倉見山・杓子山
- GPS
- 05:42
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,535m
- 下り
- 1,538m
コースタイム
- 山行
- 5:13
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 5:38
天候 | 快晴 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・倉見山:町民グランドから登山口までのルートが分かり難い。厄神社を目指せば分かり易いと思う。また登山口から山頂までは急登の連続。 ・倉見山から杓子山:途中から点線ルートだが整備は良くされている。アップダウンがあり、しかも急坂が多い。岩場も各所にある。 |
写真
感想
7:53に町民グランドの駐車場を出発。地図を見て歩くも登山口が分からず住宅街を少しウロウロする。基本的には地図どおりだったのと、厄神社を目指せば迷わずに行けた。神社の脇から歩き出すがしばらくは舗装道路歩き。とは言え急坂なので息が上がる。出発時の気温は0度だったのでレインジャケットを着ていたがたちまち暑さを感じて脱ぐ。今日はこの後も高温予報なので風が強くならない限りは上着の出番はなさそう。舗装道路歩きが終わるとようやく土の登山道が出てくるが、これもやはり急坂。ストックを使って何とか登る。お気楽なハイキングコースかと思ったが全く違った。かなりきつい登り坂が延々と続く。傾斜はきついし足場もあまり良くない。とにかく進む。出だしの寒さは既になく体はぽかぽか暖かい。樹林帯歩きのため展望は全くないが、葉の落ちた樹木の向こうには市街や遠くの山が見える。9:16に倉見山に到着。登山口からずっときつい登りだった。ここでようやく樹木越しではない富士山とご対面。今日は雲もなくすっきりよく見える。がしかし先が長いので写真を何枚か撮ったら進む。見晴台までは緩いトレイルだったが、その先向原峠までは厳しい下り。帰りはここを登り返すので気が重い。一気に下って向原峠着。峠とは言ってもあまり利用者はいないかもしれない。それでもマーキング類は多いので迷うことはなさそう。
さてここからは点線コース。既に点線コースのようなルートを歩いてきたので特に驚くこともなさそうだが、この先もアップダウンが連続していた。しかもどれも傾斜がきつい。ここも往復するかと思うと足が止まりそうだが、気持ちを切らさずに歩く。アップダウンだけでなく岩場のようなところも多く、ストックが邪魔に感じることもあった。足場が崩れやすいところもあり、これは確かに点線ルートかもしれないと思った。ルート自体は明瞭だしマーキングも十分。途中の道標もしっかりしているが、歩くのは楽ではない。しかも今日自分は往復なので本当に気が重くなってきた。何度も急坂のアップダウンを繰り返し、最後は杓子山へ向けて200メートルほどぐっと登る。最後の最後まで楽ではない。杓子山へ近付くとルートが非常に明瞭になり、これまでのルートとは比べものにならないくらいだった。明見尾根と合流すれば山頂は近い。10:58に無事杓子山へ到着。先客多数。ベンチも多数。快晴無風。富士山がよく見える。駐車場を出てからここまで3時間以上飲まず食わずだったので、さすがに喉が渇いたしお腹も空いてきた。ベンチに腰掛け富士山を見ながら休憩する。シャツだけで防寒着を着なくても特に寒さは感じなかった。展望は素晴らしく良い。遠くには冠雪した南アルプスも見えた。
ベンチに座って元来た道意外にエスケープ出来るルートはないか地図とにらめっこする。ルートは無数にあるが、倉見山の駐車場まで戻ることを考えると、結局今来た道を戻るのが最短ルートであることは間違いなさそう。急坂連続で陰鬱なルートだったが仕方ない。休憩は短めに切り上げて来た道をたどる。行きにこんな急坂登るのか?と思ったところは、下りになっても感想は変わらなかった。登りほど体力は使わないけど、ブレーキをかけながらになるので足の負担が大きい。転落などしたらかなりダメージは大きいので慎重に、とにかく慎重に進む。なのでコースタイム程度の時間でしかどうしても進めない。こんな急坂をコースタイムを縮めて進もうとしたら色々リスクが多そうだ。帰りもアップダウンを繰り返すも、基本的には下り基調なのでその点は楽だった。また行きは太陽が当たらずに暗くて寒くてじめじめしていて良いところがないように思えた尾根だったが、帰りの時間になると太陽の位置が高くなり、日が差すようになってきた。太陽が当たるだけで印象は大きく変わる。明るくなり気温も上がるが、そのぶん暑く感じるようになり、水の消費が増えそうだった。向原峠に至り点線ルート終了。ここから杓子山に行くことはもうなかろうと思う。ここから西へ降りるルートもあるがパスして見晴台を目指すが急な登り。とは言え距離は短いので気持ちで乗り切る。見晴台の分岐に至り、富士山と地図を良く眺めてから正しい方角へ進む。ここから先は快適なトレイルだった。右手には三つ峠が樹木越しだが見えた。トレイルも緩斜面になり、今までの遅れを取り戻せそうだった。あっと言う間に下って堂尾山公園着。更に下るが山陰で暗いエリアになってしまった。今日は午前中さんざん暗い尾根を歩いてきたので、もうじめじめするところは気分的に乗らなかった。さっさと通り過ぎる。コンクリートブロック工場が見えれば下界は近い。車道に出て少し歩いたらスタートの駐車場に到着。13:31だった。下界は気温が高くて、最後は汗をかきながらのゴールだった。とても12月末の気温とは思えない。
今日は杓子山の山頂付近でハイカーを見掛けた意外はほぼ誰もいないルートを歩いてきた。特に倉見山と杓子山の間は帰りに1人見ただけだった。季節的にオフシーズンだからかもしれないが、シーズン中でも人は少なそうなルートだと思う。
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