銀山平〜庚申山〜鋸山
- GPS
- 12:50
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,471m
- 下り
- 1,471m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・庚申山〜鋸山 鎖場、梯子あり ・鋸山〜六林班峠 残雪・藪漕ぎルート。標識、テープを見失わないように注意 ・六林班峠〜庚申山荘 道は概ねわかりやすいがとにかく長い |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
計画書
ヘッドランプ
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
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感想
銀山平から庚申山〜鋸山、ハードでスリリングなコースでした。皇海山まで行く予定でしたがたどり着けず。皇海山は遠い。
この時期、それなりにがっつり歩けて日帰りで行ける山を考え、天候も良くて日も長くなってきたこの時期にしか行く気にならない銀山平から皇海山のルートを選択。このルートは4年前、7月に単独行で挑戦して、お山巡りルートから沢に入り込み遭難しかけて庚申山までで断念したルートであり、皇海山に登るならいつかまたこのルートから挑戦したいと思っていたコースでした。
前夜、間藤駅の駐車場にて車中泊。2:30に起床し、銀山平へ。
ゲート前駐車場を3:10に出発。なぜか先ほどまで車中にあった帽子が見当たらず。駅のトイレに立ったときに駐車場に落としたのかもしれないと諦め、ヘッドランプをつけて星空の下、林道を歩き始めます。このコースは早出が基本、一の鳥居にあたりで日の出を向かえたい。
まだ暗いうちに一の鳥居に到着。登り始めるも、誤って沢筋を登ってしまい約30分のロス。早めに気づいて良かったと、気を取り直して再出発。
庚申山までの道のりはわかりやすい道。しかし、同行の友人にトラブル発生。登山靴の中敷きとハイソックスを忘れ、くるぶしまでの靴下に合わない登山靴で歩いていたという。絆創膏とタオルで応急処置をするが、ベストコンディションでも難しい本日の行程で大丈夫だろうか。
7:25庚申山へ到着。たいていの山ならこれで折り返しの時間だが、本日はこれまでが準備運動みたいなもの。展望地で皇海山の勇姿を堪能した後すぐ出発。
しかし、ここから眺める皇海山は本当に風格があって素晴らしいと思います。百名山も納得です。群馬側から皇海山に登った方も、一度はここから皇海山を眺めて欲しいです。
庚申山から鋸山までは、一部笹や残雪でコースがわかりにくくなっているところがあります。薬師岳の先あたりですれ違った方が、「鎖場のあたりで残雪でコースが埋まってわからず引き返してきた」と言って帰っていきました。
鋸山の手前は鎖場や梯子の連続で、とってもスリリング。個人的には剱岳と比べても遜色無い楽しい鎖場でしたが、同行の友人にとっては恐怖でしかなかった模様で、「とんでもないとこに連れてかれてしまった」と嘆いていました。
そして9:40に鋸山着。天気も良く眺望は最高でした。皇海山も素晴らしい。
時間的にはまだ余裕がありましたが、友人の足の調子と、先行者が「鋸山から皇海山までは残雪が多くて無理だ」と引き返したことにより、皇海山への登頂を断念し、ここで引き返すことに。今日の第一目標は「今日中に生きて帰る」こと、無理はいけません。
友人の中敷き無しの登山靴は、登山用靴下をはいている自分が履いたほうがまだマシだと思い、登山靴を交換して帰路につきます。
復路は六林班峠から戻ることに。こちらは他の方の記録だとよく道を見失うことで有名なルートで、庚申山へのピストンも考えたのですが、友人の「滑落より道迷いのほうがまだマシ」との意見で腹を括りました。
笹藪漕ぎの道(道かどうかは怪しいものですが……)を、先の鎖場よりも集中して歩きます。所々残雪でルートが隠され、テープや標識を二人で探しながら進みます。私としては、ここが最も緊張した場面でした。
なんとか六林班峠に辿り着き、「庚申山荘→」の標識を見つけたときは一安心しましたが、そこからがまた長丁場でした。これまでの疲れと度重なる渡渉のせいか、コースタイムの1.5倍もかかりました。斜めっている笹藪の山肌を歩く場面も多々あり、一度5mほど滑落してしまいました。笹を掴んで事なきを得ましたが、一歩間違えると谷に落ちた可能性もあります。
そんなこんなでやっとのことで庚申山荘に14:50に到着し、ゲート前に戻ったのは16:00。皇海山まで行っていたら日の入りまでに戻ってこれなかった可能性が高かった。長いルートを踏破した達成感よりも、無事に下山できて安心感が強かったです。
前回も今回も、鎖場やルートファインディング等たくさんの経験値を積んだ庚申山でした。今度このエリアに来るときは、栗原川林道から今度こそ皇海山に登頂したいと思います。紅葉の季節にしようかな。
初めましてnyankomanさん
5月4日に殆ど同じような経験をしてきた者です
私たちもこのルートを当初考えていましたが
六林班経由ルートの不明瞭さを聞いてピストンにしました
それでも、ミニ道迷いをしてしまましたが ・・・
色々な面で厳しいルートではありますが
その分だけ着実に登山経験値がアップする
なかなか得難い登山ルートだと感じますネ
初めまして、コメントありがとうございます。
お山巡りルートも同時に行かれたのですね。厳しいルート、お疲れ様でした。ご無事で何よりです。
山歩きは計画通りにいくのに越したことはないですが、予想以上に厳しかったり計画通りにいかなかったりした山行のほうが印象深かったりしますね。
無事に下山することが大前提ですが、色々なルートに挑戦することも良い経験になり、楽しいです。
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