沓掛山・久住山 ※久住山へのリベンジ登山。果たして息子は山頂に立つことができたのか?
- GPS
- 05:10
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 571m
- 下り
- 571m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
夏休み最後の週末、かねてから山登りを計画していたものの、久住山のリベンジか、それとも鳥取県の秀峰大山かどちらにアタックするか決めかねていた。どちらにしても、日本百名山の名峰であり、夏休みとしては最高の思い出になることは間違いない。結局、大山は遠い上、行くとしてもどこかに泊まる必要があることから、手軽に行けて、しかもリベンジも果たせることから久住山にアタックすることにした。
前回は途中星生山に立ち寄ったため、寒さ・疲労・恐怖感で久住山にアタックする余裕がなくなってしまい、メインディッシュを前に引き返すという悔しい経験をした。今回も、前回同様に久住山への最短ルートとして牧の戸ルートを選択し、久住山のみを目標に設定、絶対に久住山に登るという強い決意のもと出発した。また、先日の足立山の反省から水を大量に持って行き、体力の消耗を防ぐことを徹底した。さらに、夏場特有の気象として、午後から積乱雲の影響による局地的な大雨を警戒し、朝早く出発、午後の早い内に戻ることを目標とした。
例の通り、朝早く自宅を出発、7時半頃牧の戸に着いた。前回もこの牧の戸から出発していることもあり、特別な不安感はなく出発できた。出発して階段状の舗装路を登っていくが、やはりココは傾斜がきつく少しつらい。早くも汗がにじみ出てくるが、標高が1000m以上でしかもまだ朝も早いので、この前の足立山のような地獄の暑さではない。沓掛山を軽く越え、なだらかな登山道を進む。星生山分岐に着いた。今回は久住一本に絞っており、当然ながらそちらには進まない。
と、ここで成彬の様子がおかしい。そういえば、今日はすれ違う登山者に挨拶もせず、無視していたので気になっていたが、どうも元気がない。おそらく、朝早く出発し移動中の車の中でもずっと起きていたせいで、完全な寝不足と思われる。先を急ぎたいのはヤマヤマだが無理は禁物、しばらく成彬を横にして休ませることにした。俺もいっしょに横になり空を見上げ、雲が流れていくのを見つめていた。こんなにゆっくり雲を見たのはいつ以来だろうか、おかげで私も物凄くリラックスできた。そうこう言う内に霧が立ち込めてきた。この辺りでおよそ標高が1500m有り、雲(霧)の通り道と思われる。真夏なのに、ウソみたいに冷えてきた。成彬の体調も回復したので、再び歩き始めることにした。
霧も晴れ、真っ青な空が顔を出した。しばらくすると久住山避難小屋に着いた。ここに来るのは2回目となり、前回はここで泣く泣く引き返した。避難小屋で少し休憩した後、いよいよ久住山へのアタック開始だ。
いきなりガレ場の急登が始まり、息を切らしながら一歩一歩登っていく。かなりきつい傾斜を15分ぐらい登ったところで中岳との分岐点に着いた。さらに急坂を登ること15分やっと久住山山頂に着いた。少し雲が立ち込めており、南斜面は雲が湧き立つように立ち込め、全てをはっきりと見ることはできなかったが、時々雲の切れ間から見える久住高原は素晴らしい。一方反対側は、硫黄山の噴煙から三俣山まではっきり確認できた。この山頂の素晴らしい景色を見ながら、お菓子やパンを食う。この景色が素晴らしいのは言うに及ばず、何よりリベンジを果たした達成感は堪えられない快感である。山頂でのんびりした後、時間的、体力的な余裕もあったので中岳へアタックできるのではと思い、成彬にもう一山登れるか聞いてみた。結果は残念ながら「NO」で、体力的に余裕がないとのこと。中岳は今度挑戦するため、取っておく事とし、下山することにした。
牧の戸登山口へは13時に着き、ほぼ予定通り。お楽しみの温泉は憧れの2湯、「赤川温泉」と「七里田温泉下湯」に行くことにした。赤川温泉の濃厚な硫黄泉、七里田下湯の日本一の炭酸泉と大満足でくじゅうをあとにし、北九州に向かうが途中スコールのような物凄い大雨が降ってきた。この時期特有の局地的な大雨と思われ、午後から降ってくるだろうとは予想していたものの、想定より早い時間に降ってきた。やはり、中岳には行かなくて良かったなと、さらにニコニコ笑顔で帰ってきた。
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