アイスクライミング講習@神津牧場
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
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写真
感想
またまたアイスクライミング講習へ。
場所は西上州の神津牧場という氷瀑(本物の牧場とは違うところですよ!もちろん^^)。
cherroさん、mepannaさんと。
今回は意識すべきポイントをいくつかピックアップしてきたのですが、あれもこれもやろうとしても無理だということにすぐ気づきました。
ということでそのうちの一つ、塾長にも指摘された、脇を締めるというポイントを特に意識してみました。
指摘されて分かった、脇が開いてしまう要因の一つが対角線バランスにおけるアックスと重心の足の位置関係。
アックスの真下に足を置いてしまうと、引き付けが窮屈になるため、肘が外を向いて脇が開いてしまう。
アックスより外側に足を置いて、対角線バランスを取る方がいい。
そしてこの状態をつくるには、アックスを真上ではなく、やや外寄りに決めるといいようです。
下部練習では徐々に上手くいくようになったと思いますが、その後いざ登り始めると、そんなことなどすっかり忘れてしまい、できていたかどうか分かりません^^;。
無意識にできるようになるまで、反復練習しよう。
今回登ったルートは、初心者向けの入門砦とナバホ。
入門砦は短くて簡単でしたが、ナバホはちょっと難しくて、疑似リードでスクリューをセットしているうちにパンプしてしまい、余裕がありませんでした。
リードするには、もっと余裕をもって安定したクライミングが出来るようにならなければならないですね。
そして、そのために必要なのはムーブを安定させるための練習。
入門砦の一番簡単なラインはリードもさせてもらいましたが、アイスクライミングを始めたきっかけはちょっとした行き違いで、元々やるつもりではなかったので、よもやスクリューを買ってリードすることになるとは、思いもよりませんでした(^^;。
どんなに簡単なラインでも、ある程度傾斜のあるルートでリードするのは怖いもの。
リードに必要な安定した余裕のあるクライミングができるようになるには、バーティカルに近いアイスを丁寧にトップロープで何度も練習することが結局は近道であることを理解しました。
また何回か違う場所で経験することで、毎回氷の状態が異なることが分かりました。
この日の氷は表面が脆くて怖かった。
下部で練習しているとき、アックスが決まったと思った直後に、人の頭ぐらいの氷の塊がごそっと取れて、肩を直撃。
アイスクライミングって危ないネ^^。
その後は、最近ナイアガラの滝を登ったWill Gadd先生の教えに従い、表面の氷を叩き壊してから下の硬い氷にアックスを決めるようにしたのですが、脆い氷の下にまた脆い氷があったりして、登りながらこれをやるのは確かに労力がいると思いました。
アックスを刺したときひびが広がればすぐに脆いと分かるので、叩き壊すなり他の場所を探せばよいけれど、そうでなくても脆いことがあるから難しい。
恐らく何らかの兆候は出ているはずなので、それを見極められるようになりたいですね。
少し体重をかけるとゴソッと剥がれるパターンが多かったような気がするので、講習で習った、アックスをぐっと下に引いて氷に食い込ませるプロセスが有効かもしれない。
あ、そうそう、レーザースピードライトは評判通り刺しやすかったですよ。
その大きな理由として、軽さがあるのだと思います。
軽いので、少し捩じ込んだだけで手を離しても落ちない。
17cmはほとんどの店で品切れで、残念ながらもう今シーズン日本に入荷することはなさそうなので、来シーズン初めに買い足さなければ。
アイスクライミングはなぜかとても疲れます(^^;。
ゲレンデとはいえ、岩場よりもアプローチがたいへんということもあるのかしら?
とりとめもなく書き連ねてしまいましたが、何はともあれアイスクライミングは面白い!
山のバリエーションで、こんなに立った氷の壁を登るところに行くつもりはありませんが、安定したクライミング力はリスクを低減させる重要な要素。
楽しみながら、身につけていきたいと思います。
(登っているときに、フリークライミングが下手な割には、アイスクライミングはまあまあという声が下から聞こえてきたような気がしましたが、気のせいでしょうか?^^。)
ともあれ、塾長ならびにご一緒いただいた皆さま、ありがとうございました。
※アックスの振り方について
力をセーブするアックスの振り方について考えてみた。
力が入ってしまう要因の一つとして、狙った的に正確に振り下ろすためということがあるように思う。
そこで考えてみると、あまり力を入れずにスイングが正確な軌道を描くために最も必要なのは、テイクバックで脇を締めることではなかろうか?
アックスヘッドの重みによって加速がつくので、振り下ろすことそのものにそれほど力が必要とは思えない。
スイングの軌道を修正するために力を入れると、むしろヘッドスピードを殺すことになるような気がする。
そう考えてみると、ゴルフのスイングと似ているかも。
(ちなみに、自分はゴルフがとても下手なのですが^^。)
そしてヘッドの重さを活かすには、肘と肩を曲げて鞭のようにしならせることが重要だが、これをそのままやろうとしても、なかなかうまくいかない。
そこで実際には、小さく振るにしても大きく振るにしても、肘だけはしっかり曲げるということだけをまず意識してはどうかと思う。
欲を言えば肘を肩の高さまで上げた方がいいのだろうが、それを意識するあまり、肘を曲げずに高く上げてしまっては元も子もない。
もちろん軌道がぶれないように脇をしっかり締めた上で、グリップには力を入れないようにして振ることは忘れずに。
突き刺す瞬間には、スナップを効かせてしっかり握らなければならないが、直前まで軽く握っていれば、意識しなくてもその瞬間には反射的にそうするのではないかと思う。
以上素人の思いつきだけど、どんなもんでしょう?
次回試してみよう。
※アプローチ
あまり詳しく書くと色々な筋から怒られそうですが、ヤマレコでは超マイナーな部類の記録で、見る人もほとんどいないでしょうから、いいですよね? 自分用の備忘メモとして残したいので。
入門砦のある右俣に直接下りる最短アプローチ(20分ぐらい)の場合、神津牧場の少し下の路肩スペースに駐車可能(3〜4台ぐらいのスペース)。
駐車場所からやや荒船風穴側に下ると、雪の上に踏みあとがある。
しばらくすると雪はなくなり、はっきりした道になって、フィックスロープ沿いに尾根状の急坂を下れば沢に辿り着く。
土の下は凍っていて、フィックスロープがなければ、軽アイゼンがあった方がいいレベル。
アパッチなどがある方は、行っていないので定かではないが、下りた沢を下れば二俣に辿り着くはず。
あるいは屋敷から尾根を越えて沢に下り、上流に溯行すれば二俣に辿り着くらしい。
こちらは40分ぐらいかかるそうだが、左俣に行く場合、下から詰めるのと、最短距離で沢に下りてから下るのとで、どちらが速いのかはよく分からない。
アイス、怖いけど楽しいですよね。間違えて申し込んだ私に感謝してもらわないと〜。アックスの振り方、今度教えてくださいね。
おかげさまで、また怖楽しい遊びを覚えてしまいました。。
上に書いたアックスの振り方はcherroさんのために考えたのですよ〜。
たぶん面倒で、読んでいないでしょうけどね!
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