熊野古道 中辺路(天泊)+ 伊勢路 松本峠
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コースタイム
2日目 継桜王子06:20−岩神王子8:25−湯川王子09:40−熊野本宮14:05(湯の峰温泉泊)
3日目 熊野市駅11:50−松本峠ー鬼ケ城センターー獅子岩ー花の窟ー熊野市駅
天候 | 5日・6日 快晴 7日 曇り後小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
湯ノ峰温泉ー新宮 バス ICカード不可 新宮ー熊野市 紀勢線 熊野市 ワイドビュー南紀ー名古屋ー新幹線 東京 交通の便が良くないので特にバスはしっかり調べること http://www.tb-kumano.jp/access/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的に危険な場所は無いが雨の日は丸石の苔は滑る 中辺路 トイレは全て水洗でペーパーも完備されている わらじ峠を下り林道に出たところで岩神王子への道は通行禁止で林道う 回路を歩く(崩壊の恐れがあるためと表示されている)蛇型地蔵はう回 路を通らない場合は通過しない。 伊勢路 松本峠道 鬼ゲ城の散策ルート(距離が長いので結構時間がかかる)をぐるっと回 り獅子岩の海岸線に繋がる |
その他周辺情報 | 熊野市駅前に観光センターがあり荷物を預かってくれる。レンタサイクルもある。電車待ちが長いので駅前の図書館利用も便利 |
写真
感想
近頃GWは熊野詣でをしており大峯奥駈、高野山町石道・小辺路・果無山脈を歩いた。今年はまだ荷物が背負えないので、参詣道の中辺路と雲取越えで那智大社まで、そして伊勢路の偵察をすることにした。那智の大門坂は既に歩いているのでパス。百間くらの先が通行止めになっており、迂回路は請川から8km3時間の舗装道路歩きになる。そこでバスで小口までいってしまうことにした。伊勢路は海沿いなのでまた違う趣向で偵察することにする。
大阪の友人が中辺路を一緒に歩くことになったので紀伊田辺駅で待ち合わせ9時10分のバスに乗り、滝尻からスタート。
連休最後のためか人は少なく、イメージ通りの熊野古道を登っていく。
胎内潜りをしたり乳岩を見たり、まさしく熊野古道。修験道とは違う楽しさである。連れがあるのもこんな道は楽しい。今回はじめてテントを背負ったので痛みが再発しないか慎重に進む。高原熊野神社でみかんやおやつを買いゆっくり昼食をとっていると集団が到着したので先に出発する。牛馬童子BSではお寿司や甘いもの、梅漬けなど売っており仕入れる。途中から友人がテントを持ってくれたので助かった。2食分も調達してくれている。近露王子では足湯を楽しんでいる人がいたが、茶屋はもう閉じていた。この後 店はないというので、酒屋で今夜のビールを仕入れる。ここから舗装道路歩きで強い陽射しの下を登り続ける。山の部落を通り乙女の寝姿とか対岸の山の見通しが良くなり少し力をえるとやっと継桜茶屋に到着。野中の清水まで降り、水を汲み天場を確保。星の輝きを隠すほどの満月が照らして穏やかな夜だ。
昨日は休み時間も入れてコースタイムで歩いたので本宮へは12時半には着くだろうと出発。熊瀬川王子だけは山道の登りだったがずっと道路歩きが続いた。右肩の痛みが出始め騙しながらすすむ。山道を下り林道にぶつかると崩壊の恐れがあるため通行止めになっていた。崩れたと書いてないので連日晴れて地盤も大丈夫と踏み、様子を見ることにし進む。天気は上々で新緑がまぶしい。岩神王子を過ぎると林道にぶつかった。沢沿いの道を進むと崩壊場所に出たので避けて通過。更に沢沿いを進むと広い林道に出会う。車で来ている人たちもいる。殆ど道路歩きが続きやっと伏拝童ると子まで到着。大斎原がかすかに見える。語り部さんが説明していた。暑さでバテ気味だったが茶屋で飲んだしそジュースで生き返る。
途中で大斎原が大きく見えてあと一息と足を進め熊野本宮の裏に着いた。
石段を登らない分楽である。最終日のせいか人出は少ないのも嬉しい。
友人は本宮は初めてなので大斎原までゆっくり見てもらいたかったが、私の肩の痛みがでてしまい到着が遅く駆け足になってしまい申し訳なかった。大斎原で田辺経由で兵庫に帰る友人と別れる。
とりあえず大日越の登り口に行くが痛みが増してきたのでバスで湯の峰温泉までいくことにしたので、結局田辺まで行く友人とバスで再会。
宿で温泉に入り、洗濯を済ませ、天気が崩れるので明日の予定を見直す。
小雲取の迂回路は舗装路の為バスで小口までいくつもりだったが、何とバスは平日には繋がらないことがわかった! 頚椎の再発も怖いし、天気も悪いし、天場の那智高原は荒れているという情報がありで、何より予想以上に中辺路に満足したので、結局雲取越は中止し、1日早めて伊勢路に行くことにした。
朝 小雨だったので宿のおかみさんに聞いて湯の峯王子の先にある不動の滝まで散歩にいった。新宮駅直前で軽トラに追突され別のバスに乗り換え、事故処理で駅到着が遅れたため、速玉神社はお参りできなかった。2両の紀勢線で海岸沿いを熊野市駅まで走る。特急の逆からの列車が遅れたためこちらの電車は待ちで到着が遅れ13:05で帰る見込みはなくなってしまった。次は17:48の電車しかないのだ。
向かいの観光センターで地図をもらいザックを預かってもらう。
松木峠へは半分位の店が閉じている記念通り商店街を抜け、松木峠登り口から舗装路の急登を行くと見晴台があり海岸が開ける。石畳に変わり登ると松木峠に到着。そこから東屋の方で竹林を抜けていくと鬼ケ城跡の広い場所にでて、見晴台からは新宮の方から、大泊の海岸まで絶景が広がる。
ゆっくりと海を見ながら昼食をとり、鬼ケ城センターに向けて海を見ながら下る。ぐるっと鬼ケ城を回れるようにコースがとられており、奇岩と絶景を楽しみながら海岸沿いに回り込み七里御浜に向かう。
獅子岩を通り、行きたかった古代祭祀が行われていたであろう花の窟までいく。小雨がぱらついてきた。想像以上の大岩で一般の編み方と違うしめ縄が岩の上部から渡されている。駅まで戻るが時間があまりすぎ、さりとて千枚田までいくバスは時間が決まっておりで結局図書館で本を読んで数時間電車を待つ。
熊野は交通がしごく不便だが、だからこそツアーでなく行く価値があるということであろう。狙った以上に連休最後で人出が少なく静かな古道歩きを堪能できた。
伊勢路は海岸線は道路歩きだとわかったので来年はどうしようかと思いながら美しい海岸線を眺めながら帰途についた。
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