広河原沢左俣・クリスマスルンゼ(登り納め)
- GPS
- 18:01
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,342m
- 下り
- 1,318m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
29日の左俣は、結氷状態は良かった。次の日は、解け始めており、あまりよくなかった模様。15m大滝まで行き、最後の滝をパスしたパーティがほとんどだったとのこと。 クリスマスルンゼは、結氷状態最悪。リードは極めて困難。シャワークライミング状態であった。 |
写真
感想
登り納めということで、職場の先輩と広河原でアイスを楽しんできた。
しっかりと仕事納めをし、そのまま、先輩のご実家に前泊させていただき、船山十字路へ。
着いた頃には、10台は停まっており、混まないか少し心配になった。
今回は、忘年会も兼ねていたため、食料がかさばり、35キロ以上の荷物にはなっていいたであろう。
アプローチも重さもあり少々辛かった。
二俣に着き、テン場を探しテントを張る。
準備を整え次第、左俣に向けて出発する。
基本的に、15m大滝までは、フリーで行ける。
私のリード練習もあったので、大きめの滝はリードをさせていただいた。
今回、私がブルーアイスのアイススクリューを購入し持参し所々で使ってみたが、なかなか氷への食い込みが良く、評判通りであった。
基本的には、ブルーアイスのスクリューで揃えていきたい。
ところどころ、水がしみだしており、当初の予定であれば、左俣を下る予定であったが、少し怖いなと話していた。
15m大滝は、しっかりと結氷していた。
ただ、水が凍りをつたって落ちていたので、上部の日当たりいいところではかなり溶けていたようだ。
こちらは難なく通過。
その後の10m大滝がなかなか苦戦した。
かなり立っており、しっかりと固まっていたため、アックスもはじかれる場面もあった。先輩もギリギリ突破した。
次の日は、日当たりがいい場所で気温も温かかったため、かなり結氷状態が悪くなっていたそうだ。
その後、中央稜を詰め、テン場まで下山した。
岩峰の巻きはアイゼンを使用し、急登を下ったあたりで、アイゼンは外した。
ほとんど、下の道が見えていた状態であった。
夜は忘年会ですき焼きを食べた。肉は奮発し黒毛和牛。最高のご馳走であった。
日本酒もたくさん用意したが、疲労に負けてしまい、少しだけ飲んで寝てしまった。
2日目はクリスマスルンゼ。
少し遊ぶ程度で考えていたので、ゆっくりめのスタートにした。
クリスマスルンゼ1段目は私がリード。
難なく突破する。ただ、氷が水分多めで、2段目がどうなのか気になる。
2段目は、先輩の疲労もあり、左の巻きからトップロープをかけることにした。
その後、先輩が懸垂で降りてきて、「この氷、登る価値無し」と言い切り、支点回収してきて、笑顔で言われ、しぶしぶトライする。
氷柱にとりつき、なぜかシャワーのように水が降ってくる。
しかも、脆い。とてもスクリューを打てる状態でもない。
ただ、アックスはしっかりと打ち込める。
氷柱を観察していると、つららが横方向に発達しており、それがシャワーのように降らせていたようだった。袖の短いグローブであったため、裾から水が入り中間着を濡らしてしまった。
極めて不快なクライミングとなった。
無事、支点も回収し早々と下山した。
最後の最後で不完全燃焼となったが、今年一年は色々な事に取り組めた年であり、満足であった。
来年も安全登山で、たくさん山に登りたい。
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