記録ID: 6288429
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ハイキング
奥武蔵
蟹山不動‐羽尾城跡、二宮山 ゴ・ドーハンのチョイ山歩 俱利伽羅不動＆里山御嶽巡り
2023年12月16日(土) [日帰り]
godohan
体力度
1
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 01:25
- 距離
- 3.6km
- 登り
- 18m
- 下り
- 17m
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日帰り
- 山行
- 0:57
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 1:27
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
坂戸から島田橋を渡って、東松山に来ました。時代劇のロケスポット、「とうちゃこ」にも登場しました。
越辺川上流方面。朝方の雨も上がり、♪いつのまにか青い空がのぞいてる…
常楽山青蓮寺(正代864-1)、「正代厄除元三大師」。武蔵七党の児玉党から出た小代氏の創建という。
弘安四年銘板石塔婆の説明板。元は高坂台地北端の大日山(現折本緑地)辺りにあったと伝わるそう。
キリーク(阿弥陀如来)の立派な青石板碑、小代重俊供養塔とあります。重俊は蒙古襲来のため地頭を任じられていた肥後国野原荘(熊本県荒尾市)に赴いたそうです。
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12/16 8:57
キリーク(阿弥陀如来)の立派な青石板碑、小代重俊供養塔とあります。重俊は蒙古襲来のため地頭を任じられていた肥後国野原荘(熊本県荒尾市)に赴いたそうです。
清水がこんこんと湧いているようです。その畔に祀られているのが、
次はお隣の御霊神社。青空にグンと伸びたケヤキは東松山の名木になっているようです。
石段の脇に青面金剛の庚申塔。紀年銘は「…七月日」とあるようですが、一見では判読困難。台石には「正代村（講中 十二人）」とあるようです。
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12/16 9:18
石段の脇に青面金剛の庚申塔。紀年銘は「…七月日」とあるようですが、一見では判読困難。台石には「正代村（講中 十二人）」とあるようです。
御霊神社ですが、祭神は鎌倉権五郎景政ではなく鎌倉悪源太義平(頼朝の兄、清盛暗殺に失敗し斬首)だそうです。小代氏はその家臣だったみたいです。かつての別当は青蓮寺。
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12/16 9:22
御霊神社ですが、祭神は鎌倉権五郎景政ではなく鎌倉悪源太義平(頼朝の兄、清盛暗殺に失敗し斬首)だそうです。小代氏はその家臣だったみたいです。かつての別当は青蓮寺。
覆屋には市杵島社、天王宮(八坂社)、田谷稲荷社それぞれのお宮があります。そのすぐ隣には
社殿の裏手に御嶽神社、大口真神の御札があるので「みたけ」だと思います。隣には板碑らしい欠けた青石と道祖神(文政十三戊寅、1830)、納札所が並んでいます。
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12/16 9:29
社殿の裏手に御嶽神社、大口真神の御札があるので「みたけ」だと思います。隣には板碑らしい欠けた青石と道祖神(文政十三戊寅、1830)、納札所が並んでいます。
所変わって、不動沼倶利伽羅不動尊（上野本1959）スイミングスクールの裏手にあります。前回は頭部が破壊、紛失していましたが、
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12/16 9:57
所変わって、不動沼倶利伽羅不動尊（上野本1959）スイミングスクールの裏手にあります。前回は頭部が破壊、紛失していましたが、
所変わって蟹山不動尊集会所(滑川町羽尾183-1 )に来ました。右は西國札所の巡拝塔(安政四年丁巳、1857)。その左の青石が、
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12/16 10:21
所変わって蟹山不動尊集会所(滑川町羽尾183-1 )に来ました。右は西國札所の巡拝塔(安政四年丁巳、1857)。その左の青石が、
� 崟�吒迦尊」不動明王の眷属の童子。どうやら八台童子の文字塔があるようです。
�◆峽鉄鄲此廖雰鄭�恵）、背面には「明治十年三月(1877)」から始まる長めの銘文。発願理由らしい。「持田平吉 飯塚宇三郎 講中」
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12/16 10:26
�◆峽鉄鄲此廖雰鄭�恵）、背面には「明治十年三月(1877)」から始まる長めの銘文。発願理由らしい。「持田平吉 飯塚宇三郎 講中」
石造物は集会所に向かって左から裏手にかけて点在しています。手水鉢は「上野太一郎 岡銀造 赤沼源二郎 持田藤次郎 神田神田源太 飯塚茂寿 明治八歳一月吉辰(1875)」。
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12/16 10:29
石造物は集会所に向かって左から裏手にかけて点在しています。手水鉢は「上野太一郎 岡銀造 赤沼源二郎 持田藤次郎 神田神田源太 飯塚茂寿 明治八歳一月吉辰(1875)」。
��「清浄尊」清浄比丘童子。「明治十五年三月日(1882) 伊勢太々講中」講員銘多数。
�ァ峽展�尊」「明治十四年一月日(1881) 下里村 石奉主 永田音三郎」
「明治九年丙子八月吉辰(1876) 稲葉喜也 藤原歳明」「願主 飯塚宗三郎 小林関左エ門＜他二名＞」
�Α巵砌四綢此廖�「奉勧請成田山悉地成就攸 明治八年乙亥年九月吉日(1875)」その他「真祭主」銘が数名あります。
いよいよ御嶽塚が見えました！まずは右手前の3基から見ていきます。最右は「大光霊神」(明治二十四年、1891)。
「御嶽山祈願所不動尊 大正十一年十二月吉辰(1922)」その他「元発起人」銘数名あり。
左「＜山三＞木食 一心行者 ＜〇尾＞明王院行者」、背面に「明治十九年十一月建之(1886)」、その他「直門社長」「発願主」銘数名。
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12/16 10:52
左「＜山三＞木食 一心行者 ＜〇尾＞明王院行者」、背面に「明治十九年十一月建之(1886)」、その他「直門社長」「発願主」銘数名。
変わって左手前3基。左：丸尾講の方、三人の霊神銘(大正八乙未二月吉辰日、1919)
中央は「覚明行者 大正十一年三月立之(1922) 志主 飯塚壽平 大満次郎」、御嶽山(黒沢口)開闢の講祖。
そして「普寛大行者」背面「明治五年壬申夏六月吉日(1872)石橋邨＜願主銘＞執事當所講中」。台石には寄進者銘多数あり。
コンパクトな不動三尊像。不動明王に制吒迦童子と矜羯羅童子。
桐生広沢の御嶽にも同タイプのものがありました。
桐生広沢の御嶽にも同タイプのものがありました。
そして向かって右に、八海山大頭羅神王像。首回りや足元に修復跡がありますが、綺麗に残っています。
まだ青年の面影、今まで出逢った八海山中で一番のイケメンかな。
反対の左側には、三笠山刀利天宮像です。こちらも良い彫りです。台石には「丁卯六月日」(慶應三、1867)と中心となった講員銘が列刻されています。
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12/16 11:07
反対の左側には、三笠山刀利天宮像です。こちらも良い彫りです。台石には「丁卯六月日」(慶應三、1867)と中心となった講員銘が列刻されています。
三笠山は♪（長い）御髭の御爺さん、ですね。でもなかなかのイケオジです。
こちらも後姿は一部、剥落しています。残った部分にもひび割れがあって、落ちてしまいそう。
川から離れて北側の県道。擁壁の辻に何方かいらしゃるようです。
三面六臂の正統的な馬頭観世音像。「武�犯羇觀官�尾村 安永五丙申年十一月吉日(1776)」台石に「講中 十七人 願主 稲葉氏」
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12/16 11:50
三面六臂の正統的な馬頭観世音像。「武�犯羇觀官�尾村 安永五丙申年十一月吉日(1776)」台石に「講中 十七人 願主 稲葉氏」
集会所の先に「羽尾城跡」の説明板。松山城主上田氏家人山��若狭守の居城と言う。「羽尾七騎」地侍が詰めたそう。秀吉の小田原攻めに伴い落城。
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12/16 11:57
集会所の先に「羽尾城跡」の説明板。松山城主上田氏家人山��若狭守の居城と言う。「羽尾七騎」地侍が詰めたそう。秀吉の小田原攻めに伴い落城。
土塁の内側は激藪。さすがに入れませんでした。東側は緩斜面の畑とその先はソーラーパネルと墓地が点在。
倒れてしまっていますが、なかなかの「庚申」塔。三番叟の一猿かと思いましたが、写真で見ると三猿かも。
「武�犯羇觀官�尾村金光寺 田嶋氏 講中十七人」「明和六己丑十一月吉日(1769)」、先程の安永の馬頭尊と同時期の十七人。羽尾七騎の末裔かな。
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12/16 12:11
「武�犯羇觀官�尾村金光寺 田嶋氏 講中十七人」「明和六己丑十一月吉日(1769)」、先程の安永の馬頭尊と同時期の十七人。羽尾七騎の末裔かな。
こちらが郭東側の畑地。土塁か、畑の土留かいなかはわかりません。
南に向かう道がありました。ここも郭の一部でしょうか。新築の家が建つようです。
ちょっと草々した所を通過して車道に出ると、蛇行した市野川が目前にありました。
御嶽塚(蟹山集会所）に戻りました。この後、八海山繋がりで深谷の八海山神社に向かいました。
途中に昔ながらの食堂があったので立ち寄りました。『かねや食堂』さん。
谷津田米、初めて聞きましたが、伊豆に流されていた頼朝も食べていたかも、らしい。
道すがら展望台が見えて、二ノ宮山を思い出しました。確かここにも御嶽があったはず。農家れすとらんもありましたが、利用の際は予約した方がよさげでした。
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12/16 13:55
道すがら展望台が見えて、二ノ宮山を思い出しました。確かここにも御嶽があったはず。農家れすとらんもありましたが、利用の際は予約した方がよさげでした。
御嶽が祀られていました。山腹を利用して塚の様相を呈しています。
まずは向かって右側から見ていきます。「覚明霊神 普寛霊神 一心霊神」「明治十七年九月(1884)」
「日本武尊」「明治十七年十一月(1884) 伊古村□越畑邨＜願主銘＞」
「竃三柱大神」仏教では三宝荒神、「明治十七年九月(1884)」
右「天御中主命」仏教だと妙見菩薩。「明治十八年三月(1885)」
そして中央に「御嶽神社/八海神社 三笠神社」「明治十有七季十一月(1884)」
展望台はあの「ふるさと創生事業」の一環だったのですね。武内宿祢が東国巡察の際に立ち寄り、その子孫が宿祢、神功皇后、応神天皇を祀る社をここに建てたそう。
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12/16 14:37
展望台はあの「ふるさと創生事業」の一環だったのですね。武内宿祢が東国巡察の際に立ち寄り、その子孫が宿祢、神功皇后、応神天皇を祀る社をここに建てたそう。
視界は良さげですが、この日こんな感じ。冬ばれの時に来てみたいです。
撮影機器：
感想
・以前の倶利伽羅不動巡りで宿題になっていた青連寺の倶利伽羅さんを見に行こうと思ったら、滑川の蟹山不動にもあるみたいなので一緒に訪ねてみました。蟹山の方には御嶽の石造物もあるみたいでしたが、実際に行ってみると素晴らしい八海山と三笠山の神像がありビックリしました。特に八海山は今まで出逢った中で一番のイケメンさんでした。
・大収穫にウキウキしながら近くの羽尾城址周辺も歩いてみました。Nimaさんがよくお散歩をしている市野川沿いの散策路はぽかぽか陽気で気持ちよく、春先の雰囲気でした。
・八海山繋がりで以前umiminさんに教えていただいた八海山神社を訪ねようと向かう途中、二宮山の展望台が目に入りました。ここも里山御嶽だと思い出し、急遽訪ねてみることにしました。
・深谷の八海山神社はまだ新しい神社でした。御朱印を頂いただけなのに、神社のネームいりのボールペンを頂いたり、拝殿内の二匹の龍の壁画も見せていただきました。倶利伽羅に御嶽、思った以上に充実した一日になりました。
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もう1枚目の冠水橋からビックリですよ！あんな橋が近所にありましたっけ？
また、蟹山不動についても全くのノーマークでした😅 ただの町内会の集会所とごみの集積所だとしか思っていませんでした。あそこにんな素晴らしい石像があったんですね！
実は昨日もそこの川向かいを歩いたのですが、今度行く時は忘れずに立ち寄ります😄
羽尾城跡も以前訪れていますが、やはり素人の目には「これが城跡なの？」という感じで何も見えていませんでしたが、やはり godohanさんが行かれるとそれっぽく見えるのが不思議ですね😄
二ノ宮山の展望台での竹レレも気持ちよかったことと思います！
かねや食堂さんも前からずっと気になっていたのですが、お味はいかがでしたか？奥様は同伴では絶対に行けないので、今度ソロで行ってみたいです😄
大変お疲れ様でした！
それでは〜😊
倶利伽羅探しをしていたら、こちらが見つかり何やら御嶽の碑もあるよう、ぐらいの情報しか持っていませんでしたが、八海山、三笠山の神像はギリギリ江戸時代のもののようで、小さいながらも獅子冠、象冠もきれいに残っていました。正直、それほど期待はしていなかっただけに大きなサプライズでした。ところでG地図を見ると、市野川を少しさかのぼって水循環センターの対岸あたりに「愛宕御嶽神社」があるようなのですが、こちらはお訪ねしたことはございますか？
かなや食堂はホント、あそこで奥様の姿は想像できませんね(笑)。運ちゃん相手の街道沿いの食堂といった感じで、可もなく不可もなくといった感じですが、お値段はリーズナブルで結構繁盛していました。
それから、もう一つお願いが。自分でリクエストしておきながら大変失礼なのですが、「♪糸」はいつのレコだったか、教えていただければ大変ありがたいです。 それでは。 godohan
市野川近くの「愛宕御嶽神社」ですか。すぐ目の前を車では何度も通っていますが、まだ行ったことはないですね😅
かねや食堂さんの情報ありがとうございます！今度は行ってみたいと思います！
「糸」のリクエストを頂いたのは今年の10月に歩いた比企三山の時です。レコリンクはこちらになります。http://yamare.co/6078358.html
このコメントの動画は旧twitter に上げたものですが、Full version が YouTube にあるのでこちらのリンクをどうぞ😄
https://youtu.be/WH5NC-wYx_Q?si=f21GwVAVQOlgnueR
お聞き苦しいところもありますが、聴いて頂けたら嬉しいです😃
ではまた〜😊
YouTubeのアップありがとうございます。秘かにセッションを楽しみたいと思います。
そうそう一番最初の沈下橋は島田橋です。時代劇のロケなどに結構使われているみたいですね。私は正平さんに教えていただきました。
愛宕御嶽神社はまた市野川をお散歩するときにお邪魔したいと思います。周辺に沼もたくさんあるようなので沼巡りも面白そうですね。それでは。 godohan
倶利伽羅不動尊は丸彫りのものも稀にありますが、やはり石だとこんな感じになるのですかねぇ。来年は辰年でもあるので、まだまだあちこち巡りたいと思います。もし群馬方面でご情報がありましたら教えてくださいませ。
東松山界隈、有名、無名含めてたくさんの中世城址があるようですね。東京方面からでもお山までは行けない時に最適です。それでは。 godohan
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