【台高】往古川ホクラ谷遡行(ホクラ谷大滝登攀)



- GPS
- 04:43
- 距離
- 4.6km
- 登り
- 656m
- 下り
- 655m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沢については遡行図と記録参照。 斜面をトラバースして尾根に出てから下山したが、トラバース部分では獣道が利用でき、尾根上は刈り払いされていたので問題なかった。 |
その他周辺情報 | ・「ホクラ谷」という名称について記載された資料は確認できていない。 ・他の記録は多数あるが、初登は成瀬陽一らによるという情報がある(記録は未確認)。 https://ameblo.jp/sanryou-to-keikoku0809/entry-12449689961.html |
写真
装備
備考 | ・クライミングシューズは持って行ったが使用せず。全てフェルトソールで登攀。 ・ロープは60mが良い。 |
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感想
【計画の経緯】
遠征最終日のため、早めに終わりたくて、気温もそんなに高くはないためそんなに濡れない沢が良い。そんな場所を探していたら、見つけたのがこのホクラ谷。冬でも登れる易しめの大滝がアプローチ至近の場所にあって、しかも尾鷲からの帰り道の途中だなんて、持ってこいである。
【記録】
私有地っぽい感じもあるが特にNGとも書かれていない空地に車をとめて、出発。伏流している往古川を渡ってすぐにホクラ谷入口。こちらも伏流していて藪っぽく、見ても全く遡行意欲が湧かない。こんな所に良い沢を発見した開拓者はなかなか気合が入っている。
堰堤を2つ越えていくと安定して水が流れ出し、沢っぽくはなるが倒木が多い。我慢して進んでいくと漸く斜瀑(F1)が出てきて、これはいかにも容易なのでささっと登る。
すぐに多段35m斜滝(F2)。ここからはロープを出すことにして、まずはtamoshimaリード。最初は水流右を登ることになるが、途中からは水線を登れてなかなか良い。快適に55m程度伸ばして滝上へ。
登り終えると次の多段30m滝(F3)は見えていて、今度はS井リード。が、途中のシャワークライムになりそうな手前で念のためリード交代したいとのこと。ということで途中からtamoshimaリードで上まで。シャワーを避けようとしたら岩が脆かったので、シャワーに突っ込んでみたところ、見た目ほどは濡れず快適だった。登り切ってビレイしていると、晩秋なのにブヨが寄ってきてうざい。紀伊半島の温暖さ恐るべし。
続いては、一番大きい多段56m滝(F4)。1p目はS井リード。慎重な登りでテラスっぽいところまで登り、カムでピッチを切る。2p目はtamoshimaで、少しだけクライムダウンしてから登っていく。ホールドが細かいところもあり、そこそこの手応えがあってなかなか面白いピッチだった。
最後に7m程度の易しい滝を右から登ると、ナメが続いている。折角なのでナメが終わるまで登ってみて、以降が平凡なことを確認、遡行終了。少し引き返してから樹林帯に入り、尾根までトラバース。尾根はシダが随分茂っていたが、一応刈り払われていて、刈り払いに従って往古川まで降りられた。急斜面ではフェルトが滑って大変だったが。
再び水の無い往古川を横断し、護岸を登って車へ。
【感想・総評】
晩秋の遠征の最終日に非常にちょうど良い滝登りが出来て満足した。やはり水線を登攀できるのが良い。寒めの日に短時間で滝登りを楽しみたいときにはもってこいの沢であり、お薦めである。暑い日の増水時に激シャワーで登るというのも楽しめるかもしれない。
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