【冬山セルフレスキュー講習】安達太良山
コースタイム
8:15開講式−8:30奥岳登山口発−9:45勢至平東端(講習)−16:30閉講式
天候 | 2015/3/1(日) 雪→霙 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
冬山レスキュー講習会@安達太良山
主催:茨城県山岳連盟・日本山岳協会山岳共済会
主管:茨城県山岳連盟 遭難対策委員会
講習内容:雪崩のメカニズム、雪質観察、弱層テスト、小枝・土嚢支点、埋没者救助(V字コンベアベルト)、ツェルト搬送、「ヒトココ」紹介と実演
参加者:初級班10名、中級班10名、講師2名
4回目の受講。今年ははじめて中級班にて受講。
特別な道具を使うことなく、「セルフ」で「レスキュー」するには、まだまだ多くの現場経験が必要であると感じた。
最新の技術に触れる機会を与えてくださる、主催者と講師の方々に、心から感謝いたします。どうもありがとうございました。
「ヒトココ」について:
【ざっくり仕様など】
・オーセンティックジャパン製 http://www.authjapan.com/
・価格:親機1台+子機2台で3万円弱
・重量:親機70g 子機20g (親機はスマホ大、子機は60x40mm)
・電池寿命:親機6か月 子機3か月 (充電式)
・電波飛距離:100m〜5km(目安上空から5km、地上では100m)
・子機登録:親機1台につき子機10台
・事前に子機IDを親機に登録しておく(けっこう面倒なので現地では難しそう)
事前登録がない子機はIDがわからないと探索不可。
一度に探索できるのは1台のみ。
・探索開始し見つけると、距離と方角が表示される。
近づくほどピーピー音の間隔が短くなるらしい。
・ビーコンとは周波数が異なるため混信はしないらしい。
【実際に使ってみた】
・軽い。紐をつけておかないと紛失しそう(子機には紐を通す穴がない)
・(ビーコンに慣れた立場で)距離や方角の精度が非常に悪い。
⇒親機の持ち方で感度が大きく変わるらしい。
上半分にアンテナがあるため、下半分を持つようにする必要あり。
【今後の展開は?】
・ビーコンは高価、の理由でビーコンを持たずに山に入る人たちに対して普及を目指す、の向きがあるそう。
・近距離短時間セルフレスキュー=ビーコン、ヘリで上空から探索=ヒトココ、の棲み分けになるかも。
・ビーコンに慣れていると、「使えない」の印象を持ってしまうが、空身で山に入る層には充分有益と思う(登山届にIDを記入しておけば、ヘリ捜索もかなり有効になるのでは)
・日山協でもレンタル運用を検討しているらしいです
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