日光白根山 丸沼スキー場よりアタックも敗退
- GPS
- 29:00
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,082m
- 下り
- 1,082m
コースタイム
丸沼スキー場10:00→ゴンドラ山頂駅11:00→七色平避難小屋付近12:30→テント設営
2日目:7時間30分
登頂開始7:00→4時間ラッセル→2400m付近尾根到着11:00→12:30テント場(撤収)13:10→ゴンドラ山頂駅14:00→丸沼スキー場14:30
天候 | 1日目:雪 2日目:雪→曇り→下山時青空 |
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過去天気図(気象庁) | 2009年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
丸沼高原スキー場へはスタットレス必須です。 前日からの降雪のため七色平へもかなりのラッセルを強いられそうでしたが、先人のトレースがあり助かりました。 2日目まで降雪が続いており更に30センチくらい雪は上積みされてました。南側から回り込むコースでアタックしましたが、最初は膝下でも標高が高くなるにつれ新雪・深雪のため樹林帯でも腰までのラッセル。8人で回っても全然進みませんでした。 このルートだと20m程度の沢っぽい箇所を3本ほど通過します。なだれる可能性があったので十分注意しました。 赤テープは慎重に確認すれば確認できる高い所にありました。 |
写真
感想
●1日目七色平まで
5:30に出発3連休とあって高速は若干の渋滞があり丸沼スキー場に到着したのは10時。駐車場はスキーヤーで結構混んでいた。さすがに丸沼まで来るとパウダースノーで踏み心地が気持ちいい。若干不安なのは昨日から雪が舞っている状況が続いていること。
ゴンドラを降りいよいよワカンを履いて本日幕営予定の七色平に向かう。運が良いことに今朝なのかスノーシューの踏み後がついていたので歩きやすく、17キロの荷物を背負った私にとってはトレースが本当に助かった。約1時間半のスノーハイクでワカンにも慣れた。
●テントにて
本格的な冬山も初めてならテントの設営も初めて。まずは雪を踏んで地ならし、そしてテント設営。今回は大小2つのテントを用意し、片方は宿泊用、片方は荷物用とした。ピッケルを杭としテントを固定、床には銀マットを敷き保温性を高める。近くにトイレ場所を作りったが、今回は男だけだったためトイレと言うよりは場所を決めただけと言った感じだ。
一向に天候は晴れないため、予定していた散策を中止。テント内で雪で水作り、3時から6時半まで酒盛り。いやー皆酒好きで水物が一番重いのに酒しこたま買い込んでいて、美味しいお湯割り、熱燗のおかげで体も温まった。至福の一時。
就寝は7時。テント内に7人がシュラフを横たえて寝る。皆気持ち良さそうに鼾大合唱。夜はかなり冷えたようですが、この山行のために購入したナンガのシュラフは快適さを発揮してくれた。
●2日目山頂にアタック
4時半起床。朝食に雑炊を食べて早速準備開始。昨日は雪が降り続いていたようで30cm位の降雪。ただ天候は回復しそうな雰囲気で期待を膨らませながら7時に出発。七色平から南側へ樹林帯を横断し登頂するルート。ここからはトレースもなく、マーキングを頼りに道を探しながらの雪山登山。
7人で5分ごとに交代し、最初は膝下程度のラッセルを快調にこなす。新雪の上に自分がラッセル跡を残す作業がたまらなく気持ちイイ。そうこうしていると天気が良くなってきた。空の青と雪の白のコントラストがきれいだね。
1時間を過ぎると標高が上がるごとに寒さは増し、雪の量も増えていきます。新雪のためワカンをつけた足は深く入り、腰までラッセルになってくる。急斜面では足場がなかなか出来ない。樹林帯とはいえ腿までの新雪をラッセルしながら進むのは結構シンどい。交代するタイミングも短くなり車輪のごとく進むこと4時間、かなりシンドかった。
樹林帯を抜け2400m付近に到着。ようやく山頂が見えた!振り向くと山々の連なりも見えた!!雪は止んでいたが、強風が粉雪を舞い上がらせる地帯。気温は-18℃・・・寒すぎると言うか手が痛い。
●残念ながら下山
あと200m頂上はすぐそこだが、ゴンドラの時間が2時半までということで今回は残念ながら撤退となった。
4時間ラッセルした登りに比べ、道がついている下りは早い早い。ただ結構ヘタッていて腿が上がらずワカンの先を雪に引っ掛け、よく躓いた。
七色平に到着してテントを撤収。ふと空を見上げると昨日は見えなかった頂上がスッキリと見えた。冬山は本当に美しいねー。
急いでゴンドラ山頂駅に到着すると今日は3時半まで運行していたそうだ。頂上まで行っていたら間に合わなかったね。スキー場では今回で一番キレイな日光白根山の姿を見ることが出来た。苦労したご褒美のようで嬉しかった。
今回は冬山の魅力とテント泊の楽しさを体感できたと共に、まだまだ体力がないことを痛感した山行だった。
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