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Yamareco

記録ID: 5958778
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沢登り
丹沢

髭僧の滝からモミジ谷-失敗録

2023年09月19日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:40
距離
3.2km
登り
783m
下り
163m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:45
休憩
0:06
合計
6:51
9:16
9:16
21
9:37
9:40
15
9:55
9:59
362
16:01
ゴール地点
天候 快晴、猛暑
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
バス8時25分秦野駅発、はヤビツ峠行き。蓑毛で降車。
2023年09月19日 09:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/19 9:41
2023年09月19日 11:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/19 11:33
2023年09月19日 11:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/19 11:40
2023年09月19日 11:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/19 11:40

感想

ほぼ30年ぶりに沢登りがしたくなり、先週はセブンヒルズアドベンチャーさんの葛葉川初心者講習会に参加、今週は50年以上前に行った春岳沢を計画した。散々な失敗続きだったが何かの参考になればよいと思う。

装備・服装
ドライレイヤー(下着上下、ファイントラック)
沢用タイツ、ネオプレンレッグガード(モンベル)
ヘルメット、森林作業用スパイク付地下足袋。
沢用ザック、防水バッグ

ガイドブック
丹沢の山と谷(東京雲稜会編、1968年刊、中3の時買ったもの)
丹沢の谷200ルート(後藤真一著、2017年刊)

30度を遥かに超える猛暑で蓑毛から髭僧の滝までの登りで熱中症気味になり、滝下のベンチで30分くらい呆然と休憩。(第一の失敗、バスはヤビツ峠行きだったので終点まで行って下降すればよかった)。またここでGPSを止めたのだが、行動開始したとき入れ忘れる(第二の失敗)。

実はこの滝、古いガイドブック(丹沢の山と谷 東京雲?会編)には載っていない。古い山道が右岸にモミジ谷の近くまで続いていてこの滝はパスしており、前回はそこを通った。今は通行禁止になっている…通れるらしいが。
最近のyoutube動画では左岸巻道を通っているのでそれに従う。ここは最後の部分が垂直の岩場で高度もありちょっと怖い。胸の高さくらいなので、木を掴んでエイとやれば何でもないが(II+になっている)。
さて滝上はどうということもないが、途中で右岸側を通りそのまま分岐点を見落として知らぬ間にモミジ谷に入ってしまう(第三の失敗)。
以前に春岳沢に行った時に比べ、滝も小さいし水量も少ないような気がする。念のため山レコの地図を見ると、モミジ谷に入ってかなり進んでいる。スマホに保存したガイドブックの画像を見ると春岳沢より易しそうであるので戻らずそのまま進むことにする。ここで止めていた山レコGPSに気づきスイッチオン。
705メートル分岐は左に入る。終了点が低そうだったし小滝までガイドブックに載っている。
しかし730メートル地点の涸滝で行き詰まる。しばらく試みたが登る自信がない。後でガイドブックの解説を見ると左のザレから巻けると書いてあったが、なぜかそちらには目が行かなかった(第四の失敗)。
そこで分岐点まで降りて右沢を試みることにする。以前山レコのモミジ谷の記録で右へ右へと進んだというのを読んだことがあり、涸滝も特に問題ではなかったように書いてあった。(第五の失敗、クライミングスキルには大差があり得る)。
さて右沢に入って涸滝を2つ(725、740)超える。2番目のものは逡巡も含めて20分くらい要している。しかし、770メートル地点の涸滝で完全に行き詰まる。ここは30分ほど試みたがどうにも登れる気がしない。左に移動し、急なザレを登って見ると滑りながらも何とか登れる。
夢中で登っていると、沢に戻る気がしない高さになっていた。このまま尾根まで登ることにする。
ここからは5分上って10分休憩みたいな亀の歩みで2時間30分かかって標高差約200メートルを登り切りイタツミ尾根1016メートル地点に辿り着いた。最後の草地を除いてほとんどが四足歩行だった。また、途中で古い作業道に気づいたがトラバースが怖く、また距離も長そうなのでそのまま直登を続けた(第六の失敗?)
途中、疲れからかバランスを崩して浮石を掴み、3、4メートル滑落する大失態(第七の失敗)があったことを付け加えておく。衣服に破れはなかったが後で調べたら臀部の皮膚に擦り傷はあった。

追加
①71歳で沢のソロなど年寄りの冷水(特に体力不足を痛感)であるが、誰もいない沢の中で好き勝手に座り込んで水の音を聞いている気持ちよさは忘れ難い。

②履物は標準的ではないが、高巻きや詰めなどでは最強だろう。これは50年前、トリコニースパイク付のキャラバンシューズ(上級版)が春岳沢で好適だった経験から購入したもの。

③老人で話が長いこと、防水ポーチに入れたスマホを取り出すのが面倒で写真が少ないことをお詫びします。

④弁当のオニギリを冷蔵庫に入れたまま忘れ、食料は当日買ったプロテインバーのみ。(第八の失敗)

⑤疲れた体を引きずってヤビツ峠まで何とか下り、終了間際のレストハウスでソフトクリームで多少のカロリー補給、バスはもうないのでタクシーを呼ぼうとするが、一社は電話の呼び出し音が延々と続き、もう一社は配車の都合がつかないと断られる。仕方なく薄暗くなった柏木林道を駆け下る。蓑毛バス停には18時過ぎに着いた。

⑥最近の丹沢の沢登りの記事には必ずと言っていいくらいヒルの話が出てくる。私も警戒してヒル対策スプレーを持参し、あらかじめ地下足袋やレッグガード、上着袖口などにたっぷりかけておいた。しかし、全くヒルは見かけなかった。そういえば、暑すぎるせいか今年は丹沢でヒルを見かけないという山レコの記事をいくつか見た。
ただ、沢を歩いている時や詰めで枯葉や土の中に手を突っ込んだりしてる時はヒルの事が全然気にならなかった。滑落や進退極まることに比べれば、ヒルが食い付いたところで命を取られるわけでもあるまい、というような気持ちになっていた。でも実際に見たらやはり気持ち悪いと思っただろうか?

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