北八甲田 樹氷と温泉

2015年02月23日(月) 〜 2015年02月24日(火)

• GPS: 64:00
• 距離: 6.9km
• 登り: 696m
• 下り: 696m

天候

23日曇　午前は強風、午後にはおさまる
24日晴　風強い

アクセス

利用交通機関：

自家用車

青森市街から103号をおよそ50分で酸ヶ湯に到着。この時期には異例なことに道路は完全に乾いた状況でした。暖かかった22日、酸ヶ湯あたりも雪ではなく雨が降ったのだそうです。

コース状況／危険箇所等

23日は1時間30分ほどのスノーシューツアーに参加しました。アメダスに近づいてはいけません。
24日は八甲田ロープウェーの山頂公園駅周辺へ。強風。山頂まで雨が降ったようでスキーコースはカリカリ（私はすべっていないけど）。

その他周辺情報

千人風呂が有名な酸ヶ湯温泉で湯治気分を味わうのがおすすめです。

写真

スノーシューツアーは、酸ヶ湯アメダスからスタート。一昨年積雪566cmを観測した場所です。今は3m程度。豪雪って感じではないかも。

大岳がみえます。ブナ林からアオモリトドマツ（オオシラビソ）そしてハイマツと植生の変化がわかります。

雪に埋もれた酸ヶ湯キャンプ場の管理棟

こちらが正面。いま歩いているのは、2Fに相当する高さです。

炊事棟はほぼ見えていません。いつもなら完全に見えなくなっているそうですよ。

ここは、かつて、棟方志功がアトリエとして使っていた建物だそうです。酸ヶ湯温泉には棟方志功の作品や写真が飾ってありました。

木立の向こうにみえる大きなログハウス風の建物は八甲田ホテル。

アオモリトドマツの枝の向きでどれだけ雪がふったのかがわかります。

22日は雨だったそうで、雪はモナカ状態。水が流れた後が模様をつくっています。

宿泊は酸ヶ湯温泉。硫黄の匂い。

古くは鹿湯と呼ばれていたそうです。入り口の鷹は棟方志功デザインのバッジにもなっている神鷹の像。

広いヒバの浴槽。濃いお湯。夜と朝と2度入りました。浴場内は湯煙で数メートル先もよく見えません。

24日は青空。風は強め。ロープウェーに乗ると樹氷が見えてきましたよ。

山頂公園駅。とにかく風が強いです。

左から赤倉岳、井戸岳、昨日も見えていた大岳

樹氷は一度崩れて枝が見えているものも多かったです。エビのシッポ状になってまた再生中って感じかな。

飛ばされそうに強い風でどんな写真が撮れてるのかわからないままシャッターを押しました。

こちらは毛無岱方面。

風の向きによるのか複雑な模様を描きながら着雪しています。

パウダーだとばかり思っていましたが、山頂もカリカリです。

すこし黄色に着色しているのは、黄砂なんだとか。

電波塔についた雪は落ちたようです。少し前まではすっかり雪で覆われていたみたい。

溶けた感じと成長している感じがわかります。こうやって大きくなるんだ。

この旅では、八甲田雪中行軍遭難資料館にも寄りました。初めて知ることがたくさんありました。

感想

isako

昨年の蔵王に続き、今年も樹氷を見よう、と八甲田へ行くことにしました。
八甲田には夏に一度来たことがあります。ゴードラインをめぐり、赤倉岳に登り、八甲田ホテルでランチをしたのです。千人風呂に入りそこねたので、今回こそは、と酸ヶ湯温泉豪雪プランを申し込みました。

厳寒期の2月。道路状況が不安でしたが、ここ数日暖かく、雨まで降って、道路に雪は全くなかったです。道路脇は雪の壁だけれど、思ったほどには高くない感じ。雨でだいぶ溶けたのではないでしょうか。

予定よりだいぶ早く青森県に入り、酸ヶ湯温泉に到着。

スノーシューのツアーは参加者4名。とっても楽しかったです。
冷えた後はもちろん温泉。
地酒とお料理をいただき、千人風呂に入って、ぐっすり眠りました。

翌朝も温泉につかってゆっくりしてから、
ロープウェーで山頂公園駅へ。
ロープウェーの乗客のスキー板はパウダー用なのでしょうね。
普段スキー場ではお目にかかれない感じのものが多かったです。
残念ながらカリカリになった非圧雪の林間を下る自信がないので、
私たちは行きも帰りもロープウェーです。

山頂は強風。
風が痛い、息がすえない。けどいい景色。
樹氷は一度崩れてまた再生中、といった具合でした。
黄砂の影響で着色しているものもありました。
後でニュースをみて知ったのですが、
2月に青森市で黄砂を観測したのは38年ぶりだそうです。

八甲田雪中行軍遭難資料館
青龍寺　昭和大仏
アスパム
などにも寄って、青森満喫。
山行記録というよりこれは観光記録です。