サンティアゴ巡礼ポルトガルの道 Camino Portugués - Day 0 リスボン大聖堂とサン・ジョルジェ城


- GPS
- 03:26
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 87m
- 下り
- 84m
コースタイム
- 山行
- 3:26
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:26
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
2023年最初のロングトレイル・ハイクは、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路・ポルトガルの道(Camino PortuguésまたはPortuguese Way)。ポルトガル首都リスボンからサンティアゴ大聖堂まで、南北にほぼ同経度で進むポルトガル縦断ルートだ。
北側3分の1の区間で一度複数のルートに分かれ、サンティアゴ目前約60kmで再び1本の道になるため、「全長〇〇km」とはっきり言い表すのは難しい。ただ、最短でもおそらく620kmは超えるはずだ。
日本で「サンティアゴ巡礼道」「カミーノ」と呼ばれているのは、ほとんどの場合が知名度も人気も断トツ、スペイン北部を一直線に横断する「フランス人の道(Camino Francés)」のことだろう。だが実はとんでもない数のルートがヨーロッパ全土に網の目のように広がっているのだった。
「ポルトガルの道」を歩き出す前に、観光&最終準備の買い物のため、まる1日リスボンに滞在した。
リスボンで一番古く、1100年代に創建されたというリスボン大聖堂。ここがサンティアゴ巡礼「ポルトガルの道」の出発点だ。正面入口の近傍にサンティアゴ巡礼道を示す最初の道標があるらしい。
明日の出発時に大聖堂の内部や周辺をゆっくり観光している暇はないので、せっかくの初ポルトガル、初リスボン、少しぐらいは観光しておきたい。また、いざスタートいう段になって「どこだ?どこだ?」とならないように、件の「起点道標」の場所を確認も確認しておきたかった。
「ポルトガルの道」ハイカーの圧倒的大多数は、リスボンより遥かに北に位置するポルトガル第二の都市 Portoから歩き始める。Lisbon〜Porto間は全行程の約3分の2を占めるにもかかわらずかなりマイナーな扱いだ。歩いている人口が少なければ当然、宿泊設備なども圧倒的に少ないので不便も多い、それはわかっていた。
ただ、さすがに「あの」起点道標は。。。
最初リスボン大聖堂に入る前に自分達だけで入口付近や前の広場を探し回ったが全く見つけられず、大聖堂内の巡礼インフォカウンターのおじさんに聞いてようやく、どこにあるか発見できたという始末。いや「あれ」は知らなければ普通は絶対にわからない。。。
大聖堂内の塔に登ったり博物館を見学した後、裏手の石畳道路をさらに登る。別名「七つの丘の街」リスボン、どこもかしこも急坂なので、足の弱い観光客用にカートやクラシックカーが走り回っている。
明日からの足慣らしも兼ねて丘の上の眺望ポイント広場に登ると、完璧な青空と青い海をバックにオレンジ色の屋根と白い壁が丘の斜面一面に広がる旧市街地の絶景がとても美しかった。
さらにまた上り、丘の上に残るサン・ジョルジュ城跡からはリスボンの全方向が見渡せる。外郭だけが残っている砦の高い塀の上をぐるぐる歩き回るのも楽しかった。
「安全・事故防止」を気にするあまりどんどん余計な手すりや注意喚起の標識が増えていく日本の観光地と違い、欧州の観光地にはそういった類がほぼ無いのが潔い。落ちて怪我した?危ないかどうか自分で判断できるだろ?というごく当たり前の論理なのだろう。
城内には孔雀の集団が放し飼いされており、人間を全く気にせず歩きまわっていた。
今日は(今日「も」か?)一日中、雲ひとつない晴天。南欧のカラッとした空気のおかげか、視界に見えるすべての景色がくっきりと鮮やかでリスボンの街並みの写真を撮るには最高コンディションだった。
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