桃洞沢~赤水沢

2023年08月13日(日) [日帰り]

• GPS: 07:02
• 距離: 14.9km
• 登り: 291m
• 下り: 299m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:31
• 休憩: 0:30
• 合計: 7:01

6:26 森吉山野生鳥獣センター
6:39 6:39 立川橋分岐
6:43 6:43 ノロ川・黒石分岐
7:08 7:09 黒石登山道分岐
7:19 7:19 桃洞横滝
7:50 7:50 六段ノ滝
7:55 7:55 桃洞の滝
8:23 8:25 中ノ滝
8:34 8:35 男滝
10:58 11:19 うさぎ滝
11:45 11:46 赤水・玉川分岐
12:01 12:01 九階ノ滝展望地分岐
12:04 12:05 一服ノ小滝
12:41 12:42 桃洞沢分岐
12:48 12:48 黒石登山道分岐
13:11 13:12 ノロ川・黒石分岐
13:26 13:27 森吉山野生鳥獣センター
13:27 ゴール地点

天候

晴れ　暑い

アクセス

利用交通機関：

自家用車

森吉山野生鳥獣センターに駐車
　無料・駐車場奥に簡易トイレ有・センター前に靴の洗い場有り（ブラシ有り）

コース状況／危険箇所等

桃洞沢、赤水沢ともナメの沢。全体的にグリップはよく効くが苔が生い茂る水線は滑る。ポットホールが点在しており 深いものもあるのでよそ見には注意。
水量少なく、晴れると日が当たりとても暑い。
夏よりも紅葉がきれいな秋がお勧めのルート。

＜桃洞沢↑＞
・大きな滝にはステップが切ってあり、トラロープが付いているところもある。
・750m桃洞沢本流の分岐を左に入ると、川幅は一気に狭くなり荒地がある。倒木でせき止められた泥沼に脛まで浸かり右岸に沿いながら通過するのが気持ち悪い。
＜桃洞沢から赤水沢への移動＞
・源頭に入り最後の二俣を踏み跡の濃い右へ進んだ。踏み跡に沿って山を登り 大きく左へカーブし下っていくとピンクテープとトラロープがあった。トラロープで荒れた沢型に降りると すぐにナメ床の枝沢にぶつかる。2つほどナメ小滝を下り赤水沢と合流。
<赤水沢↓>
下降に使えるボルトがほとんどの滝にあったが、小滝の下降は脇の木や笹を使い降りられる。兎滝やその手前の大きめな滝はステップを使いある程度の下降はできる。支点には困らない。

＜核心?！＞
遊歩道区間での蚊の襲撃。小ぶりの蚊で虫よけスプレーは数分しか効かない。タイツの上からも刺し、刺された後は赤く腫れ4〜5日は激しく痒い。帰りより早朝の方が数が多い。　季節にもよるが防虫対策必須。

その他周辺情報

※周辺地域一帯は圏外。かなり下らないと繋がらなかった。
＜前夜泊地＞
森吉山野生鳥獣センター先にある青少年野外活動基地親子キャンプ場（無料）を利用。https://ku-n.jp/katudoukiti/
フォームからメールで事前予約可。（現地は圏外のため電話は通じない）
直接でも空いていれば可。
キャンプサイトは芝生でアスファルト舗装された1台分の駐車スペースが点在し車を乗り入れられる。場内にはサニタリ―棟があり夜間自動点灯式のトイレ（とても綺麗）と炊事場がある。（宴会禁止などの利用規則は要確認。）

写真

8/12 18:46

8日発生した台風7号はゆっくりと本州の南の海上を北上。その影響で発達した雨雲は12日以降東北にも影響を与えた。日本海側の新潟・秋田方面は影響が少なく13日は晴れそうだった。
お盆休みの予定は崩れ最終日に行くはずだった桃洞沢を繰り上げ移動した。

8/13 6:25

前夜は親子キャンプ場にテント泊。夕方と夜に雨が降ったが 朝には止んだ。濡れたテントをそのまま乾かしておき（受付了承済）鳥獣センターへ。沢から戻った時に使用できる靴洗い場がある。

8/13 6:27

昨日見学をした鳥獣センター。絵柄が書かれた手作りの石は交換、持ち帰りOK。ランプの石を昨日 記念にいただいた。

8/13 6:28

建物隣りの会場を通過。桃洞滝の標識へ進んでいく。

8/13 6:29

少し歩くと情報通りに藪蚊が出てきた。次第に数が増えていく。ネットをかぶり虫よけスプレーを吹きかけて進んだ。

8/13 7:11

桃洞・赤水分岐。ここに来ると蚊はマックス。スプレーも効かない。タイツの上からびっしり蚊にたかられ刺された。たまらず入渓しようとしたが沢が深く入れない。トレッキングコースに戻り先に進んだ。

8/13 7:26

ナメが現れると、蚊から逃げるようにコースを外れて入渓。前方にはトレッキングコースの跳び丸太が見えた。

8/13 7:35

ホットポットがたくさん。青空に反射して見えずらいのでよそ見をしているとうっかり落ちそう。

8/13 7:42

水の流れはとてもゆっくりで まるで水溜まりを歩っているよう。
季節的なものなのか、水の色が茶色い

8/13 7:44

ゆる〜いナメの小滝を通過していく。

8/13 7:47

流れ込む枝沢もナメの沢だ。桃洞滝手前左、枝沢の出合いは六段ノ滝が流れている。

8/13 7:49

六段ノ滝を横目に右に折れ進むと、正面にそびえる桃洞滝が見えた。想像よりはこじんまりしていたが評判通り神秘的。

8/13 7:50

右壁にはステップが切られているのが見える。（曇っているように映っているが、ずっとカンカン照り）

8/13 7:51

滝を鑑賞しながら登っていく。

8/13 7:51

高度感はある。

8/13 7:52

より多くの人が楽しめるようにコース化されている。

8/13 7:53

初心者にはロープが出せるよう滝上にはボルトがあった。

8/13 7:55

滝上は少し川幅が狭まり、両岸は一層切り立つ。増水時には注意が必要な地形だ。

8/13 8:00

登攀系を好む人には秋がいいかもしれない。。。

8/13 8:01

果てしなく続くナメ

8/13 8:01

スラブの岸壁を見上げる。

8/13 8:02

ここより少し手前のルンぜからステップが伸びている

8/13 8:05

どっぷり癒し系。
元々　1泊沢の後のおまけ沢として計画していた癒し沢だった。

8/13 8:08

707m　この先で八段ノ滝を持つ枝沢が左岸から流れ込む。八段ノ滝がどんなのか見てみたかったけど左へ進む。

8/13 8:12

ゆっくりとした水の流れで湖面が鏡のように風景を映しこむ。

8/13 8:14

小滝が

8/13 8:17

二つ。その先に、

8/13 8:24

4mナメ滝。どこから登るか数分考え右岸脇から登るD。ステップが切ってあった。

8/13 8:25

とりあえず水線を狙うが、分厚い苔が滑る。落ちるとその下の深い溝にはまるので中止。同じく右岸脇から登る。

8/13 8:30

2段になった5mナメ滝。右脇にロープが垂れていた。

8/13 8:32

1段目を登ったら、バンドに乗って左へトラバース。

8/13 8:32

トラロープで滝上へ。

8/13 8:33

5mナメ滝の落ち口。すっぱり落ちていて高度感がある。

8/13 8:37

深いポットがそこらじゅうに

8/13 8:38

750m二俣を左に入ると

8/13 8:43

すぐに倒木や枝類が堆積し荒れていた。嫌な予感・・・

8/13 8:56

荒れ地を越えると

8/13 8:59

やっぱり！！ ここが泥沼ダムだった。今回1番恐れていた場所。ひざ下で済んでよかった。

8/13 9:06

復活のナメ沢で 泥を洗い流し進む。

8/13 9:15

785m二俣を右へ

8/13 9:18

ダムにはなっていないけど水の滞る泥地を通過。

8/13 9:39

3m滝　右にトラロープ。

8/13 9:42

すっかり源頭の雰囲気。

8/13 9:43

3mほどの水無しナメ滝。右にトラロープあり。

8/13 9:46

このあと最後の二俣を踏み跡の濃い右に進み（左からも行かれるでしょう）尾根を越えて左に回って下るとピンクテープにトラロープがあった。

8/13 9:54

トラロープで沢筋のようなルンぜを降りるとナメ床が見える沢筋にぶつかり左に下る。

8/13 10:02

所々荒れているがすぐに明瞭な沢になる。

8/13 10:04

5mほどの小滝を枝につかまりクライムダウン

8/13 10:07

その後も続く2本の小滝を下る。立派なボルトが打ってあった。

8/13 10:16

視界が開け赤水沢への合流地点。

8/13 10:29

両岸は低く明るい沢だ。

8/13 10:30

ステップを使って下降

8/13 10:32

同じナメでも桃洞沢とは雰囲気が違う。

8/13 10:33

8m滝。様子を見に行くと

8/13 10:34

ステップがあった。

8/13 10:38

8/13 10:39

8/13 10:41

8/13 10:45

様子を見に行くが

8/13 10:55

3mちょい位の段差はロープを出した。

8/13 11:02

すぐ先に兎滝。

8/13 11:03

下調べで左岸にある立木にピッチを切ろうと思っていたが、そこまではスッテップを使い降りられた。

8/13 11:03

8/13 11:09

立木の下にはボルトがあり支点を取って懸垂下降。

8/13 11:20

青ラインのルートで降り、そこから懸垂

8/13 11:33

再びナメ歩き

8/13 11:45

兎滝へのトレッキングコースになっているらしい。
桃洞滝と兎滝にトレッキングで行かれるなんて滝マニアにはたまらない場所だ。

8/13 12:09

秋に来たら紅葉が綺麗で最高だろうな。

8/13 12:28

ここから脱渓。すぐに蚊の軍団に襲われた。

8/13 14:07

下山後、乾かしておいたテントを撤収にキャンプ場へ。

8/13 14:38

麓へ下る途中で、車道にクマがいた。脇の森に入ったところでシャッターをきった

8/13 18:36

日本海に沈む夕日を見て　下道メインでの帰路につく。

撮影機器：

PowerShot G7 X CANON

サイバーショット DSC-RX100 SONY

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

Galaxy S22 SC-51C docomo サムスン

装備

共同装備

30mロープ　（20ｍでも十分だった）

感想

pi-ti

人気のある桃洞沢。一度は見てみたかった滝。
ナメに飽きてしまった感はあったが　いい沢だった。
秋はさぞかし綺麗だろうと思う。
鳥獣センターも見学でき楽しかった。


休みは天気に翻弄される。やっと取れた6連休も賭けに負けた気分。
わざわざピンポイントで雨の降る岩手に行かなくてもよかったかも。
それでも、慌ただしい 直前の変更よりも『もしかしたら』に賭けちゃった。。。

渋滞が続く高速。遠くまで行ったのだから1日だけでも遡行できてよかった。

コメント

Berry

6連休だったんですね！
アルプスは混雑に加え、予約や小屋・テント場の料金ＵＰでなんだか足が向かなってしまった昨今。
その点、東北の沢はいい狙い目ですね。（蚊や虻さえいなければ）
森吉山の沢は一度行くべきと、知人から聞いてます。
チャンスがあるかどうか微妙ですが、参考にさせていただきます。

pi-ti

Berryさん
コンスタントに沢に行ってらして羨ましいです(^O^)

そー言えば小屋も値上がりでしたね。(やむを得ないことですが)。そして、道路が空いていたのも去年までの話。
お盆は休日割りがなく4時までに高速に乗ろうと思うのは皆同じこと。
事故に故障車続出で何倍も時間食いました。ガソリンが安い千葉でも170円台になりましたよ(ﾟﾛﾟﾉ)ﾉ
秋田や岩手は遠い❗

でも、是非是非　秋に行ってみてね。
いつでも連絡くださいな🎵