THE DAY! 晴れた!強風の蔵王



- GPS
- --:--
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 921m
- 下り
- 917m
コースタイム
- 山行
- 4:15
- 休憩
- 3:30
- 合計
- 7:45
登山届はリフト乗り場(チケット売り場)で提出。
下山時も報告する事。
天候 | 曇りのち晴れ。終日強風、暴風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
東北道白石ICから30分ちょっと。 駐車場無料。スタッドレス等の滑り止めは必須。 スキー場からはリフトを三本乗り継いでリフトトップまで。(歩きも可) 3回券1500円 当日20m以上の強風でリフトが動かなかった為リフトの代替で雪上車に乗せてもらい第2リフトのトップまで。 第3リフトは少し遅れて動きました。 下山時はリフト使用不可。 雪上車の通行道を歩いて下ります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<スキー場〜大黒天登山口> すみかわスノーパークゲレンデからリフトを三本使用。3回券1500円 この日は強風で第三リフトしか稼働しなかった為、第二リフトのトップ辺りまで雪上車が代替輸送してくれた。 第三リフトのトップからは雪上車の通路を歩く。 雪上車の通る道を辿れば大黒天登山口。 スキー場の案内では強風や視界不良の場合は登山道よりも雪上車の道を歩いた方が良いと言われた。 <大黒天登山口〜刈田岳> 大黒天登山口からは稜線を一気に上がる。 ポールが立っているのでそれを目印に。 谷側(登りの場合ポールより右側)に寄りすぎると崖。 雪庇も少し出ているので寄り過ぎないように。 強風が吹き付けていた 登りきると雪に埋もれた避難小屋入り口を掻き出して少し休憩させてもらった。 避難小屋のすぐ上が刈田岳の山頂と神社 下山時は刈田岳から避難小屋まで下り、そこから南側に降りた。 蔵王の名物スノーモンスターの群生の中を雪上車の道まで直線的に下った。 <刈田岳〜熊野岳> 刈田岳から広い雪原を熊野岳に歩く。 ポールが立っていますのでそれに沿って歩けば熊野岳手前の避難小屋に着きます。 そこから90℃左側に折れて400mで山頂。 大きな高低差もないので特に問題なく歩けると思いますがホワイトアウトして視界が悪いとちょっと怖いかも。 お釜の方は切れ落ちているので近付きすぎないように。 |
その他周辺情報 | 温泉は山麓に多数あります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
わかん
|
---|---|
備考 | わかんより浮力の高いスノーシューの方が歩きやすそう。 |
感想
雪山はまだまだ終わらない!
一週間ぐらい前から密かに友人と山行計画を立てていた。
いくつか異なるエリアで候補の山をあげておいて、その中で直近の天気が良いところに行こうと計画。予報の確証が高くなって来たところで上州武尊に行く事を決めた。
が、前々日の夜から前日まで大雪(後で聞いた話によると実際雪が多すぎて当日リフト等が動かなかったとの事)
予定日の天気は悪くないがこの地方は記録的な大雪で雪の状態が読めない。
他の候補も天気予報自体は悪くないが前日の雪や強風予報などで出発当日の夜中に合流した時もまだ行き先が決まらない状態だった。
武尊は雪ヤバそうだよ・・・
唐松も雪昨日降ってるしここは登った事あるし・・・
晴天率が低く(20%ぐらいだそう)あんまり晴れマークの付かない蔵王に晴れマーク付いてるけど、平地でも強風だってよ・・・。
荒島岳も・・・。
どうしよう?
(中略)
蔵王行こう!
お互い普段はソロで日帰りが多く、なかなか遠出はできないのでこういう機会に滅多に行けないとこにしようと。
風強くても空が晴れてりゃ登れる!
一応状況悪かった時の転進先も考えて同行者の運転で一路蔵王へ。
蔵王はこの時期だと山形の蔵王温泉からゴンドラで登る方が多いけど我々はこちらからアクセスのしやすい宮城側から。その方が方が歩き応えもあるし。
東北道を走り一路宮城へ。
お天気はなかなかいいんじゃない?
平野部に思ったより雪が少なかったのでちょっと心配だったけど、山の中に入ったらやっぱり東北。道路脇の雪が凄くてテンション上がる。
7:30過ぎ
すみかわスノーパークのゲレンデに到着。
リフト券売場でお話を聞くと、今日はゲレンデでも風速20m以上で上は更に風が強く、おそらくリフトは運行できないとの事・・・。
ただ、ここはゲレンデからハイクアップもできるし樹氷ツアーなどの為の雪上車もある。最終的には上の第3リフトのみ運行する事になり、そこまでは代替で雪上車で連れて行ってもらえることに。
登山届を提出し準備を整える。
予定よりも少し遅れての出発だったけど9:30に出発。
雪上車に乗るの初めてだからちょっとテンション上がる。
10分程で第3リフトの手前まで上がり、第3リフトに乗り込む。
ここは樹林帯なのでそれ程風も強くない。
リフトを下り日焼け止めを塗り、装備を整えて歩き出す。
しばらくは雪上車の通る道を歩く。次第に風が強くなってきて耳や頬が痛いのでバラクラバを被った。
気温ー12℃風速20〜25m。
風はなかなか強いけど八ツより暖かいかも。
大黒天登山口でわかんを装着。同行者はスノーシューを装着。
ホワイトアウトするような荒れ方だったら雪上車の通り道を使うように言われたが地吹雪でビュービュー言って顏にバチバチと舞い上がった雪が当たってもお構いなしに雪で埋もれた登山道を行く。
笑っちゃうぐらいの強風(^_^;)
かなりの風で体が持って行かれそうになったり、足元も沈み込むのでちょっと大変。
雪が締まったところは良いが、ただでさえ強靭な足腰の同行者がヒールリフターの付いたスノシューを履いてるもんだからこっちはヒーヒー言いながら歩く。
やっぱ風があっての蔵王だよね。
この地吹雪も魅力の一つ!
なぁ〜んて言いながら地吹雪の中を登って行く。
バラクラバが無きゃ耳や頬はやられそうだ・・・。
北側は切れ落ちているし小さいが雪庇もあるのでのであまり寄り過ぎないように注意。一応ポールがあるのでそれを目印に登る。
登りきったところで大きな白い塊が現れる。
エビの尻尾に囲まれた避難小屋だ。
窓サイズの小さなドアを掘り出して開け中に入る。
ストーブ、灯油、水、非常用品、毛布やマット、更には御嶽の噴火の影響もあるのだろうかヘルメットやマスクが準備されている。
登山者を守る準備がしっかりとされていて頭が下がる。
小屋で少し休憩をさせてもらい、再び装備を整えてすぐ先の刈田岳山頂へ。
鳥居や社にびっしりと付いたエビの尻尾が凄い!
原型が分からないぐらいだ。
この頃から時折雲の間から晴れ間が見えるようになる。
写真を撮ったりしながら山頂を堪能し、熊野岳に向かう。
相変わらずの強風の中、馬の背を歩く。
ガスが取れると真っ白なお釜(五色沼)や、さっき登った刈田岳も綺麗に見える。
風は収まる気配がないが、雲は少しずつ取れて行く感じがする。
足元はどこもかしこもエビの尻尾とシュカブラ。
なんだか違う惑星にでもいるようだ。
平坦なところから一登りすると熊野岳避難小屋。
山形側のロープウェイから来た方が一名いたが、他には誰にも会っていないという。
(帰りも誰にも会わなかったから宮城側から山頂まで登ったのは自分達だけかな)
休憩は後にとっておき、ここから数百メートル先の山頂を目指す。
雲がどんどん流れて行く。
ようやく蔵王の主峰、熊野岳山頂に到着!
蔵王山神社も先程の刈田岳神社と同じく雪とエビの尻尾に覆われている。
いつの間にか晴れ間も広がり素晴らしい眺めが飛び込んでくる。
樹氷群も綺麗だし、東北の墓の山々、歩いてきた稜線や、遠く太平洋まで見渡せる。
写真撮ったり景色を眺めたり貸切の山頂を堪能して引き返す。
青空が広がってきて下るの惜しくなっちゃう・・・。
熊野岳の避難小屋で昼食タイム。
同行者の持ってきたサーロインを焼いて食べたりラーメン作ったりして風にあたらない小屋の中でのんびりと過ごす。
一時間ぐらい休憩したところで下山開始。
風は午前中よりは幾分か弱くなった感じはするけど依然強風。
しかし空の雲やガスは取れて青空が広がる。
遠くから遠征して良かった。
刈田岳まで戻り、そこからは登ってきた尾根から少し逸れて南側の樹氷群の中へ。
これこれ!蔵王名物アイスモンスター!
こりゃまた凄い!
北八ツや群馬辺りでも樹氷もどきは目にするけどそれとは全く別物。
サイズも形も桁違い。
ホントここに来なければ見る事の出来ない景色でした。
全く踏み跡の無い深い雪の雪面とモンスターの間を自分達だけのトレースを付けて歩いて行く。
雪の中ではしゃぎまくり。
樹氷ツアーの最終点?辺りまで戻ったところでこの景色ともお別れ。
後は雪上車のルートと、それをショートカットするように見えるリボンを辿ってゲレンデのトップを通過し、出発点まで戻る。
下山報告を済ませ、装備を解き、車に乗り込んで麓の温泉へ。
遠刈田温泉(とおがった温泉は遠かったなんて・・・)神の湯(310円安い!)で汗を流し冷えた体を温め、宮城と言ったら牛タン!利久で牛タンを食べて帰路へ。
さすがに長距離移動(我が家からは片道600キロぐらい)と地吹雪の山を歩き最後はぐったりでしたがとても充実した一日でした。急遽予定を変更したにもかかわらず青空の恵みもあってこの時期にここでしか出会えない景色に出会え大満足。
今日は運転を任せっぱなしだった相棒ありがとう。
この日この山に来れて良かった!
翌日帰宅したのは朝の9時。
シャワーを浴びて余韻に浸りながら出勤です(^_^;)
ペンタくんの前後の写真、本当に素晴らしい絶景ですね!
これだけ見ると強風なのかどうかなんてわかりませんけど、長距離お疲れ様です。
昨シーズン、ほとんどおんなじ様なコース〜神の湯まで一緒wwで歩いたので、
イメージがとてもつかみやすかったです♪
刈田岳の山頂なんかは同程度だったですが、手前の避難小屋は普通にあった気が。
こんなにガッツリ覆われていませんでした。
ちなみに我が家からすみかわまで300kmジャストとメモってあるので、
ウチからmamepyonさんちまで300kmあるんですね(*_*)
noster さんこんにちは
今回は同行者が運転頑張ってくれたので自分は200キロぐらいしか運転してません
蔵王の厳冬期は晴天率20%だそうです。
週一晴れるかどうか。
不定休の我々(同行者も)がそれにバッチリ合うのはなかなか難しいです。しかもこれだけの遠征だと微妙な予報だとなかなか踏み切れないので今回は運に恵まれたのかな?と思っています。天気予報は晴れだけど強風予報が出てたので地吹雪が出ちゃうと何にも見えないかもという心配がありました。
でも午後まで粘ったら晴れてくれました
東北の山良いですね
300キロぐらいなら余裕なんだけどなぁ・・・やっぱり遠かったです。
アクセス、登山状況、巨大モンスター、サーロイン、そのまま仕事・・・。
さすがですね(^・^)
自分なら完全宿泊行程ですね。
絶景過ぎて勿体無い^m^
今回はケットラじゃないですよね?^m^
冬は滅多に晴れない山なのでなかなかタイミングを掴むのが難しかったです。
登山自体はそれ程長い行程じゃなかったし距離や標高差もそれ程無かったけど、アクセス、強風とかを考えるとなかなか大変でした
余裕があれば麓の温泉宿かなんかで一泊したいところですよ
今回は同行の相棒の車だったので快適でした。
さすがにケットラ君ではちょっと無理かも
こんにちはー。
念願の?蔵王のアイスモンスター楽しめて良かった!
ずっと行きたいって言ってたもんね〜。
強風だったけど、青空だったし本当に良かったです。
相棒さんにも感謝だね!!
それにしてもサーロインだなんて、、、美味しそう〜。。。
mizutamariさんこんにちは〜
そう!念願の蔵王のモンスターでした
mizutamariさん達のレコで羨ましい〜って思ってたから。
この辺まで遠征となるとなかなか気合が必要です。
提案したのはボクだけどそれに乗っかってくれた相棒に感謝です。
サーロインはちょっとレアで焼いて塩コショウだけで美味しく頂けました
帰りはせっかくここまで来たんだからと、ちょっと仙台方面に向かって美味しい牛タン食べて帰りました
いやー、モンスター凄いですね!
俺も一度でいいから見てみたい!!
ここって冬、晴れることほとんどないんですよね。
青空は奇跡♪やったね。
サーロイン、ウマそー!
でも、一番凄いのはそのまま出勤のマメさんだと思います。
男子は輪かんじきです!ね!
こりゃぁ一見の価値ありですよ。
生であの樹氷群を見たら感動モノです。
北八ツとかで似たような感じのもの見る事あるけど、それとは別物。
本物の樹氷は蔵王、八甲田辺りのならではです。
ここで晴れたら晴れ男認定でいいでしょ〜
友人の家までの往復200キロ以外は運転まかせっきりだったので結構楽させてもらったけどそれでも翌日はさすがにキツかった
ようこそ、蔵王へ。
それにしても、樹氷との戯れ、
さぞ、気持ちよかったと思います。
地元民でも、天気に恵まれるのは
奇跡です。(自分が休日の時ね)
どうぞ、来年もおいでくださいね。
今年中でした、
夏スキーの月山もありますよぉ
おじゃましました
冬の蔵王は憧れの地でもあったので登れて良かったです。
当初は上の方は雲がかかってて強風で他には自分たち以外は誰も登らないような状況でしたが吹雪いてる中歩いて避難小屋で待機してるうちに少しずつ晴れ間も出て来て山頂ではお日様が顔を出してくれました。
青空の下の真っ白な樹氷群はホント素晴らしかったです。
夏も登った事あるけど、やっぱりもう一度行くならこの時期かなぁ〜
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