山行記録: 雪上訓練1班/富士山

記録ID: 6329

全員に公開

積雪期ピークハント／縦走

富士・御坂

雪上訓練1班/富士山

2012年12月08日(土) ～ 2012年12月09日(日)

ykinaco

過去天気図（気象庁）	2012年12月の天気図
ファイル	非公開 6329.xls 計画書（更新時刻：2012/12/05 13:58）

感想

mjun

今回CLをやらせて頂いた。

まず初日。
テント設営。
強風、重石がない。雪が少ない。地面も硬い。。
などでテント設営に時間が掛かってしまった。
またこんな状況下が始めてだったので、自分の頭の中
がいっぱいいっぱいで、あれこれ指示を出せなかった。

この2日間は強風の為、突っ立ってあれこれ説明するのも
寒く、ちゃんと訓練の説明が出来たのか！？

またテント生活もあれこれ教えることが出来なかったので、
とても反省している。

特に今年入会した、山P、ヤマキナ、サクには悪いことしたな。
またね♫

sachiy

雪山訓練

目標：【雪山生活技術・歩行に慣れる】

産まれて初めて雪道を歩く。
スキーもボードもやらないので、雪道を歩くのが初めて…。

雪ってもっと水分が多くてべちゃべちゃしてるものとばっかり思ってったけど、
富士山の雪はサラサラ全面片栗粉。

風が吹くと地面に積もった雪が舞う。

常時、雪道を歩いている感覚ナシ。
五合目までの道は楽しいハイキング…。

【テント張り】

風が強いのと重石がないため、

①薪を何度も佐藤小屋まで取りにいき、テントの紐を結んだら雪の中に埋める。
②テントが飛ばされないようにロープとビナで周囲の木に固定する。
③テントの周りを雪を積み上げて壁をつくる。

雪もあんまり積もってないし、サラサラしてて集めにくいし積みにくい。
2張テントをはったら、2時間経過…。夏なら、5分で張れるのに…。

結果　テントを張るのに全体力を使い果たす。

【訓練】

テントを張り終ってから、歩行と耐風訓練。

2日目は滑落防止訓練の為、富士吉田口方面？へ移動
暴風？の中、1日目に教えてもらった耐風姿勢がとっても役に立つ。

下山後、ビーコンチェック

【感想】

①　3シーズンシュラフで端っこに寝たらさすがに夜中に寒くて何度か目が覚める。

②　風があたると痛い　→不快だけどバラクラバはやっぱり必要

③　手袋がストレス

④　ライターの火が付きにくくたばこが吸えなくてストレス

心配していた[生活技術]…夏の間にまったく身についていなかった為、
一番の不安要素だったけど、やはり的中…。

レイヤードの調整から、ザックの出し入れ、パッキング、紐の調節、その他モロモロ

普段から苦手なのに、手袋つけてやるため、終始イライラ、想う様にいかなくてイライラ、下山するまでイライラ。
イライラを緩和したくても、たばこがすぐに吸えなくて更にイライラが倍増。

しょっちゅうぐずるし、すぐに疲れる。

2日間ずーっともりぞーさんを見ていたけど、なんでもスムーズ無駄がない。
すごく勉強になりました。

次の雪山はもう今週末だけど、イライラしないようになんとかしないと…。

行動がスムーズにできるように頑張るぞー！！

ykinaco

本格的な雪山登山は、生まれて初めて。
不安より、楽しみな気持ちで臨めた雪訓でしたが、
その反面、雪山での現実にブチあたり、
今は、とにかく反省点がイッパイです。

ただ、諸先輩方と、冬毛仕様さっくると、ヘタレ会友ぴこちゃん。
一緒に行動してくれた、みなさんのおかげで、
折れそうになる気持ちを、奮い立たせることができました。

とはいえ、とにかくモタモタしているせいで、
極寒の中、みなさんを待たせてしまい、
本当にすみませんでした。
夏山で、あべさんから、「冬だったら、みんな死んでる」って、
行動が遅いときに、よく言われてたことを、
今さらながら、思い返しています。

雪訓前に、集会での机上講習を受け、
本や、ネットでも、調べたりはしてみたけど、
冬山の具体的なイメージは、まったくできず、、、
そのせいか、1週間くらい前までは、なんだかずっと不安で、
雪訓前週の、塔ノ岳歩荷に参加できなかったのも、
心配のタネの1つでした。
でも、当日まであと3日くらい、パッキングも一通りのメドが付いたら、
少し気持ちが落ち着いて、楽しみになっていました。
馬返しから、佐藤小屋までの道程は、雪の感触の気持ちよさが勝り、
荷物の重さも、あまり気にならずに登れました。

でも、試練は、2日目にやってきました。
もともと冷え性のせいか、手足の先端が、一日ずっと、かじかんでいました。
歩行中は、体が温まることもあったので、まだよかったのですが、
テント撤収時が特にひどく、作業に、余計に時間がかかってしまいました。
血行が悪いのが、こんなに悪影響受けるとは、本当にショックでした。

手足の冷えのせいで、
↓
集中力が無くなる、思考能力が下がる、行動が鈍くなる、パーティを停滞させる、
↓
最終的に事故に繋がることも、、、

本で読んで怖いと思ったことが、
起きかねない状況に陥ってしまうかもしれないことを、
身をもって知りました。

さっそく、みんなからのアドバイスを受け、
・手袋、靴下を再考し、カイロを併用する。
・立ち止まってるときには、とにかく指を動かし続ける。
・手袋は、ゼッタイ外さない。
これを今後は、実践していこうと思います。

下山後の、馬返しでのビーコントレでは、
埋まってしまった人を探索するのではなく、
見つかった人を、どうやって掘り出すかが重要。
そして、探す側の自分も、決して雪崩に巻き込まれてはいけない。
最後に大事なのは、人ではなく、自分なんだ。
ということを聞き、本当にシビアな環境に、身を置いていることを、
改めて実感しました。

たくさん勉強することができた雪訓でしたが、
ザンネンな点も。。。
せっかく富士山に登って、強風とはいえ、快晴だったのに、
景色を見る余裕が、ゼロ。
写真は、なぜか、他班のレオしか撮ってないし。。。
次回からは、ただ寒かった、大変だった、だけじゃなく、
写真を撮るゆとりが生まれるくらいは、気持ちに余裕を持てるよう、
がんばって行動したいです。