槍ヶ岳舐めすぎ敗退(ほぼ車の運転練習しただけ)


- GPS
- 09:09
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 992m
- 下り
- 941m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 9:03
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
注:クソ山行・個人メモ
1/11は晴れで中部山岳の標高3000m付近の風速が5m/s以下という予報で、絶好のパラグライダー日和だった。本来はこういうときにハイクアンドフライ縦走をしたいのだが年末年始に長期休暇をもらった直後で再度長期休暇をもらうのは難しかった。それどころか前日の1/10に午後休暇をもらうのも難しかった。しかし冬季にここまで良いコンディションは珍しいので雑魚狩りでも良いから日帰りでどっかの山から飛ぶことにした。いくつか年末年始の記録を見て踏み跡が多くてラッセルがいらないらしい槍ヶ岳に決めた。無雪期のコースタイムより速く歩いている記録もあったので正直簡単なんだろうと舐めた気分で臨んだ。
年末年始は新穂高ロープウェイ方面のバスの本数が多かったらしいが今の時期は公共交通機関で行こうと思うと東京を13時頃に出発しなければならず、午後休暇を取得する必要があった。それは無理ということで試しにレンタカーを使ってみることにした。マイカーで山に行ったことはあるがレンタカーで、しかも単独でというのは初めてでどんな感じになるのか実験したかったというのもある。予算の関係上24時間契約でレンタルした。これにより登山単体はそこまでシビアではないが、仕事終わりに4年間一度も運転をしていないペーパードライバーが東京から新穂高ロープウェイまで車を運転して夜通し歩いて槍ヶ岳に登りパラグライダーで飛び降りて再度運転しレンタカー屋に返却するという行程を24時間以内にこなさなければいけないというハードな山行になってしまった。
往路の高速道路に乗った段階ですでに帰りの運転が今回の山行の核心になるであろうことを確信していた。往路では運転中に眠くなるということはなかったが山梨・長野間に差し掛かった辺りで急激に気温が下がって窓が曇り外が見えなくなった。運転席のボタンを適当にポチポチ押したところリアガラスの曇は取れたのだがフロントガラスは曇ったままで定期的に体を乗り出して手で窓を拭くことでしのいだ。その度に車がふらふら揺れた。かなり必死だった。ようやくPAが到来しそこでフロントガラスの曇りの取り方を調べて事態は収束した。帰りの眠気対策はある程度ちゃんとできたので結果的にはこれが本山行の核心だったかもしれない。山に限らず単独で何かをするのは危険だと思った。
もともと19時にレンタルして翌日の19時に返却する予定だったが色々もたついてレンタカー屋を約1時間遅れで出発したため新穂高到着も予定より1時間程度遅い0:30頃になった。そこから仮眠や食事をとって出発は2:00頃になった。こうなってしまうとほぼ無雪期のコースタイムで歩かないと24時間以内にレンタカー屋に戻ることができないことに歩きながら気づいた。そこでかなり早歩きを心がけた。積雪はあるが多数の人間が通って高速道路になっていた(ただし多少沈んだので年末年始よりは少し条件が悪かったと思う)ので行けるかなと思ったが歩きながら時間を測るとどうもコースタイムの1.2倍くらいのスピードしか出ていないようで、眠くなったのもあり撤退することにした。荷物は25kgくらいで普段のトレーニングより格段に軽いので余裕だろうと思い上がっていたがわからされてしまった。
車に乗った時点ではそこまで眠くなかったが走るうちに寝落ちしそうになったので高速に乗る前に一旦空き地に車を止めて仮眠を取った。その後高速でもかなり強い睡魔に襲われてフラフラ運転した時間が30分ほどあったが耐えているうちに目が醒めた。往路は4.5時間くらいだったので復路は帰宅ラッシュも加味して5時間くらいかかると想定していたが結局首都高の渋滞で7時間以上かかり、期限ギリギリの18:50頃にレンタカー屋に到着した。このペースだとコースタイム通りに歩けてパラで高速下山できたとしても時間超過していた可能性が高い(超過料金は1500円/時くらいでそこまで高額ではないのだがレンタカー屋が21:00に閉まるのでそこまでに着けないと翌日返却扱いでかなり高額の請求をされてしまう)。しょうもな山行だが久々に車の運転ができたので良しとする。あとやはり登山をするうえで労働者という立場は障害にしかならないと再認識した。
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