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Yamareco

記録ID: 6200264
全員に公開
ハイキング
屋久島

屋久島(モッチョム岳、太忠岳、愛子岳(撤退))

2023年11月18日(土) 〜 2023年11月20日(月)
 - 拍手
ちゃむ その他14人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
17:45
距離
19.2km
登り
2,379m
下り
2,371m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:09
休憩
0:15
合計
4:24
8:05
140
10:25
10:39
107
12:26
12:27
2
12:29
駐車場
2日目
山行
4:45
休憩
1:45
合計
6:30
9:31
9:38
12
9:50
10:04
22
10:26
10:40
36
11:16
11:20
33
11:53
12:36
34
13:10
13:14
33
13:47
13:52
18
14:10
14:21
11
14:32
14:34
36
15:10
15:11
1
15:12
千尋滝駐車場
3日目
山行
3:55
休憩
2:38
合計
6:33
5:56
6:02
26
6:28
6:34
12
6:46
6:49
10
6:59
7:08
47
7:55
8:03
10
8:13
9:02
10
9:12
9:12
13
9:25
9:52
40
10:32
10:54
8
11:02
11:04
13
11:17
11:34
24
11:58
12:04
12
12:16
12:19
1
12:20
駐車場
天候 11/18雨のち曇り、暴風
11/19、11/20 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 飛行機
愛子岳:愛子岳登山口
モッチョム岳:千尋の滝駐車場
太忠岳:ヤクスギランド駐車場
1日目は愛子岳。県道から2kmほど入った登山口からスタートです。
2023年11月18日 08:01撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
2
11/18 8:01
1日目は愛子岳。県道から2kmほど入った登山口からスタートです。
出発時点では生憎の雨。雨具を着ての登りになりました。
2023年11月18日 09:11撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
2
11/18 9:11
出発時点では生憎の雨。雨具を着ての登りになりました。
それでも10時頃には雨も上がり陽が射し始めました。
2023年11月18日 10:29撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
1
11/18 10:29
それでも10時頃には雨も上がり陽が射し始めました。
標高900m付近。雨の心配はなさそうでしたが、樹林の中にいても感じるほどの風の強さに、山頂近くの岩場帯ではザイルも揺られて危険とのガイドさんの判断でここで登頂を断念して撤退することにしました。
2023年11月18日 10:29撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/18 10:29
標高900m付近。雨の心配はなさそうでしたが、樹林の中にいても感じるほどの風の強さに、山頂近くの岩場帯ではザイルも揺られて危険とのガイドさんの判断でここで登頂を断念して撤退することにしました。
標高800mの植生解説板。大杉もありましたが、ヒメシャラの巨木にも驚かされました。
2023年11月18日 10:49撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
1
11/18 10:49
標高800mの植生解説板。大杉もありましたが、ヒメシャラの巨木にも驚かされました。
登頂できなかったけど登山口で記念に撮って頂きました。
2023年11月18日 12:27撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/18 12:27
登頂できなかったけど登山口で記念に撮って頂きました。
こんなに晴れてるんだけどなあ〜。西高東低の冬型の気圧配置でこの日は全国的に大荒れだったようです。
2023年11月18日 13:07撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/18 13:07
こんなに晴れてるんだけどなあ〜。西高東低の冬型の気圧配置でこの日は全国的に大荒れだったようです。
車窓から愛子岳(中央やや右のピラミッド)
2023年11月18日 13:20撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/18 13:20
車窓から愛子岳(中央やや右のピラミッド)
途中トイレ休憩したふれあいパーク屋久島の海岸線。強風で白波が立ち大きな波が打ち寄せていました。
2023年11月18日 13:23撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
3
11/18 13:23
途中トイレ休憩したふれあいパーク屋久島の海岸線。強風で白波が立ち大きな波が打ち寄せていました。
パークから見上げる愛子岳
2023年11月18日 13:24撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/18 13:24
パークから見上げる愛子岳
時間が早いので由緒ある益救神社に翌日以降の天候を祈念してお詣りし、屋久杉自然館も見物させてもらいました。なかなか面白かった。
2023年11月18日 13:41撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
2
11/18 13:41
時間が早いので由緒ある益救神社に翌日以降の天候を祈念してお詣りし、屋久杉自然館も見物させてもらいました。なかなか面白かった。
2日目のモッチョム岳はお陰様で良い天気で明けました。登山口近くの千尋滝で。ここは三度目です。
2023年11月19日 08:35撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
6
11/19 8:35
2日目のモッチョム岳はお陰様で良い天気で明けました。登山口近くの千尋滝で。ここは三度目です。
モッチョム岳登山口。ここからは初めてです。
2023年11月19日 08:40撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 8:40
モッチョム岳登山口。ここからは初めてです。
ここは出だしから急登の連続です。
2023年11月19日 09:00撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
1
11/19 9:00
ここは出だしから急登の連続です。
苔生して良い雰囲気。
2023年11月19日 09:31撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 9:31
苔生して良い雰囲気。
標高680m付近の万代杉。胴周17m以上ということは縄文杉より太いということ?でかいです。
2023年11月19日 09:54撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 9:54
標高680m付近の万代杉。胴周17m以上ということは縄文杉より太いということ?でかいです。
こちらは標高800m付近にあるモッチョム太郎という屋久杉。胴周13.5m。
2023年11月19日 10:37撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 10:37
こちらは標高800m付近にあるモッチョム太郎という屋久杉。胴周13.5m。
ガイドさんが切り株の上に木霊を置いてくださった。
2023年11月19日 11:13撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 11:13
ガイドさんが切り株の上に木霊を置いてくださった。
濡れてると歩きにくそうなところ。
2023年11月19日 11:16撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 11:16
濡れてると歩きにくそうなところ。
海側の展望が少し開けた。かなりの高度感です。
2023年11月19日 11:40撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 11:40
海側の展望が少し開けた。かなりの高度感です。
一番奥にモッチョム岳の山頂が見えた。
2023年11月19日 11:40撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 11:40
一番奥にモッチョム岳の山頂が見えた。
ツルリンドウ
2023年11月19日 11:41撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 11:41
ツルリンドウ
モッチョム岳山頂にロックオン
2023年11月19日 11:42撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 11:42
モッチョム岳山頂にロックオン
西側の展望。大きな花崗岩の山だということが良く分かる。
2023年11月19日 11:47撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 11:47
西側の展望。大きな花崗岩の山だということが良く分かる。
最後の岩場はロープを伝って力任せに登った。
2023年11月19日 11:59撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 11:59
最後の岩場はロープを伝って力任せに登った。
山頂にて。案内してくれた陽気なガイドさんとのツーショットで。
2023年11月19日 12:04撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 12:04
山頂にて。案内してくれた陽気なガイドさんとのツーショットで。
海岸線を見下ろす。遠くの沖合に種子島が見えました。
2023年11月19日 12:01撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 12:01
海岸線を見下ろす。遠くの沖合に種子島が見えました。
南西側の海岸線。この足元に大絶壁が有ると思うと足がすくみます。
2023年11月19日 12:04撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 12:04
南西側の海岸線。この足元に大絶壁が有ると思うと足がすくみます。
大きな岩が立つ耳岳。その奥は割石岳です。宮之浦岳や黒味岳などの奥山はその後ろに隠されて見ることができません。
2023年11月19日 12:05撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 12:05
大きな岩が立つ耳岳。その奥は割石岳です。宮之浦岳や黒味岳などの奥山はその後ろに隠されて見ることができません。
大岩を反対側に降りたところに地蔵さんが祀られていました。
2023年11月19日 12:25撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 12:25
大岩を反対側に降りたところに地蔵さんが祀られていました。
下山してきて振り返ると岩の天辺に立っている人が見えました。さっきまであそこに居たんだ。
2023年11月19日 12:46撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 12:46
下山してきて振り返ると岩の天辺に立っている人が見えました。さっきまであそこに居たんだ。
千尋滝駐車場まで戻って展望所からモッチョム岳が一番奥に見えました。
2023年11月19日 15:16撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 15:16
千尋滝駐車場まで戻って展望所からモッチョム岳が一番奥に見えました。
下山後立ち寄った尾之間温泉から仰ぎ見るモッチョム岳。あの南側の岩壁を登ってきたカップにも道中で会いました。
2023年11月19日 15:38撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 15:38
下山後立ち寄った尾之間温泉から仰ぎ見るモッチョム岳。あの南側の岩壁を登ってきたカップにも道中で会いました。
尾之間温泉。少し熱めの温泉で地元の方が大勢浸かりに来られていました。正に地元の公衆浴場です。
2023年11月19日 15:38撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/19 15:38
尾之間温泉。少し熱めの温泉で地元の方が大勢浸かりに来られていました。正に地元の公衆浴場です。
3日目の太忠岳。帰りの飛行機の時間が有るので日の出前の真っ暗な中をヤクスギランド入口からスタートです。標高1,000m、気温8度だったそうです。
2023年11月20日 05:45撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
3
11/20 5:45
3日目の太忠岳。帰りの飛行機の時間が有るので日の出前の真っ暗な中をヤクスギランド入口からスタートです。標高1,000m、気温8度だったそうです。
ヤクスギランド150分周回路の一番高い地点。東屋が有ります。ここから太忠岳を目指します。
2023年11月20日 06:34撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 6:34
ヤクスギランド150分周回路の一番高い地点。東屋が有ります。ここから太忠岳を目指します。
まさに屋久杉の巨木の森を登ります。
2023年11月20日 06:51撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 6:51
まさに屋久杉の巨木の森を登ります。
7時前になり、森の中に朝日が射しこみました。
2023年11月20日 06:58撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 6:58
7時前になり、森の中に朝日が射しこみました。
標高1,200m。ベンチが沢山ある天文の森。
2023年11月20日 07:06撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 7:06
標高1,200m。ベンチが沢山ある天文の森。
釈迦杉。
2023年11月20日 07:09撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 7:09
釈迦杉。
山頂までもう少し。大岩の庇の下で休憩。
2023年11月20日 07:56撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 7:56
山頂までもう少し。大岩の庇の下で休憩。
石塚山への正規の登山道と別れてモッチョム岳へのショートカット道を上がりました。テープはありました。
2023年11月20日 08:08撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 8:08
石塚山への正規の登山道と別れてモッチョム岳へのショートカット道を上がりました。テープはありました。
天柱石が見えてきました。
2023年11月20日 08:23撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 8:23
天柱石が見えてきました。
ガイドさん。もう天柱石下のテラスへ上がったようです。
2023年11月20日 08:24撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 8:24
ガイドさん。もう天柱石下のテラスへ上がったようです。
最後ロープを伝ってテラスへ。少し怖くて腰が引けてる感じですが記念撮影。後方に初日に登れなかった愛子岳のピラミッドが見えます。
2023年11月20日 08:28撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 8:28
最後ロープを伝ってテラスへ。少し怖くて腰が引けてる感じですが記念撮影。後方に初日に登れなかった愛子岳のピラミッドが見えます。
天柱石をバックに。岩全景を入れてくれました。
2023年11月20日 08:28撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
6
11/20 8:28
天柱石をバックに。岩全景を入れてくれました。
安房の港の方向が見えました。
2023年11月20日 08:29撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 8:29
安房の港の方向が見えました。
愛子岳。下に尾立ダム湖が望めました。
2023年11月20日 08:33撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 8:33
愛子岳。下に尾立ダム湖が望めました。
南側の海が光っていました。水平線との境が分かりません。
2023年11月20日 08:34撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 8:34
南側の海が光っていました。水平線との境が分かりません。
下山します。数カ所ロープのお世話になりました。
2023年11月20日 09:00撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 9:00
下山します。数カ所ロープのお世話になりました。
釈迦杉まで戻ってきました。
2023年11月20日 10:31撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 10:31
釈迦杉まで戻ってきました。
自然が作ったオブジェです。
2023年11月20日 10:39撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 10:39
自然が作ったオブジェです。
切り株に育った苔や小さな木が光を受けて輝いています。
2023年11月20日 11:09撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 11:09
切り株に育った苔や小さな木が光を受けて輝いています。
東屋のある所まで下ってきました。朝は真っ暗でした。
2023年11月20日 11:17撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
11/20 11:17
東屋のある所まで下ってきました。朝は真っ暗でした。
吊橋。出口はもう少し。
2023年11月20日 12:03撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 12:03
吊橋。出口はもう少し。
ヤクスギランドの入口付近から太忠岳の天柱石を望めました
2023年11月20日 12:24撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 12:24
ヤクスギランドの入口付近から太忠岳の天柱石を望めました
天柱石。あそこのテラスにさっきまで居たんだ。
2023年11月20日 12:25撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 12:25
天柱石。あそこのテラスにさっきまで居たんだ。
空港へ戻る途中でも車窓から愛子岳を望むことができました。今日登っていたら奥山も綺麗に望めていたことだろう。
2023年11月20日 12:44撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 12:44
空港へ戻る途中でも車窓から愛子岳を望むことができました。今日登っていたら奥山も綺麗に望めていたことだろう。
道路の脇にヤクザルが出て来てくれました。
2023年11月20日 12:50撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 12:50
道路の脇にヤクザルが出て来てくれました。
空港近くの八万寿茶園の抹茶ソフトを堪能して今回の屋久島の山旅は終了です。
2023年11月20日 13:18撮影 by  DC-TZ90, Panasonic
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11/20 13:18
空港近くの八万寿茶園の抹茶ソフトを堪能して今回の屋久島の山旅は終了です。
空港から愛子岳。登れなかったけどこれでお別れ。また来ることが有れば...
2023年11月20日 14:42撮影 by  SO-53C, Sony
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11/20 14:42
空港から愛子岳。登れなかったけどこれでお別れ。また来ることが有れば...

感想

今回の屋久島遠征もPツアーさんにお世話になりました。
屋久島には過去2回訪れていて、その度に空港や車の車窓から眺めて目立つっていた3つの山々、愛子岳、モッチョム岳、太忠岳がセットになっていたのでこれは良いと参加した次第。過去もそれほど天候に恵まれたわけではなかったので何とか今回こそという思いで登った。
初日の愛子岳はホテルの窓から朝の日の出を眺めたのでこれは幸先が良いと思ったのも束の間、登山口へ移動するうちに雨模様に。最初から雨具を着てのスタートとなった。雨の方は2時間も歩かないうちに上がり日も射してきたのだが、この日は全国的に西高東低の冬型気圧配置で北西からの季節風が強かったらしく、屋久島でも森の中を歩いていてもその轟音が聞き取れた。そんなことで標高900m付近まで登っては見たものの風の収まる様子もなく、山頂下の岩場では風に飛ばされる危険が有るとのガイドの判断で止む無く撤退、下山することとなってしまった。ああ、残念。
そんなことでツアーの参加メンバーの多くの声で益救神社への参拝とお茶屋さんのソフトクリーム、屋久杉自然館の見学に午後は時間をつぶすことになった。翌日以降の天候と安全を祈願しつつ、それはそれで楽しむことができた。
二日目のモッチョム岳は、まずまずの天気で明け、風も大分収まったようで期待しながら千尋滝の登山口をスタート。兎に角ここはぐいぐいと登る。途中万年杉やモッチョム太郎と名付けられた立派な屋久杉を眺め、最高所の神山展望台(と言っても樹林に遮られて大して展望は良くない)から一旦下って最後のロープをよじ登るとそこは狭いもののモッチョム岳の大岩の頂上だった。岩の上からは360度の大展望。海側も奥山側も花崗岩の絶壁を見せる山肌に圧倒される展望だった。
三日目の太忠岳は、以前訪れて見学したヤクスギランドから登る。帰りの飛行機の便が14時過ぎということも有り、まだ陽の上らない真っ暗な中をヘッドランプを点けてスタートすることになった。見上げると満天の星でこの日も好天を感じさせてくれた。
1時間程歩くうちに薄明るくなってくるとそこは屋久杉の森、巨木が聳える中の急登が続く。倒木を潜ったり、岩の間を攀じたりしながら1400m付近の岩屋を先からガイドさんに引きずられて太忠岳方面へのショートカットコースに。踏み跡もテープもあるが本来の登山道を離れて太忠岳のロープ場の手前まで一気に登りつく。最後は何カ所かのロープ場を経て最高所を乗り越えて天柱石の真下まで下り、そこからロープを伝って石のテラスへ立つ。頭上にそびえる天柱石を見上げ、東側には初日に登れなかった愛子岳を望み、南側には安房の港を見下ろす絶景を楽しむことができた。
帰りは石塚山への別れを経て正規の登山道を下る。この山は奥山を展望できる場所が無いのが少し残念で、石塚山まで足が延ばせれば宮之浦岳を始めとする奥山が一望できるそうだ。
下山後は飛行機の時間のことも有って温泉に立ち寄ることはできなかったが、二度目のお茶屋さん(八万寿茶園)に立ち寄り抹茶ソフトクリームを満喫してから余裕をもって空港へ到着して今回の山旅を終了した。三日間にわたり楽しくガイドして下さった地元ガイドさん達に感謝したい。
屋久島は、こうしたツアーでなくても宮之浦や縄文杉を始め個人の方たちでも多くがガイドさんを付けて登られている。ガイドさん達も山のことだけでなく樹木や植物、鳥など様々なことに詳しく、話題も豊富で楽しませながら歩くできるように心がけて下さっているのが手に取るように分かった。

【2023年の山行 38回目】
 今回の歩行距離:19.6km 2023年の累積距離:617.0km
  愛子岳(撤退) 5.4km、モッチョム岳 6.6km、太忠岳 7.6km
 今回の累積標高:2,727m 2023年の累積標高:53,845m
  愛子岳(撤退) 823m、モッチョム岳 1,066m、太忠岳 840m

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コメント

愛子岳は残念でしたが、後二日は天気が良くて良かったですね。満喫された様子がよくわかります。食べ物もさぞ美味しかったことでしょう。羨ましいです。
2023/11/21 22:33
shirou58さん、こんばんわ。
屋久島は今回が三度目でした。過去の二回も余り天気は良くなく一度目は九州を通過した台風の影響で宮之浦の縦走をあきらめて島内観光。二度目は宮之浦岳の縦走はしたもののガスに巻かれて宮之浦岳のピークを望めたのは一瞬だけという始末で今度こそのリベンジでした。
今回も愛子岳こそ強風で断念せざるを得なかったですが、ツアー山行ではガイドの指示は絶対ですので仕方が無かったかなあと。
島では三泊でしたが、同じホテルでの滞在だったことも有り毎日日替わりのごちそうを食べることができ、観光気分満点の山行になりました。
shirou58さんも是非訪れてください。
2023/11/21 23:01
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