富良野岳ジャインアント尾根
- GPS
- 05:10
- 距離
- 2.9km
- 登り
- 756m
- 下り
- 52m
コースタイム
(Co1450付近)-11:00尾根上広場-11:42デポ地点-12:40乗り越え地点-13:10徒渉地点
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年02月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
温泉は豊富ですよ。よりどりみどり。 駐車場の確保が一番肝心かな? |
写真
感想
今回は帯広労山の個人山行とはいえ上富良野町 白銀荘ツアーの企画があり多くのメンバーが参加した。
2月27日〜28日の宴会スキーツアーの二日目の富良野岳ジャイアント尾根の記録である。
一日目は三段山だったのだが、私は宴会からの参加でそちらはよく分からない。
上部カリカリで雪が悪かったようだ。
会員の旦那さんと話していて、ここ近日中の二日間が雨だったそうである。
確かに今年の富良野付近は雪が少ないと思っていたが、来る時の車中からの風景を見ていても近年にない少なさに驚いていた。
融けたところに寒気が入ってガリガリに表面が凍って、ゲレンデがアイスバーン状態らしい。
宴会はなんたって仲間との話が盛り上がりを見せ、10時が消灯であることが残念な程であった。
鍋は豆乳鍋で、非常に美味であった。
それ以上に手巻き寿司をワイワイと味わう。
時間を気にせずに話していたらどれだけ盛り上がっていたかな?
朝6時に頂上目指し組(北東尾根〜ほこ岩〜ピーク)の出発を見送る。
それに遅れること2時間後だが、極楽スキーツアー組はそれでも早めに出て駐車場を確保することにする。
富良野岳の登山口(夏山の通常登山口じゃないよ)のスタンダードな駐車場である「バーデンかみふらの」の前のバス停付近の駐車場はそれほど広い訳ではないので、大所帯の我々としては早めに車の置き場を確保しないとと気が焦るが、ギリギリ確保できて胸をなで下ろした。
隣は石川県ナンバーの車・関西なまりも付近に響く。駐車場は我々の車を駐めて満車という感じになった。
道路を降りてヌッカクシ富良野川をストックでバランスをとりながら徒渉する。
スキーは対岸に放り投げだ。
いきなり登りでカリカリに凍ったトレースで上手く登れない。
先頭からいきなり最後尾に付くことになった。
ベベルイ川の北側の斜面トレースもガリガリで帰りになんどスピードコントロールが出来ないで転けるのだと暗澹たる思いを抱く。
ベベルイ川を南に越えてジャイアント尾根に取り付く。
なんせガリガリのトレースに迷うことがない。
途中、ほこ岩方面に我が労山の頂上目指し組の姿が見てとれた。
相当なスピードで歩いていく。
1400メートルに近づくと既に斜面はカリカリに凍り付き私の技量では直登が難しくなってきた。
私はガリガリになると直ぐにシートラアイゼンに切り替えていたので、カリカリ斜面のシール登行に手を焼いた。
どんな冬山にもアイゼン・ピッケルは必要だなと痛切に思っている横でどんどんと他のメンバーはシールで直登していく。
私は頭ではシール全面を斜面に押しつけた方が有利なのは分かるのだが、度胸がないのでエッジを立てたくなるのだ。
なんか自分にガッカリとしてしまった。
ほこ岩とジャイアント尾根を結ぶ稜線の尾根上の広場(Co1700付近)までスキーをデポしてツボで登ることにした。
といっても斜面はガリガリでキックステップもテレマークシューズのくちばしを少し蹴り込むことしかできない。
まあ、それだけでステップにはなる。
でも度胸がないので私はハイマツ帯を中心に登っていく。
やっとの思いで広場に着くと頂上アタック組がほこ岩を越えるところだった。相手もこちらに気が付き大きく手を振ってきた。
相当速いペースで若さに脱帽である。
ほこ岩を越えても彼らは大きく両手を前後に振りながらとっとと歩いていく。
それを見ながら私はトトロの「歩こう」を口ずさんでいた。
スキーをデポした地点まで戻って滑り出すが、最初は恐ろしくて横滑りだがもったいないことをした。
いつも深雪で楽しませてくれる樹林帯が表面バリバリの二枚氷で最悪な地獄を見る。
体を正面に向けなければならないと頭では分かるのだが、度胸がないのでそうできない。
そうできないとターンを切った時、逆エッジになって一回毎に転けることになる。
後から「甘┳┓モーやだ」という美人会員の雄叫びがジャイアント尾根に響き渡る。
ジャイアント尾根を通常よりやや北寄りに降りてベベルイ沢を越える地点の100メートル手前ぐらいで沢に出会う。
ここは雪崩の危険と背中合わせのベベルイ沢コースのトレースが盛大にあった。
ここを北東尾根の斜面をたどって元来たコースに戻る。
予想通りにスピードコントロールが出来ない。
再び「甘┳┓モーやだ」という美女会員の嘆きの声と同時に彼女が斜面の上から放り投げたスキーが絶妙なバランスを保ちヌッカクシ富良野川の水面に向かって滑り落ちていった。
会員の旦那さん(彼女の旦那さんじゃないよ。彼女は独身)の英雄的な働きで水没は免れた。(なにせ川を飛び越えて止めたのであった。)
甘┳┓モーやだの美女は英雄に感謝しながら、なんと「あ〜♪。楽しかった。」とほざきやがった。
訳が分からん・・・
でも気持ちは私もよく分かった
滑りは楽しめなかったがそれでも仲間と一緒に山に行けた幸せを満喫した上部稜線以外は風もなく暖かい一日だった。
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