笹ヶ丸山 中源峠に道は果てた
- GPS
- 05:38
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 683m
- 下り
- 687m
コースタイム
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 5:38
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道部分以外は、道はほとんど残っていない。 |
その他周辺情報 | 湯の山温泉。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
|
---|
感想
笹ヶ丸山の西側、湯来と久地を隔てる水内川右岸尾根には、600m級の山々が連なり、その鞍部にはかって幾つもの峠路があった。佐伯郡麦草村古持と沼田郡阿戸村丹原を結んでいたのがドン畑峠、佐伯郡下村草谷と沼田郡久地村高山を結んでいたのが中源峠である。丹原集落が昭和40年代に離村して50年以上、ドン畑峠を通る人はいないと考えられた。中源峠のほうは今でも時折記録がある*。古持川に沿った林道を辿ると、ほどなく藪となり、堰堤を2つほど越えると、山道となった。古持川は水量の少ないゴーロの谷で、上流に進むにつれ、山道は荒れ、ついには消えてしまった。暗い杉林を急登すると、尾根から光が差し、そこがドン畑峠だった。赤テープがあり、東のほうに細い踏み跡が続いていたが、それも南の不明(あけず)谷のほうへ降りていってしまった。中源峠へ抜けるには、不明谷の左俣を巻いて東へ向かわねばならないが、芸藩通志にかかれた二シノタキと呼ばれる懸崖**を前に道は絶えてしまった。この難所を何とか越え、倒木で荒れた不明谷左俣の源頭をつめて、丹原への分岐にたどり着いた。ここからは、尾根を北に向かう。笹はなく歩きやすいが、踏み跡はなく、赤テープなどもない。急なピークを4つほど登り降りすると土がむき出した中源峠だった。これからは、西の草谷川の源頭を降りていくが、だんだんと両側の斜面が急になったので、谷をくだった。階段状のナメが続く枯れ谷で大きな滝もなく、道は谷の中を通っていたと思われた。30分ほどで、林道の終点につき、山際に民家の点在する草谷の集落へと降りたった。谷あいの村に、冬の陽はもう落ちかかっていた。
*https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1396322.html
**https://livedoor.blogimg.jp/tombosou/imgs/9/4/94d55c0a.jpg
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