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Yamareco

記録ID: 6338126
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

飛龍山(三条の湯、将監小屋)

2024年01月02日(火) 〜 2024年01月04日(木)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
15:12
距離
27.0km
登り
2,407m
下り
1,714m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:23
休憩
0:28
合計
5:51
10:18
33
10:51
11:01
37
11:38
11:39
40
12:19
12:19
49
13:08
13:08
36
13:44
13:45
5
13:50
14:04
58
15:02
15:04
65
16:09
2日目
山行
6:43
休憩
0:23
合計
7:06
8:03
97
9:40
9:44
71
10:55
11:03
34
11:37
11:37
10
11:47
11:49
3
11:52
11:52
20
12:12
12:18
4
12:22
12:25
45
13:10
13:10
119
15:09
3日目
山行
1:21
休憩
0:03
合計
1:24
8:01
61
9:02
9:05
19
9:24
9:24
1
9:25
ゴール地点
天候 DAY1:晴れ時々小雨 DAY2:高曇り夕方から雪 DAY3:早朝小雪のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
往路:西東京バス 奥多摩駅9:30発 丹波山村役場行き
復路:将監登山口(民宿みはらし駐車場)~JR塩山駅 タクシー 約\11000
コース状況/
危険箇所等
■親川~サヲウラ峠:保之瀬天平の辺り、尾根が太く迷いやすそう(トラロープ有)
■サヲウラ峠~三条の湯:整備されている感はあるが、沢の前後はやや悪い。
■三条の湯~北天ノタル:急登。足場の悪いところが何か所かあり、途中完全に登山道が消失していた。小屋番さんがステップを切ってくださった。この区間、土が脆いのでまたどこかが消失する可能性は十分にある
■北天ノタル~将監小屋:奥秩父縦走路。飛竜山西側の水場はほどんど涸れていて汲めなかった。基本山腹のトラバースだが、何か所か崩れていた。中でも木橋?の消失点は要高巻き。踏み跡があるが通行には注意が必要。
■将監小屋~将監登山口:特になし。登山口から民宿みはらし駐車場まで少しだけ登る
その他周辺情報 三条の湯:テント泊\1000/名
将監小屋:三月末まで冬季休業中、トイレも使用不可。水は出ていた。
塩山駅前の塩山館食堂(中華)
DAY1:
一本バスを乗り過ごしてしまった
2024年01月02日 09:12撮影 by  iPhone 7, Apple
1/2 9:12
DAY1:
一本バスを乗り過ごしてしまった
でんでいろ尾根を歩きに親川からスタート
2024年01月02日 10:16撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
1/2 10:16
でんでいろ尾根を歩きに親川からスタート
登り始めてすぐ、馬頭観音が岩場にはめ込まれていた。
2024年01月02日 10:30撮影 by  iPhone 7, Apple
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1/2 10:30
登り始めてすぐ、馬頭観音が岩場にはめ込まれていた。
炭焼き窯の跡。この後登山道では見かけなかった。
2024年01月02日 10:42撮影 by  iPhone 7, Apple
1/2 10:42
炭焼き窯の跡。この後登山道では見かけなかった。
なんか見えてきた
2024年01月02日 10:52撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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なんか見えてきた
廃屋!高畑の集落。
2024年01月02日 10:54撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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廃屋!高畑の集落。
平場。建物の基礎のみ残っていた
2024年01月02日 10:58撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1/2 10:58
平場。建物の基礎のみ残っていた
すぐ上に水道のポンプ
2024年01月02日 11:01撮影 by  iPhone 7, Apple
1/2 11:01
すぐ上に水道のポンプ
最近まで人がいたかのような生活感がまだ残っている
2024年01月02日 11:03撮影 by  iPhone 7, Apple
1/2 11:03
最近まで人がいたかのような生活感がまだ残っている
こちらは倒壊
2024年01月02日 11:12撮影 by  iPhone 7, Apple
1/2 11:12
こちらは倒壊
立派な石垣。こちらは後山の集落かな。
2024年01月02日 11:35撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1/2 11:35
立派な石垣。こちらは後山の集落かな。
ここにも墓石が残されていた
2024年01月02日 11:35撮影 by  iPhone 7, Apple
1/2 11:35
ここにも墓石が残されていた
少し登って。石垣の下側に一軒あったぽい
2024年01月02日 11:38撮影 by  iPhone 7, Apple
1/2 11:38
少し登って。石垣の下側に一軒あったぽい
こちらは石垣側の一軒
2024年01月02日 11:38撮影 by  iPhone 7, Apple
1/2 11:38
こちらは石垣側の一軒
でんでいろ尾根に乗った。この辺り尾根が太くて迷いやすそう
2024年01月02日 11:58撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1/2 11:58
でんでいろ尾根に乗った。この辺り尾根が太くて迷いやすそう
保之瀬天平はこの辺かしらん
2024年01月02日 12:36撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1/2 12:36
保之瀬天平はこの辺かしらん
丹波天平の分岐
2024年01月02日 13:06撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1/2 13:06
丹波天平の分岐
るんるん
2024年01月02日 13:08撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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るんるん
ちょっと開けた場所
2024年01月02日 13:12撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/2 13:12
ちょっと開けた場所
いい
2024年01月02日 13:19撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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いい
2024年01月02日 13:46撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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サヲウラ(竿裏、サオラ)峠。三条の湯は右手側に入る。
2024年01月02日 13:50撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1/2 13:50
サヲウラ(竿裏、サオラ)峠。三条の湯は右手側に入る。
ちいさな湧き出しは凍結している(北東斜面)
2024年01月02日 14:14撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1/2 14:14
ちいさな湧き出しは凍結している(北東斜面)
落ち葉もふもふ
2024年01月02日 14:33撮影 by  iPhone 7, Apple
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落ち葉もふもふ
2024年01月02日 14:50撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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石垣…!ワサビ田!
2024年01月02日 14:59撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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石垣…!ワサビ田!
作業道がところどころに走ってる(我々は写真中央の上の道から下りてきた)
2024年01月02日 15:26撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1/2 15:26
作業道がところどころに走ってる(我々は写真中央の上の道から下りてきた)
見えた!三条の湯〜!
2024年01月02日 16:06撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1/2 16:06
見えた!三条の湯〜!
DAY2:尾根の間に丹沢が見える
2024年01月03日 08:43撮影 by  iPhone 7, Apple
1/3 8:43
DAY2:尾根の間に丹沢が見える
前日に歩いたでんでいろ尾根
2024年01月03日 09:14撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1/3 9:14
前日に歩いたでんでいろ尾根
ワイヤーロープが張ってあるが、足場は脆く、よくない。
2024年01月03日 09:38撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1/3 9:38
ワイヤーロープが張ってあるが、足場は脆く、よくない。
こんな感じ
2024年01月03日 09:38撮影 by  iPhone 7, Apple
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1/3 9:38
こんな感じ
完全に登山道が消失していた地点。小屋番の方に登山道を切ってもらう
2024年01月03日 10:17撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/3 10:17
完全に登山道が消失していた地点。小屋番の方に登山道を切ってもらう
2024年01月03日 10:22撮影 by  iPhone 7, Apple
1/3 10:22
やっと北天ノタルに上がった。北側から風が抜けて寒い。
2024年01月03日 10:50撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1/3 10:50
やっと北天ノタルに上がった。北側から風が抜けて寒い。
雲取と七ツ石
2024年01月03日 11:32撮影 by  iPhone 7, Apple
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1/3 11:32
雲取と七ツ石
あけましておめでとうございます!
2024年01月03日 11:47撮影 by  iPhone 7, Apple
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1/3 11:47
あけましておめでとうございます!
禿岩から。この中に富士山があります!
2024年01月03日 12:23撮影 by  iPhone 7, Apple
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1/3 12:23
禿岩から。この中に富士山があります!
この大きな氷は水場の水なのだが
2024年01月03日 12:42撮影 by  iPhone 7, Apple
1/3 12:42
この大きな氷は水場の水なのだが
ほとんど涸れて、取水は難しい
2024年01月03日 12:43撮影 by  iPhone 7, Apple
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1/3 12:43
ほとんど涸れて、取水は難しい
奥秩父縦走路。いい雰囲気。ずっとトラバース。
2024年01月03日 12:55撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/3 12:55
奥秩父縦走路。いい雰囲気。ずっとトラバース。
飛竜
2024年01月03日 13:22撮影 by  iPhone 7, Apple
1/3 13:22
飛竜
ここは道が完全に消失。山側を小さく高巻き(踏み跡あり)高巻き後に振り返って撮った。
2024年01月03日 13:33撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1/3 13:33
ここは道が完全に消失。山側を小さく高巻き(踏み跡あり)高巻き後に振り返って撮った。
崩落寸前か??(写真手前左側の橋脚の基礎がやばい)渡った後に振り返って撮った。
2024年01月03日 13:34撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1/3 13:34
崩落寸前か??(写真手前左側の橋脚の基礎がやばい)渡った後に振り返って撮った。
縦走路から将監小屋への分岐
2024年01月03日 14:48撮影 by  iPhone 7, Apple
1/3 14:48
縦走路から将監小屋への分岐
将監小屋のテンバ。水はとれます。トイレは使用不可。
2024年01月03日 15:00撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1/3 15:00
将監小屋のテンバ。水はとれます。トイレは使用不可。
将監小屋は3月末まで休業中。
2024年01月03日 15:02撮影 by  iPhone 7, Apple
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1/3 15:02
将監小屋は3月末まで休業中。
小屋前
2024年01月03日 15:03撮影 by  iPhone 7, Apple
1/3 15:03
小屋前
DAY3:
一夜にして雪景色
2024年01月04日 07:59撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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1/4 7:59
DAY3:
一夜にして雪景色
またいつか
2024年01月04日 08:01撮影 by  iPhone 7, Apple
1/4 8:01
またいつか
さあ下山
2024年01月04日 08:01撮影 by  iPhone 7, Apple
1/4 8:01
さあ下山
ゲートまで下りてきた
2024年01月04日 09:19撮影 by  iPhone 7, Apple
1/4 9:19
ゲートまで下りてきた
将監登山口。駐車場は写真左手を少しあがったところ
2024年01月04日 09:24撮影 by  iPhone 7, Apple
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1/4 9:24
将監登山口。駐車場は写真左手を少しあがったところ

感想

最終日にかけ雪になった!

計画では、最終日は和名倉山を経て秩父湖へ下山する予定だったが、前日夕方から気圧が下がり雪が降ったこと、ラジオの天気予報によると天気は回復するものの北風が強そうなこと、装備に少し不安があったこと、和名倉山から先がバリエーションなこと等を鑑みて、将監登山口へ下山した。
今年は雪が少ないものの、天気予報が晴れでもちょっとした降雪があってもおかしくないのだと勉強になった。

でんでいろ尾根を歩きたかったのと、和名倉山に行ってみたくて引いたルート(こっちは行けなかったけど)。

DAY1:親川〜サヲウラ峠〜三条の湯
親川から入り急な登りが続くが、ふと気づくと人工の石垣が増えている。高畑の集落のようだ。大きな木造二階建ての廃屋が現れ、少し先にもつい最近まで人が住んでいたかのような廃屋がある(ここは水のポンプが生きていた)。さらに進むとつぶれた廃屋、そして墓石と基礎が残るだけの場所にでた。ここにも少なくとも2棟はあったと思われる。こちらは後山の集落らしい。

でんでいろ尾根は広く、落ち葉が積もっていたり、なかなか雰囲気がよろしい。すれちがったのはおひとりのみ、静かな山行ができる。サヲウラ峠を三条の湯に折れ、東斜面の山腹をトラバースしていく。途中御岳沢を渡ると、右岸の山腹に洞窟と沢床に人工の石垣が見えた。何段も重なる立派なワサビ田の跡だった。一体何度目の尾根を巻いたかと思う頃、ようやく三条の湯が見えた。この区間、全体的に登山道の幅は狭め。ところどころ崩れかけたり、落ち葉で見えにくくなっているところもある。

DAY2:三条の湯〜飛竜山〜将監小屋
北天ノタルまで、とにかく急登。しかも足場があまりよろしくない。ワイヤーロープが張ってある崩壊地を通過中、後ろから小屋番の方が現れた。聞くと、登山者から登山道崩壊の知らせを受け、道普請に上がってこられたそうだ。これまでの区間には通過できないほどの崩壊はなく、さらに先へ上がっていかれた。ほどなくして、石が落ちる音が聞こえ、登山道を切っておられる姿がみえた。どうやら既報の崩壊はその辺りだったようで、全く道がなくなっていたとのこと。切っていただいたばかりの道をありがたく通らせていただく。三条の湯からここまで相当登って来ている。本当にありがたく、ただただ頭が下がる。縦走路に出てから単独の方2名とすれ違う。東側の踏み跡から飛竜山に登頂し(展望なし)、展望がよいという禿岩へ。富士山は残念ながら見えず。辰年なので、飛竜山に登る人も多そうだと思いきや3名パーティと会ったのを最後にまた静かな山行になった。

飛竜山西側の水場はほとんど凍り付いており水は取れず。そりゃ冬はそうだよなあと思う。縦走路は山頂は踏まず、この日もまたもや山腹トラバースが続いていく。石垣がしっかり積まれており、ずっと歩かれてきた道なのが分かるが、ところどころ掛けられている橋が落ちている。踏み跡があるので歩かれてはいるようだが注意が必要。一か所、完全に崩落している場所があり、ここは崩落を小さく高巻く踏み跡がついていた。その高巻きもあまりよくないのでここが核心だろう。これまた何度目かの尾根を巻くと将監小屋が見えた。小屋への分岐を少し下ると小屋に着く。広いテンバがあるが誰もいない(将監小屋は冬季休業中)。水は出ているので安堵する。テントを張り、夕食を終えた頃雪が降り出した。雪がテントを叩く音は夜も続き、こりゃあ積もるなと思った。

DAY3:将監小屋〜将監登山口
テントの外は雪景色、それでも積雪3〜5センチといったところだろうか。雪の粒が小さく、あまり積もらなかった。本来の予定では北側の和名倉山から秩父湖に抜けたかったが、もろもろ考慮して将監登山口へ下山することに。こちら側は林道なので危険な箇所はない。しばらくすると狩猟の車が一台上がってきて驚かされた。その後、単独の方2名とすれ違う。歩き始めてすぐに電波が入ったのでタクシーをお願いし、民宿の前まで来ていただいた。

塩山まで下山してしまえば、広がるのは青い空。ああ、和名倉山へ行けたらよかったのになと反省しつつ帰途についた。

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