檜洞丸
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,202m
- 下り
- 1,189m
コースタイム
天候 | 曇のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
前夜の嵐の影響で、倒木がコースに何本もあるが、通過で問題になる箇所はない。 コース北面に雪が、少し残っているが、踏み跡もしっかりしており問題ない。(アイゼン全く不要) 犬越路から檜洞丸の稜線まで雪解け水でぬかるんでいる箇所や短い鎖場が幾つかあるが、足元に注意していけば問題なし。 |
写真
感想
前日の大菩薩から神ノ川ヒュッテ駐車場到着が夜22時。
深夜、大嵐が吹き荒れ、山がゴーゴー吠えるような地響きで車もその度揺れるしゆっくり眠れない。
朝眼を覚ますと既に8時半。雨は止んでいるが雲が垂れ込めて強風が数分おきに続いている。
朝食後、コーヒー飲んだりマッタリしたので出発は9:30.
神ノ川ヒュッテ左の路を日陰沢沿いに登ってゆく。次第に急登となり2度、3度沢を渡り返し、右手の急斜面を折り返しながら登る。前日、大菩薩登った後だが温泉で1時間ゆったりしたので筋肉痛は全くないが、ヒュッテに「熊出没注意」の貼り紙があり、妙に気にかかる。
枯れ沢ガレ場の急登を行くと北斜面だけあって雪がところどころ残っている。踏み後は幾つか残っているが多分一週間以上前の感じ。この時期、北(裏)丹沢に来る人は少ないのかな、などと思いながら、ひっそりとした空気を思い切り吸い込む。
ひとしきり登ると上に、犬越路避難小屋。うわさ通りの綺麗な小屋で中も綺麗に掃除されていた。こういうとこに泊まって数日 山をエンジョイするのも悪くはないな。
小休憩しながら稜線を見ると、檜洞丸とおぼしき影が霧を通してぼんやり見える。ここからだとそんなに標高差はないな(地図で約5oom) 嵐が相変わらずでいつ雨になるとも知れない天気。数分おきに台風のような強風が山をビュービュー唸らせながら吹き荒れる。ちょっと気持ち悪い天気だな。
笹をかき分けながら進むと岩場が出てくる。
稜線づたいに時折岩場のある登りが続く。息を切らしながら踏みしめて登ると、眼前に100m以上とおぼしき岩場が立ちはだかる。壮観。鎖やハシゴの連続。ガイドブックから想像していた以上の楽しい登り。強風で気持ち悪い音が続く。
この風で折れたり倒木が行く手を阻む箇所いくつもあり。
しばらく登ると熊笹の峰の直前にテーブルあり、一息。
ふと右手をみると、強風で雲がはがされた富士山の陰が雲間にぼんやりと見え始めている。ラッキーこれはいける。
小さな峰を越えると突然、檜洞丸のこんもりした姿がすぐそこに姿を現す。
横を見ると鹿2頭。しばらく(といっても多分20秒ほど)見つめあう感動のシーンあり(向こうは警戒してるだけ?)。
最後の木道、階段を登りきれば、たおやかな檜洞丸の山頂である。
その頃には富士山はすっきりとした姿を見せており、思わず何度もパチリ。
山頂のベンチでストレッチしながら休んでいると蛭が岳方面から若夫婦が登ってきた。今日朝から初めてみる登山者。聞くと、昨日丹沢の山小屋で宿泊のあと、縦走してきたそうで相当疲れている様子。今日はこの後、西丹沢自然教室まで下る予定だと言う。
別れを告げ、熊笹の峰へと戻る。相変わらずの晴天と富士山に何度も立ち止まり感動。朝とは大違いの天気に、さすが日頃の行いの良さが出てるな、やっぱり晴れ男だ!と確信、一人悦に入る(笑)。
下山は、矢駄尾根を下る。思ったより急斜面。落ちたら止まるところ無し2oomくらい一気だな、蹴飛ばした小石の行く先を覗き込みながら気を引き締める。途中から下方に神ノ川が見えてくる。山深くていい感じの道だが、これを逆に登るのは樹林帯で景色に変化がなくて大変だろうな、と思う。
神ノ川林道を一度横切り更に下れば下山完了。車道歩き5分で神ノ川ヒュッテ駐車場。小屋の管理人夫婦と少し会話し水場を使わせてもらう。素朴な管理人の振舞に感心。いい感じの小屋だな、また来たいなとつくづく思う。
いや〜、それにしても今朝はどうなるかと思ったが快晴で富士山も見れ楽しい一日であった。ここは穴場でいいし、また来たいな。
帰りに紅椿の湯でゆっくりし、昨日の大菩薩と、檜洞丸の2日間の楽しい時間を反芻しながら帰路につく。
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