痛みもありスピードは出ない。5キロ余りの距離を1時間程度かけて歩いた。道沿いにはヤナギラン等の花も多く,それなりには楽しめたが。
駐車場で一息ついた後,温泉に向けて出発。ネット検索で見つけた「尻焼温泉バーデ六合」という医療施設の中に作られた温泉に向かう。診察受付の前を通った奥に温泉の受付があり,こじんまりとしたお湯だった。5人も入れば一杯になりそうだったが,シャワーも使えるしサッパリとなった。何より400円はありがたい。
帰路の道は渋滞もほとんどなく,3日間の充実した山行を終えることができた。自分の体力の限界も見えてきたし,次の山行を考える上で有用だった。又,最近,興味を持ち始めている高山植物にも多く出会えて,これからの楽しみも増えた。さて,次はどこへ行こうかな。
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