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Yamareco

記録ID: 6242152
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ハイキング
中国山地西部

笹ヶ丸山 中源峠に道は果てた

2023年12月02日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:38
距離
8.3km
登り
683m
下り
687m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:33
休憩
0:05
合計
5:38
9:10
100
古持橋
10:50
10:50
96
ドン畑峠
12:26
12:31
14
丹原分かれ (600m)
12:45
12:45
19
660mピーク
13:04
13:04
25
649mピーク
13:29
13:29
34
中源峠
14:03
14:03
34
林道
14:37
14:37
11
草谷集落
14:48
古持橋
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道433号線湯来町柏原の側道に駐車し、古持橋を渡って右に行き、古持川右岸の林道から入る。
コース状況/
危険箇所等
林道部分以外は、道はほとんど残っていない。
その他周辺情報 湯の山温泉。
古持川の右岸に残る古道をたどる。
2023年12月02日 09:43撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
12/2 9:43
古持川の右岸に残る古道をたどる。
古持川は水量の少ないゴーロの谷だった。たた一つだけあった小滝と釜。その上には苔むしたナメとゴーロが続いた。
2023年12月02日 09:52撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/2 9:52
古持川は水量の少ないゴーロの谷だった。たた一つだけあった小滝と釜。その上には苔むしたナメとゴーロが続いた。
谷は倒木で荒れ、道は消えた。
2023年12月02日 10:02撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/2 10:02
谷は倒木で荒れ、道は消えた。
急斜面の杉林を登ると、稜線から光が差し、そこがドン畑峠だった。
2023年12月02日 10:45撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
12/2 10:45
急斜面の杉林を登ると、稜線から光が差し、そこがドン畑峠だった。
ドン畑峠は意外ときれいだった。尾根上に踏み跡があり、これから向かう鞍部の東側へも赤テープがあった。
2023年12月02日 10:50撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/2 10:50
ドン畑峠は意外ときれいだった。尾根上に踏み跡があり、これから向かう鞍部の東側へも赤テープがあった。
しかし、この良い道も最初の尾根を巻いたところで、南の不明谷のほうへ降りていってしまった。
2023年12月02日 10:54撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/2 10:54
しかし、この良い道も最初の尾根を巻いたところで、南の不明谷のほうへ降りていってしまった。
不明谷の左俣の小尾根を幾つも巻いて、踏み跡らしきものを東へたどるが、植林跡で、ついに道を失った。
2023年12月02日 11:28撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/2 11:28
不明谷の左俣の小尾根を幾つも巻いて、踏み跡らしきものを東へたどるが、植林跡で、ついに道を失った。
ニシノタキの懸崖が行く手を阻む。冬の日は短い。2時までには中源峠まで行きたい。
2023年12月02日 11:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/2 11:51
ニシノタキの懸崖が行く手を阻む。冬の日は短い。2時までには中源峠まで行きたい。
荒れた不明谷左俣の源頭を詰めた。
2023年12月02日 12:07撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
12/2 12:07
荒れた不明谷左俣の源頭を詰めた。
やっと、丹原への分岐にたどり着いた。ここから尾根を北に向かう。
2023年12月02日 12:31撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/2 12:31
やっと、丹原への分岐にたどり着いた。ここから尾根を北に向かう。
稜線上の栂の大木。笹はなく歩きやすいが、踏み跡も赤テープもない。
2023年12月02日 12:33撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
12/2 12:33
稜線上の栂の大木。笹はなく歩きやすいが、踏み跡も赤テープもない。
石がゴロゴロした最初のピーク。
2023年12月02日 12:45撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
12/2 12:45
石がゴロゴロした最初のピーク。
広い2番目のピーク。降りる方向を見極める必要がある。
2023年12月02日 12:57撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
12/2 12:57
広い2番目のピーク。降りる方向を見極める必要がある。
3番目のピーク付近より西の山々が一瞬見えた。天上山あたりか。
2023年12月02日 13:04撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
12/2 13:04
3番目のピーク付近より西の山々が一瞬見えた。天上山あたりか。
第4のピークから、急斜面を下る。
2023年12月02日 13:20撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/2 13:20
第4のピークから、急斜面を下る。
中源峠だ。北に向かう尾根沿いには道が続いていた。
2023年12月02日 13:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/2 13:29
中源峠だ。北に向かう尾根沿いには道が続いていた。
西の草谷川の源頭へ降りていく。
2023年12月02日 13:34撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
12/2 13:34
西の草谷川の源頭へ降りていく。
踏み跡がなく、谷をくだった。二俣となり、段々と岩が出てきた。
2023年12月02日 13:42撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/2 13:42
踏み跡がなく、谷をくだった。二俣となり、段々と岩が出てきた。
階段状の枯れ谷で下るのは容易だ。むしろ、両側の斜面は急で危ない。
2023年12月02日 13:55撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/2 13:55
階段状の枯れ谷で下るのは容易だ。むしろ、両側の斜面は急で危ない。
落ち葉が彩る、きれいなナメもあった。
2023年12月02日 14:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/2 14:01
落ち葉が彩る、きれいなナメもあった。
30分ほどで林道の橋についた。
2023年12月02日 14:03撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
12/2 14:03
30分ほどで林道の橋についた。
林道から覗いた3m斜滝。大きな滝はない。
2023年12月02日 14:23撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/2 14:23
林道から覗いた3m斜滝。大きな滝はない。
同じくナメと紅葉。ナメが主体の谷で、林道さえなければ、それなりに良い谷と思われた。
2023年12月02日 14:31撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
12/2 14:31
同じくナメと紅葉。ナメが主体の谷で、林道さえなければ、それなりに良い谷と思われた。
山際に民家の点在する草谷の集落。冬の日は落ちるのが早い。
2023年12月02日 14:37撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/2 14:37
山際に民家の点在する草谷の集落。冬の日は落ちるのが早い。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計

感想

笹ヶ丸山の西側、湯来と久地を隔てる水内川右岸尾根には、600m級の山々が連なり、その鞍部にはかって幾つもの峠路があった。佐伯郡麦草村古持と沼田郡阿戸村丹原を結んでいたのがドン畑峠、佐伯郡下村草谷と沼田郡久地村高山を結んでいたのが中源峠である。丹原集落が昭和40年代に離村して50年以上、ドン畑峠を通る人はいないと考えられた。中源峠のほうは今でも時折記録がある*。古持川に沿った林道を辿ると、ほどなく藪となり、堰堤を2つほど越えると、山道となった。古持川は水量の少ないゴーロの谷で、上流に進むにつれ、山道は荒れ、ついには消えてしまった。暗い杉林を急登すると、尾根から光が差し、そこがドン畑峠だった。赤テープがあり、東のほうに細い踏み跡が続いていたが、それも南の不明(あけず)谷のほうへ降りていってしまった。中源峠へ抜けるには、不明谷の左俣を巻いて東へ向かわねばならないが、芸藩通志にかかれた二シノタキと呼ばれる懸崖**を前に道は絶えてしまった。この難所を何とか越え、倒木で荒れた不明谷左俣の源頭をつめて、丹原への分岐にたどり着いた。ここからは、尾根を北に向かう。笹はなく歩きやすいが、踏み跡はなく、赤テープなどもない。急なピークを4つほど登り降りすると土がむき出した中源峠だった。これからは、西の草谷川の源頭を降りていくが、だんだんと両側の斜面が急になったので、谷をくだった。階段状のナメが続く枯れ谷で大きな滝もなく、道は谷の中を通っていたと思われた。30分ほどで、林道の終点につき、山際に民家の点在する草谷の集落へと降りたった。谷あいの村に、冬の陽はもう落ちかかっていた。
*https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1396322.html
**https://livedoor.blogimg.jp/tombosou/imgs/9/4/94d55c0a.jpg

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