(佐賀/長崎) 国見山 (「ヤマレコ」と「YAMAP」とのアプリ比較も兼ねて・・)


- GPS
- 03:05
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 381m
- 下り
- 381m
コースタイム
天候 | 曇り 時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この公園駐車場は、無料、約30台。WCあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大部分が、舗装された林道歩きで危険個所はないが、標識類は少ない。 なお、中腹の林道から稜線部までの山道は、少し荒れているし、標識が無いので要注意。「大日の杉」という表示板が目印となる。 |
写真
感想
【山行No. 719】
※ 先日の軽い山歩きと同じく、九州の実家起点での、気晴らしハイク
・今日は、黒髪山あたりからは西側の佐賀/長崎県境に屏風のように立っていて目立ち、以前より気になっていた、「国見山」へ行ってみることにした。
・・名前からして、展望の良い山頂だと思っていたが、案外と樹木が茂っており、稜線や山頂からは、もう少し佐世保側の海や島々のパノラマが見られるかと期待していたが、さほど展望が良くなかったのは残念。
また、気持ちの良い山道を歩きたかったが、中腹も、稜線部も林道歩きが多くて、これまた残念な山だった。
・・・まあ、体力作りにはなったかな? というところか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【備考】
・今回も、スマホの「ヤマレコ」アプリと、「YAMAP」アプリの両方を起動させ、比較してみた。
登山用のGPS地図アプリとしては、どちらも十分使えたし、現在位置や軌跡の表示も問題なし。
・「ヤマレコ」アプリが「YAMAP」アプリより便利だな、と感じる点は、過去の他の登山者の軌跡が、オレンジ色の点線で示されること。(「YAMAP」アプリにはその機能はなさそう)
こういう里山だと、作業道、林道などが錯綜していたり、標識が少ないことも多いが、軌跡があると、登山道であることが良く解るので、、
(なお、「YAMAP」アプリは使用経験が少ないので、そのために「YAMAP」アプリの良い点がなにかが解っていない点は、割り引く必要あり)
(ご参考;「YAMAP」での同じ山行記録)
https://yamap.com/activities/27476400
コメント
この記録に関連する登山ルート
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久々の故郷山歩きですね。なお今回歩かれた国見山は照葉樹林に覆われたお世辞にも展望の良い場所ではありませんが、私の自然観察の原点となっています。
佐賀県と長崎県の県境に位置するこの山は、bergheilさんのおっしゃる通り林業振興で作業道や林道が複数通り、現在では残念ながら登山向けの山では無くなっています。
しかし南部の隠居岳からつながる尾根筋の国見山系は佐世保市レッドリストに登録され「アカガシ原生林」として保護管理が望まれる貴重な自然観察ポイントとなっています。
山頂から西側に降りた林内には胸高直径1mを越える巨木が何本も立ちはだかっています。戦後の一時期盛んだった木炭や有用材としての伐採から逃れたアカガシが林冠を占め、高木、小高木、低木の棲み分けの進んだ自然林は、極相林とも呼ばれる400年以上を経過しないと出来上がらない森林を形成しています。
春先に新しい葉と入れ替えるために一斉に落葉したアカガシの枯葉を踏みしめ歩く山道はなかなかのものです。茶屋のあとから山道に入り、車道に出会ってもそのまま右手に山道が続きますので階段取り付けまで山道を往くのがポイントです。
なお国見山は北松浦玄武岩台地の起点となっており、西側に向けてなだらかに下りやがて平戸沖で海中に沈んでいます。佐世保市の山は30Maの砂泥互層の堆積岩の上にちょこんと玄武岩が傘の様にのっかった地質が特徴です。
そういえば、この辺りはMISBさんの「ナワバリ」でしたね。
挨拶無しで「ナワバリ」に踏み込んで、失礼しました!!
〜〜(なーんてね
つまらぬ冗談はさておき、国見山付近の植生に関して、色々教えて頂き、ありがとうございました。
私は木々が茂っている山がイヤというわけではなく、杉、ヒノキなどの人工林ばかりの山が嫌いなだけです。自然林が多い山はむしろ大好きです。
今回は佐賀県側から登ったので、長崎県側にある「アカガシ」の自然林を見れなくて残念でした。北部九州では自然林のある山は貴重なので、国見山にも、機会があれば長崎県側から再訪したいと思います。
あと、「国見山」の地質についても教えていただき、ありがとうございます。やはり玄武岩台地だったのですね。
なお地形的には、長崎県側はやや緩やかに下っているのに対し、佐賀県側は崖状になっている点が興味深いと思いました。
国見山山系を地図で見ると、佐賀県側の登山口のある中腹にはため池が数個あり小起伏面を形成しています。
・・これから想像すると、この山系の東面(佐賀県側)では、山崩れのようなことが複数回起きて、東面の上部は急斜面となり、中腹には崩落した土砂が溜まって、小起伏面ができた、ようにも見えました。
国見山のアカガシ原生林を強調し過ぎたようで反省しています。「ナワバリ」の主として誤解が無いように述べておきますと(笑)、長崎県側からでも石ころの林道歩きになります、又アカガシの巨木に出会うためには林内へ入り込む必要があり、ここは経験者と一緒でないと出口が分からなくなる可能性がありますのでご用心ください。
なので基本的に国見山は登山としては物足りない山ですが、長崎県北の山としては最高峰だし、山頂にはヤマボウシも自生しており、雲仙まで行かなくても会えるのが取り柄でしょうか。したがって階段の麓まで車で行って、さっと山頂からの展望を見に行くことがたまに有ります。
今回のbergheilさんのルートでは、写真14の個所からも右手に登山道が続いていますので林道を歩かずに、気持ちの良い自然林の中を例の階段の麓まで行けます。次の機会が有ればその道を試してください。快晴の日だと展望台からの眺めもなかなかで、佐賀、福岡、長崎県北一帯が眺められて気持ちいいです。
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