丹沢 モミソ岩(レスキュー訓練)

過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
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計画書
(更新時刻:2012/07/07 13:59) |
写真
感想
救助隊のレスキュー訓練 in モミソ岩
■メニュー
仮固定、登り返し、リーダレスキューを行った。
基礎的なことだが、いつもながら具体的に検証すると時間がかか
ります。
以下、詳細。
◆仮固定
ミュールノットではなく、ビレイループのカラビナで折り返して
下降器上部でインクノットを行って仮固定。
・メモ
ミュールノットは解除時に衝撃が伝わるのでこちらのやり方が良
さそう。
◆登り返し
ルベルソ + ロープマン、フリクションノットのみ、それらの組み
合わせなどいくつかの方法をテスト。
・メモ
フリクションノットのみのときは、ビレイ用を上、足用を下(上は
上、下は下)にするが、下降器を利用するときは足用フリクション
ノットが上にくる。
足にはインクノットでスリングをまきつけてしまう。
最近は細いロープを使うことが多いが、ルベルソに噛むことがある
ので要注意。
◆リーダレスキュー
雨が降り出したので、スポーツセンターに場所を移し、トップが墜
落して動けなくなった場合を想定してのレスキュー。
登り返しからカウンターラペルでトップを降ろす。
●登り返し
自分の体重をカウンターウェイトとして登り返しのシステムをセット。
テンションがかかったロープを利用してルベルソ+プルージックで
登り返す。
まず、テンションのかかったロープにプルージックをつくりビレイ
ループへつなげて、ルベルソから荷重を抜く。
ルベルソはフォロービレイの要領でビレイループに登り返し用にセ
ット。
前述のプルージックを登り返しの足用に再セット。
トップの下まで登り返していく。
・メモ
この過程で自分の体重を随所でかければ、トップの体重と釣り合い
がとれるので仮固定の手間を省ける。
●カウンターラペル
トップの下まで登り返したら、バックアップにプルージックを追加
して、ビレイループにかける。
続けてルベルソの荷重を抜いて、懸垂用にセット。
トップ側のロープにフリクションノットをセットし、自分のビレイ
ループに接続。
登り返しで利用したフリクションノットを回収してカウンターラペ
ルで下降。
・メモ
この方法では、テンションのかかったロープを切断せずに下降に用
いることが出来る。
さらにテンションのかかっていないフリーロープをつなげることが
できるので 1 ピッチ分まるまる下降可能。
ただし、支点に対して二人分の荷重がかかるのが難点。
自己脱出から登り返し、テンションロープを切断しての振り分け懸
垂より使えるケースがあると感じた。
●結び目通過
フリーロープをつなげることも可能なので、今回はカウンターラペ
ルに加えて結び目通過もあわせて行った。
結び目通過は K-System を使うこともあるが、フリクションノット
で荷重を移し、下降器を結び目の下にセットしなおす方法でも十分
可能なことを確認した。
■まとめ
仮固定、登り返しの基礎を復習して、応用としてリーダレスキュー
を行った。
本などにはテンションがかかったロープを切断する方法が紹介され
ているが、ロープ回収の手間などを考えると疑問もある。
カウンターラペルを利用したレスキュー方法はなかなか有効かもし
れない。
お疲れ様。
ロープを切断する方法ってガイド本には推奨されてない(記載もない)から、どんな風にやるか教えて。
まさか自己脱出&FIXしたロープで登り返しして、振り分けって事かな? ある雑誌で菊池ガイドが自己脱出する必要の無いカウンターラッペルを薦めていたけどね。
長くなりそうだから、メールください。
でいうほどでもないので。
まさに↓です。
「自己脱出&FIXしたロープで登り返しして、振り分け」
どこかのレスキュー本に書いてありました。
前々から、支点の問題があって、教科書どおりの自己脱出はなかなか難しいと思っていました。実際はどうなんでしょうね。
カモでもやってください〜!!
県連のレスキュートレーニングで物足りない人がいそうならば検討します。
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