笹子雁ヶ腹摺山
- GPS
- 03:58
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 766m
- 下り
- 475m
コースタイム
天候 | 曇のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
復路 甲州街道途中〜甲斐大和駅 |
写真
感想
急こう配の登りは辛かった。久し振りに笹子雁ヶ腹摺山を登る。笹子駅に午前8時着、同9時7分発のバスを待つ。今日は冷え込む、風が吹くと寒い、空は雲にほぼ覆われている。新中橋BSから笹雁を登る。急斜面の連続である。直登もあればジグザグ道もある。いずれにせよ、キツイ登りである。
今日は、心技体で言えば気力に凹みを感じた。2時間の登り、11時頃には山頂に着きたいが次から次へと急登が続く。いつだったか、登ってきた登山者から、ここはキツイですね、こんなキツイ山を何回も登っているのか、と言われたことを思い出した。時には、山頂で会った登山者にお坊山までいかれるのかと尋ねたら、いやいや年寄りはここだけですと。歳を重ねて、そんな気持ちも理解できる。依然として天候は曇、山頂近くから見える富士は今日は無理そうだ。気合が入らないが、休みを取らずのらりのらりと1歩ずつ登山道を踏む。1000m付近からは紅葉の樹々に癒された。あと300m1時間、頑張ろうと気を入れる。パネル塔がようやく見えてきた。あと少しもう少しと。予定より約30分ほど遅れた。波寄る歳には勝てないか。山頂には1組(3名)と1人。単独の方はお坊山へと向かった。私は、笹子峠〜甲斐大和駅のコースプランだ。1組3名の方々も峠に下りて行った。少し遅れて私も峠に下った。直下は要注意。足が下りになれるまでゆっくと降りた。途中でカメラを取り出すとき、ストックを谷川に落としてしまった。5mほど先まで落ちた。厄介なことに斜面は枯葉で埋もれ掴まる木々も少ない。恐る恐る斜面を降りる。枯葉で滑る。1本の木を頼りに、めいっぱい腕を伸ばしストックを取ろうとするが届かない、あと数センチ。難儀の末、ストックを拾い上げて登山道に戻った。気を付けねば。峠から先は、甲斐大和駅と矢立の杉経由の分岐となる。予定通り甲斐大和駅方面を下る。紅葉も終盤なのだろうか、幾分鮮やかさを欠く気配だ。駅ルートは、人の気配が薄く、枯葉も多く道筋を読むのに手間取った。一旦、林道に出る。ショートカットで甲州街道の山道を下る。再び、林道に出た。下り方向に歩いたところで、ヤマレコから警告メッセージが届く。地図確認したところ予定ルートから少し外れていた。間違えはないはずだが念のため、元来た道に戻る。すると、乗用車が下ってきて私の横に停車した。「甲斐大和駅はこの道でしょうか」と尋ねると「車で送りますよ」とのこと。御厚意に感謝し、乗せてもらった。どうも私のへたれ歩きをご心配していただいたご様子。車には山頂でお会いした3人の方々だった。この場をお借りして感謝と御礼を申し上げます。歩けば2時間、車で数十分で駅に着いた。生憎、高尾方面の電車は発車したばかりだった。
車でのヘルプはこれまで何回かあった。川苔山、本社ヶ丸、菜畑山にてお世話になった。素性の分からぬ登山者を同乗させること中々できることではない。今日も無事登山を終えることができたのも一重にお人の優しさだと思った。ありがとうございました。
気がつくと空はどこまでも蒼く広がっていた。
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