迫力満点 海谷渓谷

2023年10月08日(日) [日帰り]

• GPS: 02:19
• 距離: 5.5km
• 登り: 536m
• 下り: 523m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:08
• 休憩: 0:07
• 合計: 2:15

14:13 海谷三峡パーク
14:39 14:46 海谷渓谷
15:59 15:59 海谷渓谷
16:28 16:28 海谷三峡パーク
16:28 ゴール地点

天候

くもり、一時小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

海谷三峡パークに駐車する際の注意事項
無料駐車場に駐車して登山する際は必要事項を記入のうえ、ポストに提出
提出されない場合、管理人さんが登山中に事故が無いか？と心配されるそうです

コース状況／危険箇所等

海谷三峡パーク〜海谷盆地
危険個所の連続する登山道
足元の狭く脆い崖のトラバース
難易度の高い渡渉
ハシゴ場・ロープ場
ひとつ間違えば大怪我をする危険な場所が連続する
ガイド登山ならショートロープ必須の区間
初心者の方は単独行動は避け、なるだけ複数人で行動をお勧めします

写真

10/8 14:09

海谷三峡パークからレッツゴー
登山開始！と云いたいところだが「登山」はしない

10/8 14:11

千丈の大岩壁
写真ではこの大迫力が伝わらないのが残念！

10/8 14:11

海谷渓谷一帯は、 約350万年前にフォッサマグナの 海で起きた海底火山の活動によってできた安山岩質の火山角礫岩、凝灰角礫岩、 溶岩、 貫入岩などからできています。
展望台の正面に見える崖は、海川の浸食により海底火山の断面が露出したもので「千丈の大岩壁」と呼ばれ、高さは600mに達します。 右岸には千丈ヶ岳 (1,203m)、鉢山(1,575m).阿彌陀山 (1,511m)、左岸には駒ヶ岳 (1,487m)、鬼ヶ面山 (1,591m)、鋸岳 (1,631m)が連なります。
初夏の新緑、盛夏の深緑、秋の紅葉と季節ごとに姿を変える美しい渓谷は観光客 登山者の目を楽しませ、駒ヶ岳の山開き (6月上旬)、春の海谷祭り (6月上旬)、秋の海谷祭り (10月下旬)が開催されます。

<大地の物語>
海谷高地 (732高地)は、1597 (慶長2)年に海川右岸(千丈ヶ岳の南~南東の斜面、地図中の緑の曲線)が大規模な山崩れをおこし海川をせき止め、土砂が堆積 してできた広い河原です。
山崩れの痕跡は、弧状にえぐれた崖とゆるやかな斜面(扇積士緑の破線の範囲) として残っています。この時できたせき止め湖は上流3kmにまでおよび、「海」と呼ばれました。
雲台寺は奈良時代末の建立とされる天台宗の寺で江戸時代初期に奉納された絵馬は糸魚川市の文化 財に指定されています。

海谷渓谷ジオサイトの大部分は、 白馬山麓県立自然公園に指定され保護されています。

10/8 14:12

海谷渓谷案内

10/8 14:12

展望台から見る鉢山と映画ロケ地案内

10/8 14:13

デンカの所有地らしい…
デンカの水力発電部門は民間製造業で国内第2位の規模

10/8 14:23

最初は穏やかな登山道
しかしここも安全ではない
もし谷へ足を踏み外せばオシマイだよ

10/8 14:23

ブナ林を高度を下げつつ進む

10/8 14:27

駒の川のタラップ橋
こんな簡単な駒の川渡渉地帯にタラップがかけてあるので、この先も渡渉も簡単なのだろう…
とこの時は思っていた（大間違だった）

10/8 14:38

ハシゴ場

10/8 14:40

ハシゴ場で一気に河床に降りる
このハシゴ場上部の最初のスタンツが狭く危険

10/8 14:46

迫力ある岩壁

10/8 14:46

大迫力の岩壁
写真手前の大木が小さく映る

10/8 15:55

渡渉
この渡渉で失敗すると生死にかかわる

写真では判り難いが流れは深く早い、そして下流には滝が近接
ここをジャンプして通過せねばならない。
ジャンプ後は両岸ともスタンツが狭く着地後岩にしがみ付かねばならない、かつ写真奥の左岸側は巨大岩が邪魔をしてこの地点に辿り着くのに簡単な上半身のムーブが必要

ここが増水したら渡るのは極めて危険

10/8 14:47

河床を少し登る
いちいち歩き難い

10/8 14:50

ここで落石があったら逃げ場ないな…
一旦左手の緑地帯崖を登り、この上部の危険地帯を横断して右手へ行かねばならない…
まるで下廊下のようなトレールだった

10/8 15:15

海谷高地入口

10/8 15:20

海谷高地
この先、海谷高地が続くが雨がポツリときたので撤退

10/8 15:28

海谷渓谷
河床には巨石がごろごろ

10/8 15:52

増水時危険
ひと雨降れば、あっという間に増水しそうな渡渉点だった

10/8 15:57

海川を渡渉済ませハシゴを登り廊下を歩く

10/8 16:26

海谷三峡パーク展望台に帰還
短い距離でしたが危険で迫力あるトレイルでした

撮影機器：

AQUOS sense4 SH-41A docomo シャープ

感想

けいじ

焼山登山下山後、神戸に帰るには少し早いので海谷渓谷にふらり立ち寄ってみた

ふらりと立ち寄っただけなのでコンパスも提出せず…
夕方から雨予報だったが、3時間以内に往復できるだろうと皮算用をして歩行開始
トレイルを歩いてみると想定以上に危険個所が連続する
あぁコンパスを事前提出しなければならない山域だった…
ココは圏外　少々後悔

特に海谷渓谷渡渉地点ではジャンプをしなければならず、水流が早く深く危険で、下山時降雨があったら、渡渉不可になる…
どんよりした今にも降りだりそうな雲の下、海谷高地の取水口まで到着
取水口で渡渉をしてこの先河原歩きで奥にも行けるのだが、大きな雨粒がポツリと頭に当たったのでさっさと撤退

結果的には下山中に最後まで降られることはなく、渡渉地点も無事に通過

「あぁこんな天気ならもぅ少し奥まで行けたなぁ〜」
と少々後ろ髪ひかれながら歩いていたが、登山口で自然観察員の腕章をつけた方と出会い
「海谷渓谷は雨が降ったらあっという間に増水するから良い判断だったよ」
と褒められて、天気は悪いが気持ちが晴れた💦