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Yamareco

記録ID: 6055377
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間

御飯岳と小串(硫黄)鉱山跡探策

2023年10月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:44
距離
11.6km
登り
756m
下り
773m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:42
休憩
1:03
合計
6:45
6:44
25
毛無峠駐車場
7:09
7:11
58
8:09
8:10
18
8:28
8:45
10
8:55
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43
9:38
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16
9:54
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16
10:10
10:15
32
10:47
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6
10:53
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13
11:06
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11
11:17
11:32
6
11:38
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17
11:55
11:56
28
12:24
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9
12:33
12:54
31
13:25
13:26
3
13:29
毛無峠駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
毛無峠周辺に15〜20台程度駐車可能
コース状況/
危険箇所等
毛無峠〜御飯岳…特に問題なし
小串鉱山探索…毛無峠〜雨量計〜小串地蔵堂は道もはっきりしています。尚、雨量計からは未舗装道路から山道に入りますが、取付きがかなりわかりにくいです。
未舗装道路はジロ−坂経由で集落跡に続く形となっていますが、火薬庫跡付近で道路崩壊。そこから道路は不明瞭でほぼトレ−ス出来ません。
その他周辺情報 万座高原ホテルで日帰り温泉利用:\1,500
毛無峠にdorusukeさんの車で到着。
秋晴れの良い天気です(mo)
ここまでの道中、草津白根山の周辺には、たくさんのカメラマンがいらっしゃいました。これは、毛無峠からの破風岳の様子ですね。(d)
2023年10月14日 06:49撮影 by  DSC-W830, SONY
3
10/14 6:49
毛無峠にdorusukeさんの車で到着。
秋晴れの良い天気です(mo)
ここまでの道中、草津白根山の周辺には、たくさんのカメラマンがいらっしゃいました。これは、毛無峠からの破風岳の様子ですね。(d)
毛無峠は展望がばっちりです。
一瞬、あの山は何と思いましたが浅間山でした(mo)
見る方向が違うと、しばらく判りませんでした。(d)
2023年10月14日 06:49撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 6:49
毛無峠は展望がばっちりです。
一瞬、あの山は何と思いましたが浅間山でした(mo)
見る方向が違うと、しばらく判りませんでした。(d)
さて、駐車場から御飯岳へ出発(mo)
2023年10月14日 06:52撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 6:52
さて、駐車場から御飯岳へ出発(mo)
前に土鍋山へ行った時はスキーリフトと勘違いしましたが、鉱山の索道跡の鉄塔です(mo)
なかなかシュールな光景です(d)
2023年10月14日 06:55撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 6:55
前に土鍋山へ行った時はスキーリフトと勘違いしましたが、鉱山の索道跡の鉄塔です(mo)
なかなかシュールな光景です(d)
毛無山を越えると、御飯岳の一角が見えました。
御飯岳迄は歩きやすい道が続きます(mo)
2023年10月14日 07:14撮影 by  DSC-W830, SONY
2
10/14 7:14
毛無山を越えると、御飯岳の一角が見えました。
御飯岳迄は歩きやすい道が続きます(mo)
破風山の尾根の向こうに見えたのは、後立山の唐松から白馬三山の稜線。もう雪がついていますね〜(mo)
最初は白馬だけでしたが、登るにしたがって五竜や鹿島槍も見えてきました。(d)
2023年10月14日 07:14撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 7:14
破風山の尾根の向こうに見えたのは、後立山の唐松から白馬三山の稜線。もう雪がついていますね〜(mo)
最初は白馬だけでしたが、登るにしたがって五竜や鹿島槍も見えてきました。(d)
そして、毛無山から比較的緩やかな登りが続いて、御飯岳到着(mo)
2023年10月14日 08:28撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 8:28
そして、毛無山から比較的緩やかな登りが続いて、御飯岳到着(mo)
手作りの山名標識(mo)
『ごはんだけ』ではなく、『おめしだけ』と言います。
2023年10月14日 08:28撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 8:28
手作りの山名標識(mo)
『ごはんだけ』ではなく、『おめしだけ』と言います。
残念ながら、山頂は一面の笹原(mo)
明るい山頂ではありますが、展望がなく、地味ですね(d)
2023年10月14日 08:45撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 8:45
残念ながら、山頂は一面の笹原(mo)
明るい山頂ではありますが、展望がなく、地味ですね(d)
来た道を戻って行きます。
手前は毛無山、そして毛無峠を経て破風山、土鍋岳、奥は四阿山です(mo)
毛無峠周辺はとても展望が良いのでした。(d)
2023年10月14日 09:24撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 9:24
来た道を戻って行きます。
手前は毛無山、そして毛無峠を経て破風山、土鍋岳、奥は四阿山です(mo)
毛無峠周辺はとても展望が良いのでした。(d)
再び、北アルプスに目をやると、更に鹿島槍や五竜も見えました(mo)
2023年10月14日 09:33撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 9:33
再び、北アルプスに目をやると、更に鹿島槍や五竜も見えました(mo)
これから向かう、小串鉱山への道を高台から観察。あのジグザグに伸びるジロー坂を下っていきます。(d)
2023年10月14日 09:50撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/14 9:50
これから向かう、小串鉱山への道を高台から観察。あのジグザグに伸びるジロー坂を下っていきます。(d)
毛無峠へ先ずは戻ります(mo)
ラジコン飛行機がいくつか飛んでいました(d)
2023年10月14日 09:54撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 9:54
毛無峠へ先ずは戻ります(mo)
ラジコン飛行機がいくつか飛んでいました(d)
そして小串鉱山への探索へ。
道はありますが、当然このような標識があります(mo)
2023年10月14日 13:31撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 13:31
そして小串鉱山への探索へ。
道はありますが、当然このような標識があります(mo)
先ずは未舗装ながら道路に沿って下って行きます(mo)
2023年10月14日 10:01撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 10:01
先ずは未舗装ながら道路に沿って下って行きます(mo)
溜枡があります。
遺構の一つだと思いますがなにかな〜(mo)
2023年10月14日 11:04撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 11:04
溜枡があります。
遺構の一つだと思いますがなにかな〜(mo)
此方も何かな〜(倉庫跡付近ですが…)
前を進むのはdorosukeさん(mo)
2023年10月14日 11:16撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 11:16
此方も何かな〜(倉庫跡付近ですが…)
前を進むのはdorosukeさん(mo)
これもわからないぞ(mo)
2023年10月14日 11:17撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 11:17
これもわからないぞ(mo)
この後、迷走してやっと神社の鳥居に到着。
この先に進む事を提案したdorosukeさんに対して、『もう藪漕ぎは十分』と思い、引き返して頂きました(mo)
止めていただいて感謝してます(d)
2023年10月14日 11:31撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 11:31
この後、迷走してやっと神社の鳥居に到着。
この先に進む事を提案したdorosukeさんに対して、『もう藪漕ぎは十分』と思い、引き返して頂きました(mo)
止めていただいて感謝してます(d)
小串の街の中心部付近だと思いますが、白い土がサラサラとあるだけ。此処から、短絡ルートとして崩れやすい右の斜面を直登(mo)
このあたりでカモシカが出現しました(d)
2023年10月14日 11:41撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 11:41
小串の街の中心部付近だと思いますが、白い土がサラサラとあるだけ。此処から、短絡ルートとして崩れやすい右の斜面を直登(mo)
このあたりでカモシカが出現しました(d)
選鉱所跡。
近くまで行きたかったですが、崩れやすい谷に阻まれて断念(mo)
2023年10月14日 11:51撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 11:51
選鉱所跡。
近くまで行きたかったですが、崩れやすい谷に阻まれて断念(mo)
今では用途が分からないこういう遺物があちらこちらにありました(mo)
2023年10月14日 11:58撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 11:58
今では用途が分からないこういう遺物があちらこちらにありました(mo)
坑道跡。
此方も遠目に見るだけ。そろそろ疲れて来ました(mo)
2023年10月14日 12:04撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 12:04
坑道跡。
此方も遠目に見るだけ。そろそろ疲れて来ました(mo)
変電所跡。
ここは比較的アプロ−チしやすい(mo)
地蔵堂の横にあります。(d)
2023年10月14日 12:44撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 12:44
変電所跡。
ここは比較的アプロ−チしやすい(mo)
地蔵堂の横にあります。(d)
建物の中をちょっと探検。失礼して…(d)
2023年10月14日 12:35撮影 by  iPhone 12, Apple
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10/14 12:35
建物の中をちょっと探検。失礼して…(d)
変電所の内部です(mo)
夢のあとという感じですね(d)
2023年10月14日 12:42撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 12:42
変電所の内部です(mo)
夢のあとという感じですね(d)
此処、小串鉱山は1937年に山津波が発生し245人の方が死亡した悲しい出来事がありました。これはその後の慰霊碑(mo)
2023年10月14日 12:45撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 12:45
此処、小串鉱山は1937年に山津波が発生し245人の方が死亡した悲しい出来事がありました。これはその後の慰霊碑(mo)
しかしその後に昭和30年台初頭には最盛期を迎え、なんと2100人の方がこの遥かな山奥の中に暮らしていたそうです(mo)
2023年10月14日 12:47撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 12:47
しかしその後に昭和30年台初頭には最盛期を迎え、なんと2100人の方がこの遥かな山奥の中に暮らしていたそうです(mo)
今は小串の全ての悲しみを背負う地蔵堂(mo)
2023年10月14日 12:49撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 12:49
今は小串の全ての悲しみを背負う地蔵堂(mo)
毛無峠に戻ってきました(mo)
登りの山道はは、ジグザグの県道跡の下りより格段に歩きやすかった(d)
2023年10月14日 13:33撮影 by  DSC-W830, SONY
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10/14 13:33
毛無峠に戻ってきました(mo)
登りの山道はは、ジグザグの県道跡の下りより格段に歩きやすかった(d)
最後に毛無峠のこの光景も見納め(d)
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最後に毛無峠のこの光景も見納め(d)
最後は万座温泉で一浴し、無事に廃墟探索は終了(mo)
2023年10月14日 14:58撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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10/14 14:58
最後は万座温泉で一浴し、無事に廃墟探索は終了(mo)

感想

dorosukeさんをお誘いして御飯岳へ。
御飯岳が目的というより毛無峠からの絶景を楽しみたいのが、来た理由の一つ。
もう一つの理由は且つて、この地にあった小串鉱山跡の探索です。

早朝に毛無峠について先ずは御飯岳へ。
小串鉱山の索道跡の横を通り抜けて、先ずは毛無山へ。道はしっかりしていて、毛無山からは徐々に高度を上げていきます。見た目は近そうなのですが、中々距離があり、御飯岳にはそこそこかかって到着。御飯岳山頂部は残念ながら展望なし。
来た道を引き返し、途中で改めて、北アルプスの展望を楽しみながら、毛無峠に戻ってきました。
さて、毛無峠からはいよいよ小串鉱山の探索。
且つては2000人以上の方か住んでいた天空の鉱山町で小学校迄あったようです。
未舗装のつづら折の道路を下っていき、且つての居住跡に向かいますが、1971年に閉山されてから50年以上の月日が経っており、今は集落跡には唯白い大地が広がっているだけ。唯、それでも笹薮をかき分け、神社跡を発見。
その後、斜面をよじ登り、鉱山の選鉱所跡や坑道入口を見つけました。
更に、帰路の途中で変電所跡や小串鉱山の歴史等を記した碑を発見。
且つて、毛無山の斜面が山体崩壊し、山津波で245名の方が無くなられて様です。
悲しい歴史の小串鉱山を後にして毛無峠に戻り、途中で万座温泉で一浴して帰路に着きました。
dorosukeさん、ご同行ありがとうございました。

momohiroさんのおすすめで、以前から温めていた御飯岳と小串鉱山の探索を、秋晴れの日に決行することができました。
御飯岳は、毛無峠から毛無山周辺は素晴らしい展望の中を登ります。そして、御飯岳への登りとなると、道は樹林帯に入りますが、それでも背後や樹間などから素晴らしい展望を楽しむことができました。青空や遠くの冠雪、そして紅葉など、秋の素晴らしい風景を楽しむことができました。
小串鉱山跡は、日本の産業の歴史の一部なのですが、閉山となったのは万博の翌年にあたり、日本の産業の変遷を感じるところ。記憶にあるあの時代に、こういった仕事と暮らしがあったことが不思議な感じがします。小学校の社会科の授業など思い出しますが、感慨深いものでした。
毛無峠の展望は大変良かったので、また、破風岳と土鍋山を登りに再訪したいと思います。
momohiroさん。素晴らしい山をご紹介いただきありがとうございました。

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