山行記録: 楯ヶ崎 Yosemite Area トラッドクライミング

記録ID: 6220103

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フリークライミング

近畿

楯ヶ崎 Yosemite Area トラッドクライミング

2023年11月25日(土) [日帰り]

三重県

tamoshima その他1人

体力度

日帰りが可能

体力度について

GPS: 09:08
距離: 2.3km
登り: 448m
下り: 448m

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歩くペース

速い

0.7～0.8

ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り

山行: 0:22
休憩: 8:46
合計: 9:08

距離 2.3km 登り 451m 下り 450m

7:06

4分

楯ヶ崎遊歩道駐車場

7:10

15:56

9分

楯ヶ崎 Yosemite Area

16:05

9分

楯ヶ崎遊歩道駐車場

16:14

ゴール地点

天候	晴れ
過去天気図（気象庁）	2023年11月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車楯ヶ崎遊歩道入口の駐車場に駐車。10台程度。釣師やボルダラー、観光客も使うため配慮すべき。遊歩道入口とYosemite Areaへの下降路入口の間にも路側帯が広い場所があり駐車車輛があった。アクセスを調べる my出発地登録
コース状況／危険箇所等	・開拓者（大藪皓平さん）による紹介記事（トポへのリンクあり）：http://blog.livedoor.jp/jamminggentleman/archives/32437944.html ・アプローチルートには多数の残置ロープがあり迷うことはない。入口には看板もあって分かりやすいが、目立ちすぎているような気もした。・トポに5.7のトラバースで行けると書かれている左のエリアへは、干潮時かつ凪であればもっと容易（Ⅲ+程度）に行ける。・波が高い日に行くのはやめたほうが良さそう。
その他周辺情報	・同日に登っていた方の記録：https://yamap.com/activities/28428564 ・このエリアは吉野熊野国立公園の第1種特別地域内であるため、ボルト等の設置は自然公園法に抵触している可能性がある。

写真

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下降路入口の目立つ看板

2023年11月25日 07:10撮影 by SO-02J, Sony

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11/25 7:10

下降路入口の目立つ看板

海に向かって懸垂下降でアプローチ

2023年11月25日 07:35撮影 by XIG02, Xiaomi

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11/25 7:35

海に向かって懸垂下降でアプローチ

左のエリアの奥には釣師による残置ボルトやトラロープがあるが、一体どうやって来てこんなものを設置したのだろうか。大藪さんによると、このルートでのアプローチは困難とのこと。

2023年11月25日 08:08撮影 by SO-02J, Sony

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11/25 8:08

水平線(5.9)を登るtamoshima：ガバが多く快適だった

2023年11月25日 08:42撮影 by XIG02, Xiaomi

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11/25 8:42

水平線(5.9)を登るtamoshima：ガバが多く快適だった

ハオハオ(5.8)：このエリアで最も易しいルート

2023年11月25日 09:01撮影 by XIG02, Xiaomi

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11/25 9:01

ハオハオ(5.8)：このエリアで最も易しいルート

My Wayをトップロープで登るtamoshima：一撃でWPできたのでリードで登ればよかったかも？　でもリードだと駄目だったと思うくらいには大変だった。

2023年11月25日 14:07撮影 by XIG02, Xiaomi

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11/25 14:07

My Wayをトップロープで登るtamoshima：一撃でWPできたのでリードで登ればよかったかも？　でもリードだと駄目だったと思うくらいには大変だった。

撮影機器：

SO-02J Sony

XIG02 Xiaomi

感想

tamoshima

【計画の経緯】
　紀伊半島遠征3日目。この日は真冬並みに寒いという予報だったので、暖かそうな海岸の岩場。梶賀や神津ノ鼻は行ったことがあるので、今年開拓されたばかりのYoemite Areaを選択。

【記録】
○アプローチ
　出発して、下降路入口はどこかなと思って歩いていくと、立派な青い看板があり、想像以上に分かりやすい。というか、こんなに目立っていていいのかとも思うが、余計なお世話だろうか。
　進んでいくと青い郵便受けがあって、その中にはノートとペン。記念に一言書いておいてから、1回目の懸垂下降。ここはロープが残置されており有難い。降りると左右に踏み跡があるが、今回は左へ行くと2ピッチのルートがある方へ降りてしまうので、右へ。すぐに2回目の懸垂下降で、途中でロープをフィックスすると良いと書かれていたが、よく分からずにそのまま下まで降りてしまった。
　歩き回ってトポと岩を見比べ、ルートを同定し、易しいのから登っていくことにする。

○クライミング
・水平線　OS
　ガバが多く登りやすく、カムも下からの見た目よりは決めやすかった。
・ハオハオ　フォローでノーテン
　5.8でこのエリアで最も易しいグレードだが、水平線とそんなに登りやすさは変わらないような気がした。
・カモメ　OS
　普通に登りやすかった。

　左の岩棚から登るべきルートはこれで終わりなので、右へ戻る。潮が満ちてくる前に終わって良かった。

・Stay Gold OS
　今までの3本はトラッドとはいえ殆どジャミングを使わなかったが、このルートではしっかり使った。三ツ星なのもうなづける内容。
・Deep Blue 上部右に逸れてOS
　トポには最後を左上と書いてあったが、うっかり右の方へ行ってしまった。帰ってからそのことに気づき、ちょっともやもやする。なお、トポでは左の岩棚からトラバースして登り始めることになっているが、右から登ったほう真下に近い場所でビレイができ良いと感じた。
・Flying Cat ×
　Sparkleを離れて右へ向かう所がよく分からず2回テンションを入れてしまったので、Sparkleに転進。
・Sparkle OS
　Sparkleに転進したら何も難しくはなかった。
・My Way WP
　大藪さんと辻さんのロープが掛けられていたのでTRを借りさせて頂く。確かに素晴らしい内容のルートだった。ノーテンで登れて満足。リードだったらテンション必至だっただろう。

○デプローチ
　デプローチはユマーリング。神津ノ鼻以来で久しぶりのため、最初は手こずったが、途中から慣れてきた。しかし、途中でSparkleの終了点に、あまりロープの長さに余裕を持たせずにFixしたら、途中で斜張り状態になってしまい、空中ユマールとなって非常に登りにくかった。要注意。
　10mの懸垂下降箇所は適当にゴボウして登り、もう1回ノートに記帳して、駐車場に戻った。

【感想・総評】
　久々のシークリフだったが、やはり好きである。ロケーションが良い。そしてルートの内容も面白かった。こんな所を見つけ出す開拓者の観察眼と、実際に整備する意欲に脱帽である。沢の開拓に比べて再登者も多いし、やりがいをかなり感じられるのだろうと思う。
　このYosemite Areaだけではルート数はそれほど多くないが、周辺には楯ヶ崎の他のエリア、神津ノ鼻、梶賀、船石、大丹倉、石ヤ塔、白嵓等々様々な岩場があるので、晩秋～初春の遠征先としてはとても良い地域であると思う。