阿蘇 南郷往還 北向山原生林


- GPS
- 08:46
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 857m
- 下り
- 1,827m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年02月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
北向山直下の久木野から瀬田へ抜ける南郷往還は、途中の谷部分がほとんど崩壊し、土砂が流れ込むか、崩壊し崖になっている場所が多数ある(数が多くて数えていない)。 道はほとんど使われていないので、踏み分けを判断するのも難しい部分はあるが、原生林の中に巨大な杉並木がありルートの目印になる。 確保用のロープはあったほうがいい。危険箇所には、トラロープがあり、確保なしでも歩くことはできるが安全のため何箇所か確保した方がいいと思う。 GPSは、お守り代わりに是非持参を。地図上のルートと実際のルートが大きく違うことがあります。 写真はカメラを忘れて1枚もありません。 下山口には、岩戸の里という温泉がすぐ近くにあります。 |
感想
前回の北向山から立野方面の岩戸神社に下るルート(南外輪山一周ルートの一部)から今回は南郷往還(阿蘇の南郷谷と熊本を結ぶ昔の交易路)と北向山原生林の中を歩く、という趣旨で3時間半を予定しました。
予想では、往還は、古道なので「道の状況は、比較的安定している。」と思っていましたが、北向山から立野方面に急角度に駆け下る急斜面を横切る形になるので、全体的に荒れており、それでも尾根側の道は比較的安定していましたが、谷側になるとほとんど崩壊していました。土砂で埋まっているとルートを見失うし、削られていると崖になっていて通過が困難になります。危険個所には、トラロープが渡してありましたが、命を託すには危険で、あくまでも補助で使うのが鉄則と思ってください。できれば確保のためのロープがあったほうがいいです。途中、困難な場所に直面すると「ここから戻るのも厳しい、進むのもさらに厳しい」と感じることがあり、結構厳しいルートでした。しかし、原生林の中を歩く醍醐味、道沿いの巨大な杉並木の幽玄さは、一見の価値ありです。「いにしえの古道」の雰囲気たっぷりでした。もう少し整備されれば皆さんにも強くお勧めできるのに…、とも思いましたが、たくさんの方がロープを渡すなど、整備に多大なご苦労があったことは強く感じました。感謝しています。谷コースを下り、白川沿いに「上の道」と「下の道」がありますが、前回は下の道の林道を歩いたので、今回は「上の道」を歩きましたが、踏み跡が弱く、またもや迷いましたが、歩くならこちらの方をお勧めします。全体的には、やはりGPSは絶対持って行った方がいいと思います。南郷往還は、原生林と古道の織りなす雰囲気が非常にいいところですが、コースがもう少し整備されたら、「是非お勧め」します。現状では、「自己責任でどうぞ。」程度です。危険と思ったら早めに撤退しないと、天候次第では進むことも戻ることもできなくなる可能性があります。3時間半の予定でしたが、実際は道迷い等で4時間半かかりました。
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