ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5978739
全員に公開
沢登り
十和田湖・八甲田

八甲田荒川(堤川)源流 で、はじまりの一滴探し(ついでに石倉岳へ寄り道)

2023年09月24日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
08:09
距離
7.5km
登り
378m
下り
375m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:10
休憩
2:00
合計
8:10
13:14
13:29
10
13:39
15:24
11
15:35
15:35
16
15:51
15:51
0
15:51
ゴール地点
天候 晴れ(スタート時の酸ヶ湯6℃…)
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
酸ヶ湯の水道敷入り口に駐車
コース状況/
危険箇所等
・沢ではもちろん、石倉岳も藪化が進んでおりルーファイ必須です。

・枝沢との二股で進路を悩んだら、目先の方角に惑わされず、地形図の等高線から地形を推理して進路を選び、しばらく進んでからコンパスでもう一度進行方向が合っているかを確認します。GPSを使っても同じことが言えます。

・道がおかしいなと感じたら何となく戻そうとするのではなく、必ず見覚えのある地点まで戻ること。GPSで位置確認ができたとしても、道ではないところを無理やり戻すのは容易ではなく、危険な場合もある。急がば回れだと思います。
ふくろうが記録を担当します。
水道敷からスタート時の気温は6℃!
ふくろうが記録を担当します。
水道敷からスタート時の気温は6℃!
荒川に降りました。今日は絶対に濡れない努力をしましょう。
荒川に降りました。今日は絶対に濡れない努力をしましょう。
まず先日見落としたバッカイ沢との出合を見るために少し川を下降してから上流へ。
まず先日見落としたバッカイ沢との出合を見るために少し川を下降してから上流へ。
小滝の無いボルダーエリアが少し続いた後、すぐに流れは小さくなります。
1
小滝の無いボルダーエリアが少し続いた後、すぐに流れは小さくなります。
これの成分なに?
これの成分なに?
藪はうるさくなく、しばらく穏やかな小沢が続きます。
1
藪はうるさくなく、しばらく穏やかな小沢が続きます。
Y字の二俣で、GPSのコンパスに従い右へ行きたがる登山🔰の太蔵さん。私は地形図からそれが支流ではないかと説明しますが信じられない様子。とりあえず納得できるところまで行ってみよう!
Y字の二俣で、GPSのコンパスに従い右へ行きたがる登山🔰の太蔵さん。私は地形図からそれが支流ではないかと説明しますが信じられない様子。とりあえず納得できるところまで行ってみよう!
やはり右の沢は途中から大きく流れの向きが変わり、明らかに地形図の支流と判明。引き返し左へ行きました。私もとても勉強になりました。
やはり右の沢は途中から大きく流れの向きが変わり、明らかに地形図の支流と判明。引き返し左へ行きました。私もとても勉強になりました。
魚は生息しないとされる荒川ですが、こういった感じの場所で魚影を見ました。
1
魚は生息しないとされる荒川ですが、こういった感じの場所で魚影を見ました。
日が差してくるとどんどん寒さが和らぎ、気持ちの良い沢歩きです♪
日が差してくるとどんどん寒さが和らぎ、気持ちの良い沢歩きです♪
途中途中に足を止めてしまうちょっとした良い風景もあり。
1
途中途中に足を止めてしまうちょっとした良い風景もあり。
ここではないですが、事前にあると予想していた二俣がありちょっと安心。それは左へ進みます。うまく行けば源頭を経て笠松峠に出られるはず。。
ここではないですが、事前にあると予想していた二俣がありちょっと安心。それは左へ進みます。うまく行けば源頭を経て笠松峠に出られるはず。。
ビンゴで笠松峠に出ましたが、まだまだ源頭ではありませんでした。
ビンゴで笠松峠に出ましたが、まだまだ源頭ではありませんでした。
橋をくぐると水が溜まってる。周囲を見渡すと、、
1
橋をくぐると水が溜まってる。周囲を見渡すと、、
左の道路沿いに沢は続いていた。想定外でしたが、遡行は続行。こうなったら最初の一滴までとことん調査だ!
1
左の道路沿いに沢は続いていた。想定外でしたが、遡行は続行。こうなったら最初の一滴までとことん調査だ!
水がどんどん綺麗になっていく感じがします。
水がどんどん綺麗になっていく感じがします。
流れが徐々に細くなっていきます。二俣があれば沢の太さや歩きやすさではなく、水流の太い方を選び進みました。
流れが徐々に細くなっていきます。二俣があれば沢の太さや歩きやすさではなく、水流の太い方を選び進みました。
写真で伝わるかなあ、この綺麗な感じ…
写真で伝わるかなあ、この綺麗な感じ…
最後の二俣では、水流はほぼ互角でしたが若干多そうだった右へ。
最後の二俣では、水流はほぼ互角でしたが若干多そうだった右へ。
するとすぐに源泉発見。でもなんだかしっくりこない。もう一つの沢が気になって仕方ない。
するとすぐに源泉発見。でもなんだかしっくりこない。もう一つの沢が気になって仕方ない。
それでもう一方の沢へ入る。こちらは水流が地下に潜ったり出たりしながら、しばらく続いている。恐らくこちらが本命で間違いないだろう!
それでもう一方の沢へ入る。こちらは水流が地下に潜ったり出たりしながら、しばらく続いている。恐らくこちらが本命で間違いないだろう!
そして今度こそ最初の一滴を発見!
そして今度こそ最初の一滴を発見!
これが我ら青森市民が慣れ親しんでいる堤川の、はじまりの場所です。
2
これが我ら青森市民が慣れ親しんでいる堤川の、はじまりの場所です。
もちろん飲むでしょう!うまい!
2
もちろん飲むでしょう!うまい!
落石事故ではありません、飲んでます。
2
落石事故ではありません、飲んでます。
大変満足して下山しました。笠松峠の道路に戻ってきました。
大変満足して下山しました。笠松峠の道路に戻ってきました。
感慨に耽る
車の場所まで戻るついでに石倉岳へ寄り道します。会の新人太蔵さんに石倉岳の素敵さを教えたい!
車の場所まで戻るついでに石倉岳へ寄り道します。会の新人太蔵さんに石倉岳の素敵さを教えたい!
早速岩場に興味を示した太蔵さん。岩に触れるのは初めてだそうです。
随分長いことムーブを模索していましたが、結局濡れて大きめの沢靴では厳しいと断念。ふくろうも当然断念。
早速岩場に興味を示した太蔵さん。岩に触れるのは初めてだそうです。
随分長いことムーブを模索していましたが、結局濡れて大きめの沢靴では厳しいと断念。ふくろうも当然断念。
お気に入りの岩棚へ案内します。
1
お気に入りの岩棚へ案内します。
もう少し紅葉が進んでいればもっとよかったのだけど、気に入っていただけたようでなにより。
3
もう少し紅葉が進んでいればもっとよかったのだけど、気に入っていただけたようでなにより。
それから山頂方面へ。藪漕ぎとルーファイ練習になりそうです♪
1
それから山頂方面へ。藪漕ぎとルーファイ練習になりそうです♪
櫛の存在感ありますね♪
1
櫛の存在感ありますね♪
上の藪は去年よりひどくなっていました
上の藪は去年よりひどくなっていました
右側に滑落しないよう気をつけて。足元に灌木も寝ているので要注意です。
右側に滑落しないよう気をつけて。足元に灌木も寝ているので要注意です。
高田大岳が見えてきました。
1
高田大岳が見えてきました。
硫黄岳も見えてきた!
硫黄岳も見えてきた!
太平洋まで見えますね♪
太平洋まで見えますね♪
高田大岳を眺めたら引き返します。
2
高田大岳を眺めたら引き返します。
帰り道、教科書通りのようなルートミスすること2回😁
その度にGPSは見ずに引き返しました。勉強になります。
帰り道、教科書通りのようなルートミスすること2回😁
その度にGPSは見ずに引き返しました。勉強になります。
最後に岩の尖塔に案内して下山しました。
2
最後に岩の尖塔に案内して下山しました。
帰宅後Wikipediaであらためて堤川について調べてみました。そうすると、今回の探検で知った事実と、違う部分を少し見つけましたよ。
帰宅後Wikipediaであらためて堤川について調べてみました。そうすると、今回の探検で知った事実と、違う部分を少し見つけましたよ。
魚はたしかに1匹見たのです〜笑
1
魚はたしかに1匹見たのです〜笑

装備

個人装備
Tシャツ 長袖インナー ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル ナイフ カメラ ロープ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング セルフビレイランヤード エマージェンシーシート 遊び心
共同装備
20mと30mロープ

感想





私の嗜好?性癖?全開の計画を、会の新人さんを引き連れて行って参りました。
ウチの近所を流れるあの堤川、大雨警報が発令されれば水位をチェックせずにはいられないあの堤川の、最初の一滴は一体どこからどんなふうに湧き出しているのだろう…?
考えただけで胸が熱くなります。

予想では笠松峠手前あたりの半分湿原みたいな感じのところかな?などと見当をつけていたのですが、行ってみたらびっくり。
なんと石倉岳を通過して、硫黄岳の手前あたりにその発端を見つけたのでした。


岩の下からこんこんと湧き出る水を飲むために、周囲の石を少しどかせてから、岩の下に頭を突っ込みました。
土の窪みに溜まった水の上澄みを、犬のように、行き倒れた遭難者のようにすすりました。
どんな名水と呼ばれるお水より、美味しかったことは言うまでもありません。


石倉岳の下山中、木の根に足を引っ掛けて数年ぶりに前へ派手に転倒しました。
幸い怪我ひとつありませんでしたが、場所が悪ければそのまま滑落して死ぬことだってあり得ます。
最近ふつうの登山をしていなかったせいなのか、それともただの油断か老化か、なんにせよ普段とても気をつけていることだけに、凡ミスやらかして恥ずかしかったです。
遭難も怪我も下山時に起こるという基本を、今回改めて痛感しました。

山でのPDCAサイクルを楽しんでおります♪

登山初心者の僕はふくろうさんにリードしてもらいながら進みました。
地図もキチンとみれない僕はgpsと感覚で進み
教科書通りの間違えにもふくろうさんに序盤で間違いに気づき素早く対応してもらいました。
堤川最初の湧き水もさがすことごできてとても良い経験ができました。
石倉岳にも初めていき、とてもきれいで良いやまでした。紅葉シーズンにまたきたいですね。。

石倉岳はルーファイ必須です。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:209人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら