富士山須走口で花を楽しむ

2023年08月27日(日) [日帰り]

• GPS: 09:47
• 距離: 8.0km
• 登り: 992m
• 下り: 982m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:30
• 休憩: 1:17
• 合計: 9:47

6:15 須走口 五合目
6:22 6:26 古御嶽神社
8:37 8:38 須走口登山道 六合目
8:39 8:44 長田山荘
10:14 10:14 須走口登山道 本六合目
10:14 10:45 瀬戸館
13:01 13:01 須走口登山道 七合目
13:01 13:27 大陽館
13:27 13:27 須走口登山道 七合目
15:10 15:13 須走口下山道 砂払五合目・吉野家
15:53 15:59 古御嶽神社
16:01 16:02 東富士山荘
16:02 ゴール地点

天候

快晴（14°〜23°)

アクセス

利用交通機関：

自家用車

道の駅すばしり西側のすばしりドッグラン隣接の「須走多用途広場」でシャトルバスに乗り換え。googleで「須走口シャトルバス乗り場」で検索してトップヒットする「富士さんぽ」のページの場所は2016年版で場所が違います。
道の駅の前を通らずに県道150号線から富士五湖道路の下を通るトンネルをくぐって直接入ったので一旦間違えてしまいました。
シャトルバス駐車場無料。約300台。シャトルバス往復2100円。

コース状況／危険箇所等

登山道は「静岡県道150号足柄停車場富士公園線(起点JR足柄駅-終点富士山)」の車両通行不能区間（富士登山区間）。下山道は「観光施設」。
管理は万全！

その他周辺情報

トイレ情報。須走口五合目公衆トイレ、東富士山荘、長田山荘、吉野家→200円。瀬戸館→300円。太陽館→500円。

写真

8/27 4:32

新東名、新御殿場IC。
右に須走・吉田口、左に御殿場・富士宮口の山小屋の灯り。

8/27 4:45

シャトルバス乗り場の駐車場と間違えた「須走多目的広場」。
すぐに間違いに気づき、トイレだけ使って道の駅すばしり西側の「須走多用途広場」へ。

8/27 5:04

こちらが「須走多用途広場」のシャトルバス乗り場。
道路の向こうは「道の駅すばしり」。道の駅は横断地下道ですぐです。
始発の5時30分発は満席。(次の5時45分発はガラガラ)

8/27 5:58

30分で須走口5合目に到着。往復2100円。
昨日の雨のおかげか紺碧の空。
良い日になりそうです。

8/27 6:12

さあ、出発です。
朝一番のバス到着と同時に山荘も開店。

8/27 6:16

少し進むと、富士山保全協力金の受付があります。
今年は富士山世界文化遺産10周年記念で木の札です。

8/27 6:19

始発のシャトルバスの方々がどんどん登って行きます。
私たちがラストかな？　この後は時々、次のバスの人が数人追い越していくだけの静かな山行きでした。

8/27 6:20

今回の登山は「須走口で花を楽しむ」というのがテーマ。
さっそく素敵な植物が。つやつやに輝く緑のマムシグサ。

8/27 6:23

普通のアザミもいっぱい咲いています。

8/27 6:22

古御岳神社に安全祈願のお参りをします。

8/27 6:25

ベニバナノイチヤクソウの実。

8/27 6:27

キンレイカの花後みたいです。
いっぱいありました。

8/27 6:28

ヤハズヒゴタイ。
初めて見ました。森の中で小さな花火のようです。

8/27 6:30

林の中を登っていきます。水ヶ塚から御殿庭に登る道よりも広葉樹が多い感じです。

8/27 6:38

ミヤマアキノキリンソウ。
林の中に黄色が目立ちます。

8/27 6:39

林の中だけど富士山っぽい溶岩の登山道です。

8/27 6:39

ハナイカリ。
この花もいっぱい咲いていました。

8/27 6:40

コケ！

8/27 6:42

セリ科の白い花。
この花も樹林帯の上の方まで広く咲いていました。

8/27 6:46

見事なキノコ。

8/27 6:47

コケ！

8/27 6:56

登山道と下山道の合流地点。
直進します。

8/27 6:58

いっとき、樹林帯が開け富士山が見えました。

8/27 6:58

反対側には、山中湖、須走の街並み・丹沢や箱根の山並み・相模湾などが広がります。

8/27 6:59

富士山の花と言ったら、オンタデ、

8/27 7:00

ムラサキモメンヅル、

8/27 7:00

そしてフジアザミですよね。

8/27 7:02

コウモリソウ。
小さなクルリンパ。

8/27 7:05

白いキクの花。
名前はわかりません。

8/27 7:08

イタドリも今を盛りと咲いています。

8/27 7:08

ミヤマハンノキ。

8/27 7:09

ピンク色のオンタデ。

8/27 7:11

シャクナゲはもう種になっています。
次は花の時期に来たいな。

8/27 7:24

脇道があったので行って見ると絶景ポイントでした。

8/27 7:27

ミヤマアキノキリンソウ。
この花も樹林帯の上の方まで広く咲いていました。

8/27 7:40

時々、樹林帯が切れる場所があります。
稜線の山小屋もよく見えます。
ときおり追い越していく人がいるくらいで、富士山大混雑のニュースが嘘のような落ち着いた須走口登山道です。

8/27 7:42

2500mあたりからfield_Sが不調を訴えたので、景色や植物を楽しみながら無理せずゆっくり登ることにしました。
秘密兵器の喘息用気管支拡張剤を2吸入。

8/27 7:47

クジャクチョウはフジアザミの蜜を吸うのに夢中です。

8/27 7:48

♪夏が過ぎフジアザミ♪
思わず替え歌が出てしまいます。

8/27 8:16

上:何の花後だろう？と、ずっと話していました。
下：ヤマホタルブクロ

8/27 8:20

コケモモ。
上の方は花から実になる途中かな？

8/27 8:37

六合目、長田山荘。
field_Sの体調も回復。でも無理せずに。

8/27 8:41

冷凍アクエリアスが程よく溶けて、ほてった体に沁みこみます。
溶けないようにチョコはこれにしました。

8/27 8:46

青空にこいのぼりが映えます。

8/27 9:25

思わず声を上げてしまいました。
きのこの山！です。

8/27 9:31

タチコゴメグサ。

8/27 9:33

ヤマトリカブト。

8/27 9:34

キバナシャクナゲも出てきました。
来年に向けて小さな蕾も付けています。

8/27 9:44

ずっと気になっていた正体がわかりました。
ヤマホタルブクロでした。

8/27 10:02

名前のわからなかった可憐な花。

8/27 10:07

北富士演習場・富士吉田の街並みもよく見えてきました。
樹林帯を抜けました。

8/27 10:08

赤いオンタデ。

8/27 10:20

本六合目、瀬戸館。

8/27 10:25

朝食が早かったので早目の昼食その1。
キュウリの丸かじりがおいしい！
瀬戸館のヒヨコさん、絶景をありがとう。

8/27 10:47

富士山にイチゴ畑が？
シロバナノヘビイチゴの実でした。

8/27 10:59

イワツメグサ。
小さな花なのに力強く咲いています。

8/27 11:16

ヤハズヒゴタイ。
これもクルリンパ。

8/27 11:17

登山道も富士山らしくなってきます。

8/27 11:23

富士山の赤い宝石コケモモ。
実がいっぱいです。

8/27 11:27

イワヒゲかな？

8/27 11:31

トモエシオガマ。
この花も今回初めて見ました。
花びらが風車のようでかわいい。

8/27 11:46

小屋跡。
残っているのは石積だけ。木材や什器のかけらはありません。

8/27 12:02

ミヤマオトコヨモギ。
あちこちで力強く咲いています。

8/27 12:13

クリーム色っぽい白・ピンク・赤と、色とりどりのオンタデ。

8/27 12:38

イワツメグサ。

8/27 12:51

3000m近くでfield_Mが冷や汗と吐き気。リュックに「子泣き爺」が降臨！体が重くて足が上がりません。
秘密兵器2「イブクイック」服用。即効で効きました。

8/27 13:02

七合目、太陽館。
ここから先は頂上まで溶岩の富士山の登山道。

8/27 13:10

昼食その2。
秘密兵器2のおかげでfield_Mは体調も食欲も復活。

8/27 13:28

八合目まで行く予定でしたが、field_Sの体調不良、field_Mの高山病で大幅に遅れてしまったので七合目で折り返します。
登山道は右手の看板の所から登ってきました。
下山道は直進です。

8/27 13:34

須走の砂走り下山道です。

8/27 13:55

だいぶ下ってきました。
須走五合目・小富士・馬返しあたりの真新しい砂防提・道の駅周辺の街並みもよく見えます。

8/27 14:03

振り返ると青空に富士山頂。
御殿場の大砂走りに比べると石が混ざっています。
走って転んで頭をぶつけると大怪我しそう。

8/27 14:30

ダケカンバやミヤマハンノキが出てきました。
ミヤマハンノキは幹を曲げて雪崩を通過させ、また起き上がる性質をもっているそうです。曲がった幹がたくましい。

8/27 14:55

富士山ではよく見かける溶岩の断面。

8/27 15:00

砂走りもそろそろ終わり。
私たちは走らずに下りてきましたが、普通の山道を下りるのに比べるととても楽でした。

8/27 15:07

砂払い五合目、吉野家。
鳥居をくぐると樹林帯です。

8/27 15:27

登山道・下山道の分岐まで来ました。

8/27 15:30

行きには気付かなかった白い花？実？
何だろう？

8/27 15:33

シシウドのような実。何だろう？
あちこちで見かけました。

8/27 15:37

キノコもいっぱい生えています。
左のキノコは朝は立っていたのに倒れていました。

8/27 15:59

富士山保全協力金の受付。
無事下山できました。御世話になりました。
シャトルバスが着いたのか続々と登って行きます。ほとんどが外国の方でした。

8/27 16:09

須走行きのバスは4時45分なので、東富士山荘で早目の夕食。
毎年「まぼろしの滝」を見に来た時に必ず寄るのですが、今年は来れなかったのでいつもの「きのこそば」をいただきます。

8/27 16:23

バス待ちの間にインフォメーションセンターに。
何回も来ていますが初めて入りました。

8/27 17:09

上：シャトルバス乗り場に着きました。4時45分のバスは20人位。スキスキでした。
下：地下道を通って道の駅のトイレに行けます。

撮影機器：

D7500 ボディ ニコン

iPhone 14 Pro 128GB SoftBank Apple

iPhone 13 128GB SIMフリー Apple

感想

field_S

5年ぶり6回目の富士山です。そのうち4回は山頂まで、今回を含めて2回は約3000mまでの計画でした。富士宮ルート、御殿場ルート、プリンスルートは行きましたが、須走ルートはまだだったので「樹林帯を通る須走登山道を歩いて植物を楽しもう」ということで出かけました。
私たちは歩くペースが遅く、頂上まで日帰りでは無理だとわかっていたので吉田ルートと合流する「須走登山道八合目往復」を計画しました
途中で二人とも一時体調不良になり、七合目往復になってしまいましたが、花や景色を楽しんで、須走登山道のおいしい所を充分堪能できたと思います。
今回、想像を上回る豊富な種類の花を見ることができましたが、シャクナゲやキンレイカなど既に咲き終わっていた花も多かったので次は7月に来てみたいです。
須走ルートは登山道と下山道が別で、8月の日曜日にもかかわらず空いていて、とても快適に歩くことができました。（吉田ルートと合流する八合目から上は混んでいるようですが…）

コメント

リロちゃん

ふぃーるどえすさん　おはよリス

須走は比較的すいているようですね
火祭りも終わり閉山前に行けて良かったリロ
吉田口と違い観光化されてなく良い登山口ですね

field_S

リロちゃんこんばんは。
コメントをいただいてとても嬉しいです。
おいしい桃ができるまでは苦労があるんですね。
ほんとにたいへんそうですが、いよいよ復活ですね。

須走口登山道は水ヶ塚から宝永山への道のように花や景色を楽しむのには最高だろうと思っていましたが、今回行ってみて予想どおりでとても楽しめました。いくら県道でも春には7合目あたりまで開放してくれたらいいのに・・・
吉田口から頂上まで登ったことはまだありません。紅葉の時期に奥庭から五合目まで登って、レストハウス周辺が閉山中でもとても賑わっているのに驚きましたが、御中道がとても楽しかったことを想い出します。