小樽赤岩テーブルリッジ

天候 | 11/25 風あり 11/26 静穏 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
小樽赤岩テーブルリッジ
無雪期には「とりあえずテーブル」の感覚で登っているが、雪の被った状態は初めて。不安を抱きながら挑戦した。
1ピッチ目〜2ピッチ目は、技術的な難しさ自体はそれほど感じなかった。ただ、シングルロープの流れを考慮して短く切ったりしたので、慎重に登ったこともあり、けっこう時間がかかってしまった。
苦しかったのは3ピッチ目の雪を被ったスラブと、4ピッチ目の核心のハング乗越し。スラブは除雪しながら細かいホールドを探し求めるのが難しく、精神的な強さが求められる。今回は怖さが先行してしまい、エイド混じりの登りになった。4ピッチ目のハングはリスにアックスが決まりづらく、こちらも残置を使ったエイドで抜けた。
無雪期で何ともない場所が1つ1つ丁寧な動きが求められたりする。ギアの選定とセットにかかる時間をいかに抑えるかも重要。カムはだいぶ習熟しているが、ナッツ、トライカムはもっと練習が必要。「落ちない」と確信できる場所でプロテクションを取らずに、前に進んでいく力も、もっと必要。まずはもっと色んな壁を登って、アックス、アイゼンの感覚をもっと素手、素足に近づける努力をしたい。TRで練習するにしても、同じ所を登るより、もっと色んな所を登った方が力が付く気がする。
全ピッチリードし、スラブや最終ピッチで精神的にも折れかけ、全体で6時間半もかかってしまった。正直、全力を出し切って登り切ったテーブルリッジだった。でもとりあえず、シーズン始めに試すことができてよかった。この冬でどこまで力を伸ばせるか、試金石にしたい。
フォローのmimiは荷物も背負っていたが、かなり快調に登っていた。僕が泣き言を言いながら登るのを、mimiが辛抱強く耐えてくれたからこそ登り切れたと思う。
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