涙の敗退記念…真名井北陵から川苔山
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:00
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り;鳩ノ巣駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本雪道、凍結あり。痩せ尾根や急登が凍結してるので滑落には注意。アイゼンがあったほうが良い。 真名井北陵は半分から上は吹き溜まりも多少あるが、ワカンがいるほどではなかった |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
輪カンジキ
アイゼン
行動食
非常食
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
|
---|---|
備考 | 雪山のペース配分は難しい。 |
感想
ちょっと反省文がコラムみたいになったので流してください(^^;;
雪山に行きたいが経験不足。まずは雪に慣れる事が必要だと、近場のあまり雪庇や雪崩がなさそうな山から練習しようと思った。ワカンの試し履きもしたくて、ある程度吹き溜まりがありそうなところを知り合いに聞いて、真名井北陵から川苔山に取り付くことにした。
とはいえ川苔山だけでは午前中におわってしまう、もう少し先まで歩きたい……と、去年通った有間山から蕨山に抜けることにする。アップダウンや道の状況もある程度知っていると思ったからだ。
先に言うと、痛恨の失敗により敗退。
まず取り付きを通過してしまう。
わー♪氷だー(≧∇≦)♪♪と、地面の氷を割り続けた時だろうか?もしくはLINEなんか覗いた時なのだろうか?取り付きの送電線の標識を見落として通過してしまったのだ。林道がカーブしているところでさすがにおかしいと思い、元来た道を戻る。冬山での40のロスはデカイ。
かつ、真名井北陵はさほど雪量が無かったが、痩せた尾根や急登があり、その凍結に対してへっぴり腰で必死の通過。本来なら1時間半くらいでたどり着けるだろう山頂が、さっきの取り付きミス含め3時間近くかかってしまったのだ。
こんなペースでは間に合わない……
それに蕨山の下半分は雪がないことは調べてわかってるが、有間山から蕨山の間の情報がなく、もし腰上とかまで吹き溜まっていたら1人ラッセルかもしれない。おそらく有間山あたりで敗退。峠から舗装道を延々と夜までかけて下山するのか?
敗退決定 号(┬┬ω┬┬)泣
山頂下の吹き溜まりでワカンの試し履き練習はしてみたものの、あとやることもなく、オニギリ食べて川苔山のみで下山。まだ11時なのに、くやしいったらない。
天気は最高、風もなく完璧な条件下。
あー、なんでこんなバカな計画してしまったんだよー…雪山をなめてたよ。涙
落ち込んだ、凹んだT^T
体力的には行けても、やはり雪山についてはズバリ経験不足。
こんな早く下山することなんて今まで一度もない。まだまだ歩きたかったー……泣
思い切り気分落ちて、やんなっちゃって、登山道脇でボケーっとしたりウダウダしながら歩いていたところ、林道との合流点で1人の登山者に会う。
お、コーヒー飲むか?
おじさんは74歳、今日は川苔山から棒の峰まで行こうとしたが、山頂にこんな時間についてめんどくなってやめたんだと。
*・゜゜・*:.。..。.:*・'(*゜∀゜*)'・*:.。. .。.:*・゜゜・*いたーーーーここにもバカな計画たてたひとー!!
私の計画も話して、先が読めなくて敗退したというと、
なんだーあっちの方だってたいして変わらないのに。多くても30センチくらいかな。50センチ超えなきゃワカンなくても行けるよ。しかも土日明けだからトレースは必ずあるし。
そうなんだ(*゜▽゜*) なんかビビっちゃって行けないかと思ってました。
でも何より自分の計画を言った時、そんなの絶対無理だよーと言われなかったのが嬉しかった。
おじさん、ふと私の足元を見てこう言った。
なんだ、アイゼンはかなかったんかー!?俺はもう年だからアイゼンはいちゃってるけどな!ははは
そう言われて、ハッと気づく。
なんで無理してツボ足で恐る恐る歩いていたのか。コースタイムに不安があるなら、無理せずにアイゼン履けば良かったんじゃないの?
ワカンも履いてみたいとか、履くのに時間もかかるし、トレーニング掲げて欲張りすぎじゃん(。-_-。)
なんかおじさんのふとしたひとことで、自分に何がたりなかったのか見えてきた気がする。バカな計画、と落ち込んだけど、計画自体が不可能と言うより、自分のリサーチ不足とか経験不足とか、はたまた欲張りすぎとかとか、そういうことが一番の原因なのだと。
チョコも食うか?
あ、いただきます
キャラメル食うか?
はい!→エンリョのかけらもない
コーヒーのおかわりまでいただいてしまい、のんびり話をした。
おじさんは私と同じで一日10時間とか歩くのが好きらしい。
でも今はとしだから8時間くらいを目安にしてる。来年は早川尾根や奥秩父縦走をしたい、と。でも基本的に山の仲間は、どこどこの山に行きたい、とか、あんな岩に登りたいとか言う人は多いけど、長く歩きたいって目的の人はなかなかいないんだよな、そうだろ?
あー!そうなのそうなの!(〃>▽<〃)
だからむしろひとりで行っちゃう方がはやいんだよね。
あまりにおじさんと意見が合いすぎて嬉しくなったので、帰り同じ方面だったので、途中までご一緒させていただいた。
てか74歳のお年ですごい、私が来年行こうと思っているちょいハードめな縦走ルートをサラリと、あ、去年行ったよ、とか。どこからそんなパワーが!?と。
世の中にはほんと計り知れない「可能性」ってものがあるんだ。
おじさん昔は65キロのザック背負って縦走したらしい。60台の頃は穂高の方を日帰り縦走したとか、素晴らしき健脚の持ち主!
あんたもそれだけ歩いていれば、俺くらいの年になっても同じように縦走できるよ。
そうおじさんに言われて、なんかすごく山年齢に焦っていた自分が恥ずかしくなった。おじさんのおかげで、まだまだ登れるんだって思えて、ますます山登りが楽しみになってきた。
また雪の奥多摩に来よう。
そう思えた1日。おじさんにはまたどこかで会える気がする。
初めましてmicpartyさん。
釜ノ沢五峰レコを参考にさせていただいたお礼を兼ねてコメントさせていただきます。
残念次がある!!
山は逃げないが年齢が逃げる、、とは、けだし名言ですが年齢に負けぬよう(お互いに!)。
おじさんとの一期一会も、そう経験できることではないですから。
次回の爽快なレコを期待しています。
では。
ありがとうございます!はい、くじけず早速次の雪山練習を目論み中です!
まっ年はとるものだから仕方ないとして、動けるうちは行けるとこ行こうと思ってます。なにもパワー系目指してるわけでなく、登りたい山に技術不足でいけないのだけは悔しいなって。だから経験つむのも兼ねて山は行きます!でもおじさんに会って、楽しむことは忘れちゃいけないとは思いました。これも山のおかけですね。
鎌の沢五峰、マイナーながら楽しめる低山ですよね!お役に立てたなら幸いです。
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