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Yamareco

記録ID: 608971
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

赤岳と硫黄岳

2015年02月21日(土) 〜 2015年02月22日(日)
 - 拍手
kaoritree その他1人

コースタイム

1日目
山行
7:03
休憩
0:40
合計
7:43
7:30
190
美濃戸口
10:40
11:20
72
行者小屋
12:32
33
文三郎尾根
13:05
21
中岳との分岐
13:26
53
赤岳山頂
14:19
54
地蔵仏
15:13
行者小屋
2日目
山行
6:00
休憩
1:00
合計
7:00
8:00
25
行者小屋
8:25
8:45
75
赤岳鉱泉
10:00
20
赤岩の頭
10:20
10:30
67
硫黄岳
11:37
98
赤岳鉱泉
13:15
13:45
75
美濃戸山荘
15:00
美濃戸口
コースタイムは、写真があるところは撮った時刻で記入しましたが、途中、写真も撮れない所は完全に記憶です。
天候 2/21 晴れ
2/22 曇りのち小雨
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
2/20 阿部野橋21:28−中央道八ヶ岳5:48 近鉄甲府線クリスタルライナー@8300
2/22 茅野駅16:10−阪急三番街22:23 アルピコ交通@5700
コース状況/
危険箇所等
・美濃戸山荘で登山届提出
・赤岳稜線直下の雪と岩のミックス。時折出ている鎖に注意
・小春日和で春山のようでしたが、稜線に出るとやはり風は冷たいので、山頂へ行くと風に当たっている耳と頬が少し痛くなってきたので、すぐにバラクラバを着用しました。
・雪山初心者で夏靴で行きましたが、やはり冬靴が必要です。
その他周辺情報 土日祝は行者小屋営業中でした。
いい一日になりそうだ。
2015年02月21日 07:52撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 7:52
いい一日になりそうだ。
なんの動物でしょ?
2015年02月21日 07:53撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/21 7:53
なんの動物でしょ?
お日さんがまぶしい。
いい天気になりそうだ。
2015年02月21日 07:55撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 7:55
お日さんがまぶしい。
いい天気になりそうだ。
重い。。。
しかも、足まで重い。
重い。。。
しかも、足まで重い。
チェーンスパイク持ってきて正解!
夏靴ですが。。。
夏靴なんて人いませんでした。
2015年02月21日 09:29撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 9:29
チェーンスパイク持ってきて正解!
夏靴ですが。。。
夏靴なんて人いませんでした。
見えてきた見えてきた!
2015年02月21日 09:39撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 9:39
見えてきた見えてきた!
横岳が見えてきた!
2015年02月21日 10:09撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 10:09
横岳が見えてきた!
大きな影がこんなにも映えるのね!
2015年02月21日 10:11撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 10:11
大きな影がこんなにも映えるのね!
2015年02月21日 10:11撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 10:11
2015年02月21日 10:18撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 10:18
行者小屋
だんだん登って行きます。
2015年02月21日 11:37撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 11:37
だんだん登って行きます。
この辺りで、もう、必死です。
何歩かに一回休んでました。
1
この辺りで、もう、必死です。
何歩かに一回休んでました。
歩いても歩いてもずっと坂・・・
しかも、この急登にビビっていたら、隣で下りてくる登山者が滑ってるし・・・目が点。
1
歩いても歩いてもずっと坂・・・
しかも、この急登にビビっていたら、隣で下りてくる登山者が滑ってるし・・・目が点。
でも、景色最高!!
久々の晴れだわ!!
2015年02月21日 12:02撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/21 12:02
でも、景色最高!!
久々の晴れだわ!!
赤岳見えてきた!
2015年02月21日 12:02撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 12:02
赤岳見えてきた!
必死でしょ?
すごーい!!!
2015年02月21日 12:02撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/21 12:02
すごーい!!!
下のあれ、私です。
Mさんロープやら重いカメラやら何やら持ってられるのに、めちゃくちゃ速い!
下のあれ、私です。
Mさんロープやら重いカメラやら何やら持ってられるのに、めちゃくちゃ速い!
ひゃぁ〜(泣)
このところで心無くすことにしました。
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このところで心無くすことにしました。
あそこ、左切れてるやん!
あそこ、左切れてるやん!
あそこトラバースやん!
あそこトラバースやん!
あ、硫黄岳!きれいなぁ!
あ、硫黄岳!きれいなぁ!
初めて見たシュカブラ
2015年02月21日 12:17撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/21 12:17
初めて見たシュカブラ
山頂直下きたー
2015年02月21日 12:45撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 12:45
山頂直下きたー
行けるんか?!私!
2015年02月21日 12:46撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 12:46
行けるんか?!私!
トラバース、直登、トラバース、直登。。。
下りてくる方がいらしたので、新しい柔らかい道で歩いたものの固めるのに必死。何度もズルッとしてビビっていました。
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トラバース、直登、トラバース、直登。。。
下りてくる方がいらしたので、新しい柔らかい道で歩いたものの固めるのに必死。何度もズルッとしてビビっていました。
はぁ〜♡
やっとしっかりした所に立てたわ〜♪
って笑顔です(笑)
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はぁ〜♡
やっとしっかりした所に立てたわ〜♪
って笑顔です(笑)
キャー!!細い!!
1
キャー!!細い!!
すごい高度感!クラクラします!
2015年02月21日 13:26撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/21 13:26
すごい高度感!クラクラします!
富士さまー♡
やっと、八ヶ岳で拝ませて頂けました!
2015年02月21日 13:26撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
2/21 13:26
富士さまー♡
やっと、八ヶ岳で拝ませて頂けました!
山頂
2015年02月21日 13:26撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
2/21 13:26
山頂
いい景色だ!
どこまでも見える!
2015年02月21日 13:27撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/21 13:27
どこまでも見える!
阿弥陀岳かな。
2015年02月21日 13:27撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/21 13:27
阿弥陀岳かな。
2015年02月21日 13:27撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 13:27
名残惜しく、山頂を眺めてます。
名残惜しく、山頂を眺めてます。
あの斜めの道が、文三郎尾根だって。
長いなぁ。
とにかく、あそこを下らなくてホッと。
2015年02月21日 13:41撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 13:41
あの斜めの道が、文三郎尾根だって。
長いなぁ。
とにかく、あそこを下らなくてホッと。
したところ、山頂直下、一番やばいんちゃうん?!
下りるしかないから!
2
したところ、山頂直下、一番やばいんちゃうん?!
下りるしかないから!
Mさんたくさん写真を撮って下さって、本当にありがとうございます!
1
Mさんたくさん写真を撮って下さって、本当にありがとうございます!
赤岳下りてきてホッと。
赤岳下りてきてホッと。
2015年02月21日 14:18撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 14:18
下りてこれたー
地蔵仏さんにごあいさつ。
2015年02月21日 14:19撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/21 14:19
地蔵仏さんにごあいさつ。
横岳。
こんな日は縦走できるよ、夏よりいいかもって、Mさん。
本当かしら?!
2015年02月21日 14:19撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 14:19
横岳。
こんな日は縦走できるよ、夏よりいいかもって、Mさん。
本当かしら?!
ここを下りていくのね。横岳は。
ここを下りていくのね。横岳は。
地蔵尾根を下ります。
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地蔵尾根を下ります。
ジェットコースターを下りるような気持ちです。
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ジェットコースターを下りるような気持ちです。
これ、踏み越えるの、どこで踏み越えましょうかねぇ。。。
これ、踏み越えるの、どこで踏み越えましょうかねぇ。。。
ひゃぁ〜、あそこ鎖、見えへんやんか!
私、下れる?!
2015年02月21日 14:20撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/21 14:20
ひゃぁ〜、あそこ鎖、見えへんやんか!
私、下れる?!
あそこであの人滑って難儀してはるやんか!
必死に心を無くしました。
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あそこであの人滑って難儀してはるやんか!
必死に心を無くしました。
必死です。
もう一回必死です
もう一回必死です
またまたもう一回必死です
またまたもう一回必死です
滑って下りてきて楽々〜♪
滑って下りてきて楽々〜♪
行者小屋前に着きました。
2015年02月21日 15:13撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 15:13
行者小屋前に着きました。
下りてきて赤岳が輝いていました。
2015年02月21日 15:14撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/21 15:14
下りてきて赤岳が輝いていました。
横岳も!
2015年02月21日 15:14撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/21 15:14
横岳も!
赤岳の上に雲の赤岳ができていました。
2015年02月21日 15:25撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/21 15:25
赤岳の上に雲の赤岳ができていました。
今度はテント泊してみたいなあ。
2015年02月21日 18:00撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/21 18:00
今度はテント泊してみたいなあ。
お月さんが美しいよるでした。
2015年02月21日 18:05撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 18:05
お月さんが美しいよるでした。
朝です。
2015年02月22日 07:02撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/22 7:02
朝です。
曇っています。
2015年02月22日 08:12撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/22 8:12
曇っています。
行きます!
えいっ!
むむ〜、おき、あ、が、れな、い・・・
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むむ〜、おき、あ、が、れな、い・・・
スタンプ♪
こんなん、なっちゃいました♪
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こんなん、なっちゃいました♪
赤岳鉱泉
2015年02月22日 08:25撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/22 8:25
赤岳鉱泉
芽吹いています。春がそこまでやってきていました。
2015年02月22日 08:52撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/22 8:52
芽吹いています。春がそこまでやってきていました。
2015年02月22日 08:58撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/22 8:58
2015年02月22日 09:06撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/22 9:06
2015年02月22日 09:28撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/22 9:28
2015年02月22日 09:50撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/22 9:50
2015年02月22日 09:59撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/22 9:59
2015年02月22日 10:14撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/22 10:14
硫黄岳山頂
2015年02月22日 10:20撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/22 10:20
硫黄岳山頂
全く見えない
2015年02月22日 10:41撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/22 10:41
全く見えない
踊ってみました♪
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踊ってみました♪
小さいの、私です。
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小さいの、私です。
2015年02月22日 10:47撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/22 10:47
やたらと長い北沢。
やたらと長い北沢。
温泉だー
2015年02月22日 12:40撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/22 12:40
温泉だー
美濃戸山荘です。
2015年02月22日 13:15撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/22 13:15
美濃戸山荘です。
美濃戸口
2015年02月22日 14:38撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/22 14:38
美濃戸口

感想

1月末に、ある共通の友人のおかげで山の出会いがあった。
2月末に赤岳に行くことになった。
にもかかわらず、2月初旬に風邪。この時期風邪をひくと、とんでもなく長びく。
2月は今回休みも多かったので休日は一日眠ることができなんとか治せた。
夜行バスでも咳が止まらず背中痛と肋骨痛と咳と鼻が残りつつもなんとか決行!

朝6時前に、中央道八ヶ岳に集合。
スムーズに落ちあえた。
そこから1時間ほどで美濃戸口。
翌日の天気が、低気圧が来るため、何事もなければ、この日に赤岳へ行く行程に変更した。

仕事終わりでそのまま電車に飛び乗り夜行バスで来た為、ここですべてを用意。
病み上がりの寝不足はなんだかフワフワしていた。
久しぶりの雪道は体力を消耗した。
行者小屋へ行くまでも、少し歩いては休み、少し歩いては休み、この3時間が5時間ぐらいの行程に思えたほどだった。

なんとか行者小屋に着き、山が賑わっていた。
そうだ。この日は土曜日。行者小屋も営業中。
この日はここで泊まる予定だったので荷物を預け、ヘルメットやハーネス、ピッケル、最低限度の荷物で出発。
8年ぶりのハーネスに戸惑う。
ハーネス、ヘルメットを装着する冬山なんて初めて。
どんな山行になるのだろうか。

文三郎尾根を歩き、山頂、そして、地蔵尾根で行者小屋のコース。
早くも文三郎の急登。
少し休めたとはいえ、少し進んでは止まるという具合だった。

服装は、ジオライン中厚手シャツ1枚、アルパイン用ジャケット、下も同様。
夏靴の為、靴下にブレスサーモの薄い靴下+モンベルアルパインソックスにした。
が、暑かったのでジャケットのベンチレーションと前のジッパーを全開にし、ネックウォーマーを外した。
この日は春山の様相で、道も固まり、雪がくさってきていた。
登るほどにどんどん急になり、後ろを振り返ると
「えっ?!これ、私帰れますかね?!」状態。
見れば見るほど不安が。
こういう時はわかっている。見ないことだ。
目の前の1、2歩と、その前を見ることだけ考えることだと知っていた。
そして、声を出して自分に言い聞かせること。

なのに、下りてくる登山者が足を踏み外し、横を滑って行く!!
なんて、タイミング!!(笑)
試されてるなあ(笑)
でも、また、同じことをして、恐いということは脇に置くだけ。

見晴らしのいい所に出ると、広い広い景色が広がっていた。
私は、その景色にクラクラし、まともに見れないほどだった。
季節が違うだけで、こんなにも空間感覚が異なるのも初めてだった。

ついに赤岳直下。
岩がでてきた。
「ここ、登るんですか!!」
(登りますよね。ここで下りるのも、私、逆に恐いです(汗))

「こうなったら進むしかない!」
必死!
しかも、前から下りてくる登山者で混んできたので、柔らかめの道を進むことになり、しかも後ろや右は下まですごい傾斜。
進むしかない!

稜線に出ると、もう私は心を無くしていました(笑)
それなのに笑っているから不思議〜♪
ここからはあっという間に山頂。
疲れた私は、山頂の岩に腰をかけ休んだ。
どうにかこうにかここまで来た。
ここからは、少しの間、空中散歩。
緊張と緩和だな。
このあとは、山頂直下の下り。
これから下りる斜面を見た時、「うそでしょ〜」状態。
はい、もう、行くしかありません。
一歩一歩丁寧に慎重に、一球入魂ならぬ、一歩入魂状態です。
その横をいとも簡単にささ〜と下りる同行者Mさん。
そして、何度も行き来して歩いているカモシカのような足の男性。
私も、いつか、こうなれるんだろうか。羨ましかった。
でも、他を見ると、私のような経験者と経験しに来た初心者がちらほら。

傾斜の急なところを下りると一旦なだらかになって、またさらに傾斜そして、地蔵仏さまだったように記憶している。
山頂までは暑くて大変だったが、稜線に出ると小春日和とはいえやはり風が冷たかったので、天望荘でバラクラバをとニット帽を着用。

地蔵仏さまにあいさつして、地蔵尾根を下りた。
また、急な坂だ。
鎖場のところなんて正面抜きで下りれないと判断し後ろ向きで下りた。
そして、核心部。
細い道の右側にトラバース道がなぜかできていて、そのトラバース道で進んだ。
風はなかったので幸いだった。
そこからは、雪が固いくさった感じになっていて、この雪はシリセードで下りても大丈夫と言われ、そのまま滑って下りた。
一歩入魂の足には休めて助かった。

森林地帯に入るとほっと一安心。
ただ、この時、夏靴では足が痛くなってきたのでこういう時に冬靴が必要だと感じた。
あっという間に行者小屋に到着。
久しぶりに緊張した。

素泊りだったので、夕食はお鍋。
一気に緊張が解けたせいか、いつもの偏頭痛が出てきた。
薬を服用してから効くまで2時間はいつもかかる。
頭痛が出ると、吐き気もあるので当然食欲がわかない。
少しだけ頂いた。
Mさんのお鍋最高だったのに!!

2/22
この日は、硫黄岳。
予報通り天気は崩れた。
稜線に出ると風がきついかもしれないとのことだったので、行ける所まで行くことになった。
赤岳鉱泉で荷物のデポをし、身軽で歩くことになった。Mさん、荷物持って頂いてありがとうございました。すぐ必要なものは胸のポケットに。だから、いつもパンパン。
針葉樹林の坂を結構登り、森林限界に到達すると急登。
また、ここで心を無くして・・・と。
そして、岩のミックスの所に出ると、道が見えづらくなってきた。
風は思ったより大変でなかった。
Mさんがいなかったら、私は行けなかっただろう。

山頂。
必死なことはあっという間。
すごく寒かった。
写真を撮る手も前日とは全く違った。
すぐ下山。
下りる時、サングラスから視界が全く見えなくなった。
歩いたから身体の水蒸気か?こすってみる。
見えた。
水蒸気じゃなかったんだ。吹き付けた雪だった。

そして、帰りは、道が見えづらくなったあの急坂を下りて安心。
森林地帯は、ほんと、あたたかかった。
赤岳鉱泉まですぐだった。
登りは何歩かに一度休んでいたのに。

美濃戸山荘までが長いこと。
ここで大休止した。
ここからも長かった。
チェーンスパイクに団子のように雪がくっついて歩きにくかった。
随分柔らかくなったようだった。

途中の雪のくっつく車道歩きに嫌気がさしてきたなぁと思った所に、森林の中のしっかりしたトレースがあったのでそちらから歩いた。
すると、この暖かくなったせいか土の道が出てきていて、本来の道とは違うようだった。
本道に戻る為には右側の斜面を上がらなくてはならない。
なかなか上がらせてくれない。
皆、同じように来てしまったのか、強引に本道へ抜ける薄い踏み跡がありどうにか戻れた。
鹿さんもこの道を通っていたのか、鹿の糞が多かった。

美濃口に15時到着。
スリルがあって、本当に楽しかった山行だった。

Mさんに茅野駅まで送って頂き、何から何までお世話になりっぱなしだった。
初心者を赤岳に案内するのは、いかに経験豊かなMさんとはいえ、気を遣わせてしまったに違いないだろう。
感謝感謝です。
ありがとうございました。
また、ご一緒させてくださいませ。


そして、共通の友人Nくんの弔いができたように感じたのは私だけだろうか。


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