早池峰山

2023年09月03日(日) [日帰り]

• GPS: 05:43
• 距離: 11.4km
• 登り: 928m
• 下り: 920m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:12
• 休憩: 0:22
• 合計: 5:34

7:23 河原坊
7:48 7:49 小田越
8:08 8:14 御門口
8:54 御金蔵
9:11 9:16 天狗の滑り岩
9:22 剣ヶ峰分岐
9:26 門馬コース分岐
9:37 早池峰山頂避難小屋
10:39 10:45 早池峰剣ヶ峰
11:38 天狗の滑り岩
11:38 御金蔵
12:07 12:08 御門口
12:25 小田越
12:49 12:52 河原坊
12:57 ゴール地点

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車 飛行機

新幹線で新花巻駅へ。花巻で前泊。レンタカーで河原の坊駐車場へ。帰りは新花巻空港から帰阪。

写真

河原の坊に駐車し、小田越登山口からスタート。けっこうガスが出てます。ここまでの林道は意外と長かったです。

短い樹林帯を抜けると、目の前にいっきに斜面がひらけます。大きな岩が転がり、前方に城砦のような岩山が見えます。

霧の中から険しい岩の砦が出現。岩の間に花の咲き乱れる草原が広がります。

左：ミヤマアキノキリンソウ、右：キンロバイ

左：ゴマナ？、右：ウメバチソウ

ナンブトウウチソウ。斜面をおおいつくし、穂が風に揺れています。

左：ナンブトラノオ、右：何シャジン？

岩のごろごろした道を登り続けますが、お花もあるし、とても楽しいです。

五合目の御金蔵（おかねぐら）に到着。ランドマークの四角い石が目印です。

少しガスが晴れて、次なる城砦が見えてきました。山頂は左手、やや雲がかかって見えません。

格好のいい巌です。PCのデスクトップに使えそう。

巌のたもとまで来てふり返ると、こんな感じ。竜ヶ馬場（りゅうがばんば）と呼ばれる平坦地です。登ってきた道が竜のようです。

左：オヤマソバ、右：ミネウスユキソウ？

八合目付近、天狗の滑り岩にかかるハシゴを上から見下ろしたところ。一つ目のハシゴは気づかず、迂回してしまいました。

剣ヶ峰への分岐を過ぎると、木道のかけられた平坦地です。御田植場（おたうえば）です。ガスで真っ白。

左：？？、右：ダイモンジソウ

建設中の黄色い山小屋の脇をぬけて山頂に到着！お地蔵さんの祠の前で記念撮影。後ろは雲がもくもく。

少し青空がのぞきましたが、maxこれぐらい。残念ながら東北の山々を眺めることはできませんでした。

祠の横に十一面観音像が立ちます。

早池峰山の山頂にはたくさんの剣が突き立てられ、奉納されています。多くは安全祈願のようです。

早池峰神社の真っ赤な奥宮もあります。

アザミの花にとまるクジャクチョウ。

食事休憩をして山頂を辞した後、尾根をたどって南側の剣ヶ峰をめざします。ハイマツの繁る、切り立った狭い尾根道を進みます。

剣ヶ峰に到着。晴れたら絶好のロケーションだけに、今日の天気は残念です。

往路と同じ道を帰ります。少しガスは晴れましたが、山頂付近はやっぱり隠れています。

そのかわり、向かいの薬師岳は雄大な姿を現しました。早池峰山とともに宮沢賢治の創作世界に登場する山だそうです。

小田越登山口から河原の坊へ向かう林道で。やっと早池峰山の山頂が姿を現しました（右）。

下山後、岳集落の早池峰神社の里宮にお礼参り。ここにも巨大な剣が奉納されています。

台温泉で一服した後、注文の多い料理店でカツカレーを食べて、帰りの飛行機に乗りました。

感想

ZAT02544

はるばる来ました、花巻・遠野。
朝から山の上にはガスが居座っていましたが、たくさんの人出です。樹林帯は短く、目の前に出現する岩の斜面に圧倒されます。岩のごろごろした険しい道を登り続けますが、お花畑に目を遣ったり、振り返っての眺めを楽しんだりで、とても楽しい山道です。今日は残念ながら山頂からの眺望はありませんでしたが、たっぷり楽しめました。帰りは剣ヶ峰に寄りましたが、こちらも四方ガス。でも、岩山とお花の魅力を堪能し、印象に残る山になりました。
下山後は台温泉・精華の湯で汗を流し、宮沢賢治記念館前の山猫軒で食事をして満足して帰りました。
帰宅後に早池峰山の登場する宮沢賢治の詩を読んでみると、その創作世界がよく実感できました。