傾山
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,337m
- 下り
- 1,334m
天候 | 晴れのちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ガスコンロ
|
---|
感想
2009年8月30日(日)【傾山】
先週は南国の薩摩半島の開聞岳まで遠征し、盛夏にふさわしい素晴らしい山旅になりました。
蒸し暑さは半端じゃなかったけど。
8月の最後の日曜日、mixiの山コミュの仲間はイベントでみんな大山へ出かけますが、僕は山へ行くかどうかも含めて決めかねていました。
いろいろ考えましたが、やはり山へ行くことに。
そうと決まれば心はやはり未踏の山に向かってしまいます。
しかも夏山に日本アルプスへ出かけられない僕は少しでもアルプス気分を感じたいので、標高差が大きくて、祖母山と長い縦走路で繋がっている大分県の傾山(1605m)へ登ることにしました。
今年21回目の山旅です。
<コース:上畑コース 九折登山口←→九折越←→センゲン尾根←→後傾←→傾山>
深夜2時半に下関を出て登山口に着いたのは6時半前。
駐車場には車は他に1台だけ。
天気は曇り、稜線ははるか遠くにうっすらと見えるだけでした。
準備を終えて6時50分に歩きだします。
とても蒸し暑くてすぐに汗が滝のように流れ出します。
今日も局地的大雨洪水警報発令です。
登山道は九折川の山手谷の左岸沿いに延々と続きます。
道幅はあまり広くなく踏み外すとはるか下の山手谷へ滑落しそうです。
緩やかな登りを1時間ほど歩くと岩塊だらけのカンカケ谷の中を歩きます。
右岸に渡りきるとはっきりしない尾根道?の急坂が待っていました。
とても歩きにくい道でハシゴやロープもあり肝を冷やします。
1時間ほどの急登で使われていない林道に出ました。
ここまでまともに休憩していなかったのでここでは10分ほどゆっくりと休みました。
林道を渡って山腹道を登っていくと、広葉樹の林相がきれいな歩きやすいジグザグ道をしばらく登ります。
尾根に突き当たると道は左に折れて尾根道を登っていきます。
登山道はやがて尾根を外れて左の山腹へ。
荒れた登山道の急坂を登っていくときれいな森に囲まれた平坦な九折越の大きな草地の広場に出ました。
晴れていたらとても気持ちのよいところでしょう。
時刻は10時。足の遅い僕はここまで3時間もかかってしまいました。
ここで少し腹ごしらえをしてからセンゲン尾根と呼ばれる縦走路を傾山へ向かいます。
素晴らしい森の中に、高低差がなく、とても歩きやすくて気持ちのよい登山道がまっすぐに続いています。
上空の雲が一時的に薄くなって陽が差し込んできましたがすぐにまた曇り空に戻ってしまいました。
縦走路の南側は急斜面ですが北側は緩斜面となっています。
50分ほど平坦な道が続くと傾斜がだんだんきつくなっていきます。
登山道の脇に小さな紫と白のきれいな花の群落がありました。
杉ヶ越からの尾根道を合わせて岩混じりの最後の急坂を登りきると後傾の山頂に飛び出しました。
大きな空間を隔てて傾山の山頂がありました。
登山道は尾根に沿って少し降ったあと、登り返すと冷水コース、続いて三ツ尾コースを合わせると大きな岩塊に囲まれたような傾山の山頂に着きました。
時刻は12時。登りに5時間もかかってしまいました。
周りは雲とガスだらけで見えるのは隣の後傾の山頂ぐらいでした。
一度だけ雲が薄くなって頭上の青空と雲に覆われた祖母山方向が見えました。
山頂に留まっていても雲は取れそうもないし、降りにかかる時間を考えると長居はできません。岡山コミュの健脚組が今年、岩稜のある三ッ尾コースを下っていますが、今日は無理。お昼を食べ終わると登頂証拠写真を撮って早々に下山を開始しました。山頂滞在時間わずか40分でした。
降り始めると同時に小雨も降ってきました。
スリップしないように細心の注意を払いながら、急坂をゆっくりと下りました。
道が平坦になると素晴らしい尾根道をゆっくりと楽しみながら九折越まで歩きました。
小雨はいつの間にかやんでしまいました。
九折越のすぐ西側の森の中にある非難小屋を下見にいきました。
平屋建ての広い小屋ですが、外にあるトイレの建物は倒れていました。
九折越でゆっくり休んだあと上畑へ向けて下山を急ぎました。
林道からカンカケ谷までの急坂も危険を感じることなく下ることができました。
それから九折川の山手谷左岸沿いの長い長い道を沢音を聞きながらえんえんと歩きました。
17時前にやっと登山口に着きました。
振り返るとはるか遠くに雲に覆われた稜線がうっすらと見えていました。
足が遅いので歩行時間が長くなってしまい、また天気もよくなかったし、そのうえとても蒸し暑かったので、今日はとてもハードな山歩きになってしまったけど、傾山というなかなかに渋い山をひとりで静かに楽しむことができて十分に満足できた山旅でした。
※この記録はmixiの日記を転載して、2023年9月4日(日)、62歳時に作成しました。
コメント
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で、私はこの時何してたのか調べてみたところ、まんまと大山に行ってますね。今は昔。
過去の山行のレコを見てくれたんだ。
でもがっかりさせてごめんなさい。
まりりんは、相変わらず仕事が忙しくて、年齢のためか、毎日仕事の疲れでぐったりしてるよ。
そんなわけで、定期的に山歩きができる環境と体調がなかなか整わないけど、無理せずに時々山歩きを楽しみたいと思ってるよ
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