記録ID: 5832908
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無雪期ピークハント／縦走
ヨーロッパ
Laugavegur+Fimmvorduhals【Fimmvorduhals（フィムヴォルズハウルス）：ソルスモルク→スコゥガ】
2023年08月15日(火) [日帰り]
gyan043
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 08:46
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 1,026m
- 下り
- 1,208m
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| 天候 | 晴れのち雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
飛行機
●アイスランドまでの移動 成田〜ロンドン、コペンハーゲン〜成田はANAマイル使用。 【往路】 8/8 東京・成田09:00→ソウル・仁川11:30（アシアナ航空） ソウル・仁川16:10→シンガポール21:30（アシアナ航空） 8/9シンガポール01:10→ロンドン・ヒースロー（シンガポール航空） 8/10ロンドン・ガトウィック13:05→アイスランド・ケプラヴィーク15:15（アイスランド航空） 【復路】 8/17アイスランド・ケプラヴィーク01:15→コペンハーゲン6:25（アイスランド航空） 8/18コペンハーゲン11:55→シンガポール翌06:25（シンガポール航空） 8/19シンガポール15:05→ハノイ17:35（シンガポール航空） ハノイ23:35→東京・成田翌06:45（ANA） ●レイキャビクからLaugavegur・Fimmvorduhals 行き：Laugavegur起点のランドマンナロイガルへ、事前予約のバスで移動。 帰り：Fimmvorduhals終点のSkogarから、路線バスでレイキャビクへ戻ってきた。 Skogarからの移動に関する情報が少なく情報収集に苦労。事前予約の大型バスも運行されているが、途中知らない町で5〜6時間くらい待たされるらしい。 値段も半額近くだし、実質この路線バス（ルート51）経路一択だと思う。 【往路】 レイキャビクキャンプサイトよりランドマンナロイガル（Landmannalaugar）行きハイランドバス（TREX社・要事前予約）を利用。 Reykjavik campsite07:45 → Landmannalaugar11:20 料金：ISK12,900 （TREX社予約サイト） https://trex.is/tour/landmannalaugar/ 【復路】 スコゥガ（Skogar）より路線バス（Straeto）：ルート51を利用、レイキャビク市内：Mjoddまで移動。 Skogar 16:25→ Mjodd 18:45 ※平日ダイヤ 運賃：ISK6,840 ※クレカのみ使用可 （Straeto ルート51時刻表） https://straeto.is/en/route-planner/timetables/landsbyggdin/route-5 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
コース全体に道標があるため、道迷いの心配は特になし。 ・コースの出だし、ソルスモルク（Thorsmork）から河川敷を渡るところは案内板が無く分かりにくい。 ・道中唯一のハット、Baldvinsskali小屋の手前は雪渓がかなり残っており、また急傾斜を駆け降りるので結構危ない。トレランシューズは要注意。 |
| その他周辺情報 | 【気候】 気象情報は各ハットのホワイトボードに掲示してくれるので、毎回要チェック。 電波が繋がる場所でアプリ「Windy」を使い適宜情報収集した。 （気象） とにかく雨が降りやすい（らしい）。 Fimmvordhulsで数時間だけ降られたが、前3日に歩いたLaugavegurでは一切降られなかった。そのようなことはめったに無いらしい。基本雨対策は必須。 1日のなかで天候が目まぐるしく変わる。朝快晴でも降ることがある。 また、風は常時強いため準備は要注意。 （気温） 今回は比較的暖かかったが、8月でも最高は1ケタ台、最低は0℃前後になることもある。秋の涸沢あたりをイメージすると良さそう。 【宿泊】 （前後泊） Reykjavík Campsite ・テント1張り1泊 ISK3,200／人 ※公式サイトからの事前予約で10%引き ・受付は隣のユースホステル ・スーツケース等の大型荷物は、1週間ISK5,500くらいで預かってもらえる。 （トレイル上）＊Laugavegur 1泊目：フラプティンヌスケル小屋 2泊目：エムストル小屋 3泊目：ソルスモルク ・テント1張り1泊 ISK2,500／人 ※クレジットカード使用可 ・ガス缶、スナック類の販売 フラプティンヌスケル小屋＆ソルスモルクでは販売あり。 【その他（周辺観光）】 個人的にはトレイル前にツアーやレンタカー、トレイル後にレイキャビク市内観光が良いと思う。Laugavegurが圧巻すぎて絶景慣れしてしまう。トレイル後だと他の観光地の感動が薄れてしまう気がする笑 ●郊外の観光地（要レンタカーor現地ツアー） アイスランド到着後、1日かけて上からの順でレンタカー巡り（温泉除く）。 ・セリャラントスフォスの滝 ※特にオススメ ぜひレンタカーで夕焼けの絶景を見て欲しい！現地ツアーでは日程的に無理！ ・スコゥガフォスの滝 ・ブラックサンドビーチ ・ゴールデンサークル ・ブルーラグーン、スカイラグーン ※今回はパス ●レイキャビク市内の観光地 トレイルの翌日に散策。コンパクトな町なので1日で十分。 ・ハットルグリムス教会 ・Baejarins Beztu Pylsur（ホットドッグ） ・アイスランドペニス博物館 ・アイスランド料理（Cafe Loki） ・シナモンロール（Brauo&Co;） |
写真
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Laugavegur3日間縦走を終え、前日はそのままThorsmorkでテント泊。
翌朝
この日は山越え＆距離が長く、午後の天気が怪しいため早めに出発
この日は山越え＆距離が長く、午後の天気が怪しいため早めに出発
ThorsmorkにあるFimmvordhulsの起点
Skogarまで27km
Skogarまで27km
Laugavegurではここまでの登りは無いので結構堪えます…
白峰三山並みの登りのキツさ
白峰三山並みの登りのキツさ
しばらく登るとこんなテーブル台地を歩きます
周りがスッパリ切り立っている
周りがスッパリ切り立っている
2010年に噴火した場所はこのあたりみたい
当時はヨーロッパの飛行機が全便運休になったりと大ニュースになりましたよね
当時はヨーロッパの飛行機が全便運休になったりと大ニュースになりましたよね
今回のハイライト
噴火口…！？
スペインから来た親子に写真も撮ってもらいました
噴火口…！？
スペインから来た親子に写真も撮ってもらいました
火山帯の中を進みます
この4日間、毎日目まぐるしく景色が変わって本当に飽きない
この4日間、毎日目まぐるしく景色が変わって本当に飽きない
奥に三角屋根のハットが見えてきた！
さらに向こうはSkogar！
さらに向こうはSkogar！
しかしここからハットまでは雪渓登りが続くので足元注意
しかも雨が滝のように降ってきましたww
しかも雨が滝のように降ってきましたww
谷を渡っていきます
トレランシューズ、本当に滑らないように気を付けました
トレランシューズ、本当に滑らないように気を付けました
Baldvinsskaliのハット到着！宿泊できます。
しかし昨晩泊まった人に聞くところ、水無し＆水場まで往復1時間だそう…
しかし昨晩泊まった人に聞くところ、水無し＆水場まで往復1時間だそう…
雨が酷すぎるのでハットは通過して先を急ぎます。山頂付近に雲が滞留していそうなので、下りれば晴れるはず…
折りたたみ傘を差しながら進みます
8/15 19:46
雨が酷すぎるのでハットは通過して先を急ぎます。
山頂付近に雲が滞留していそうなので、下りれば晴れるはず…
折りたたみ傘を差しながら進みます
山頂付近に雲が滞留していそうなので、下りれば晴れるはず…
折りたたみ傘を差しながら進みます
ここからSkogarまでは滝の連続！
1つ1つのスケールも桁違いにデカい！
でも多すぎて飽きる笑
1つ1つのスケールも桁違いにデカい！
でも多すぎて飽きる笑
終盤になると一般の観光客も多くなってきます
滝だけなら十分日帰りハイクで満喫できそう
滝だけなら十分日帰りハイクで満喫できそう
これがFimmvorduhalsのSkogar側の起点！！
24.5km頑張りました！
雨がすごい
24.5km頑張りました！
雨がすごい
5日前にレンタカーでスコゥガフォスの駐車場で車中泊していたので今回2回目です
装備
| 備考 | 総重量：12.5kg（+水）※一眼カメラやバッテリー：約2kgを含む 【ザック】 ・If you have「hug」（軽量ULザック） 容量43L。ULザックだが本当に軽くて疲れない。テント泊の相棒。 3泊4日は初めてだったが、食料などを工夫すれば問題なし。 4日間で自分より小さなテン泊ザックは見かけなかった。 【シューズ】 ・ALTRA「OLYMPUS 5」（トレランシューズ） ローカットもしくはミドルカットのシューズがほとんどだった。 岩場は少ない一方で渡渉があるため、乾きやすく動きやすいトレランシューズが個人的には良いと思う。 【シュラフ】 ・SEA TO SUMMIT「Spark Sp�掘� コンフォート温度：-2℃、リミット温度：-8℃、フィルパワー：850、重量650g 今回のために購入。暖かくて軽い、最強のULシュラフだと思う。 秋の涸沢あたりをイメージすればOKだと思う。 【テント】 ・NEMO「HORNET OSMO 2P」（ダブルウォール） 雨＆低温のためダブルウォールが推奨されるが、最小重量950gの超軽量。 強風に弱いため、対策として張り綱を追加した。 強風に強い2ポールテントが望ましいが、軽さとの選択になる。 【食料】 3泊4日と長期縦走のため、フリーズドライやカップ麺だけでは飽きると思い、生鮮食品を日本から持ち込むことにした。 食品は検疫上肉類や一部の野菜がNGだが、魚などは問題なく持ち込める。 パイナップルや鮭、野菜、キノコなどをフードドライヤーで乾燥させ、軽く、小さく、かつ長期保存が効くようにした。これ本当に革命的。 縦走中はパスタや鍋を食べながら、行動食代わりにドライフルーツを摂取していた。栄養面でも精神面でも安定をもたらしてくれた。和食最強。 【ガス缶】 飛行機にガス缶は持ち込めないので、基本現地で調達することになる。 レイキャビク市内でも購入できるが、Reykjavík Campsiteに宿泊する場合は、他の宿泊者が残していったガス缶の余りを無料で貰える。 Colemanとかが多かった印象。SOTOのアミカスでは問題なく使えた。 |
|---|
感想
初めての海外ロングトレイルでしたが、アイスランドのLaugavegur55km＆Fimmvorduhals25kmの計80kmをテント3泊4日で無事に踏破できました！
硫黄の臭いが立ち込める間欠泉、万年雪の雪渓渡り、急流の渡渉、火山…自然そのものを肌身に感じることができました。
Fimmvorduhalsは2010年噴火の火口付近を歩けることもあり、より大自然を感じることができました。当時の噴火のことは結構鮮明に覚えていたので、よりそのスケールを大きく感じられて感慨深かったです。
事前の下調べをしていると、Laugavegurと比較してFimmvorduhalsを歩いているハイカーは凄く少ないと感じました。「氷」と「火山」の国と称されるアイスランドそのものを間近により感じられるトレイルだと思うので、もっと多くの人に歩いてほしいですね。そしてこの山行記録が皆さんの参考になれば幸いです！
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