ニュージーランド南島 Milford Track(長文&写真多)

- GPS
- 24:59
- 距離
- 63.8km
- 登り
- 2,894m
- 下り
- 3,005m
コースタイム
- 山行
- 1:56
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 1:58
- 山行
- 6:01
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 6:06
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 9:18
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 7:44
天候 | 南島は雨が降ることが多いと聞いていたのですが、運の良いことにトレイルを歩く4日間は雨に降られず!最終日のMilford Soundsのクルーズは大雨に当たってしまったのだけど、船から見てるクルーズなので全く問題なし。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
船 飛行機
まさかの成田が雪で飛行機の離陸が2時間近く遅れ、オークランドでの国内線のトランジット2時間半見てたのが1時間弱しかなく、入国が(正確には税関と検疫)めんどくさいニュージーランドで、国内線のゲートについたのが搭乗開始5分前でした! トレイルツアー開始までにクイーンズタウンにつけなかったらどうしようと飛行機の中でバックアッププランを調べまくり(予定の便に乗れなかったらと午後クイーンズタウンまでへのフライトの空席調べたり、翌日までにつけない場合は最悪クイーンズタウンでレンタカーして途中の街のTe Anau から合流することは可能そうとか)、オークランドの空港についてからはスーツケースとバックパックで走れるところは全部走って、ほんと疲れました笑。 結論、オークランドでのトランジットには3時間半は見たほうがよいです。ほんとはツアー参加までにクイーンズタウンで1日過ごせれば一番良いんですけどね、こればっかりはお休みの日程もあるので。 入国手続きについて。 今後行かれる方の参考になればとニュージーランドの入国手続きについても書いておきます。アメリカヨーロッパへの入国などかなり回数をしてきましたがニュージーランドが一番めんどくさくて時間かかった印象です。入国審査そのものは機械を抜けて一瞬入国審査官と話すシンプルなものなのですが検疫が大変。ガイドブックなどにも書かれている通り持ち込む食べ物、登山道具など全て申請が必要。農業大国なので変な虫や種を持ち込まれたくないってことなんでしょうね。(これ日本もやった方がいいと思いました。)事前にオンラインで申請したものに対し検閲官との問答があり、靴洗ったのかとか前はどこの山登ったのか、とか聞かれます。ここで時間を取られたくなかったので食べ物は一切持ち込みませんでした。当日私が当たった検閲官は親日な方だったのか、「日本人ほど登山道具の手入れをちゃんとしている人種は僕は見たことがなくみんな泥1つついていない笑。君たちも大丈夫そうだ。」と、実際の荷物チェックなしで通れましたが、多くの登山ザック持った方たちが荷物チェックに回されてました。荷物チェック行きだったら、国内線のトランジット間に合ってなかったので、先駆者?の日本人登山家の皆さんに感謝しながら検閲を通り過ぎました笑。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所全くなし。朽ちている箇所も一切なくかなり良く整備されたトレイルです。国立公園についてる予算が大きいのか?とか考えながら歩いてました。距離が長いので体力はある程度必要ですが、尾瀬の山の鼻往復ができる方なら問題くらいの難易度かと。(他の方も書かれてましたが3日目のSutherland Fallsの標高がバグだと思われます。) 適当すぎるイメージとしてはMackinnon Passに向かって登っていく前半2日は上高地、そこを一気に下山しMilford Soundsに向かっていく後半は屋久島のような植生でした。そして標高が下がる後半に向けてSand Flyがすごい。。。休憩して止まるとうわーと寄ってくる。クイーンズタウンの薬局でBushmanというブランドのディート80%(!!!)の虫除けジェルを買ってそれを使ってたおかげなのか刺されることはなかったですが、服と肌の劣化が怖くて帰国以降使ってないw |
その他周辺情報 | クイーンズタウンの街はレイクリゾートという感じの可愛らしい街で、レストランもカフェもたくさんで楽しいところでした。Macpac, Kathmandu,Icebreakerなどのオセアニアブランドのショップも一通りありますがやっぱり品揃えはオークランドの方が良かったかな。 |
写真
クイーンズタウンで気になってたアイスクリームやさんでジェラート、美味しかった。
感想
(遡って更新しています)
2年ぶりの海外。どこに行こか悩んだ結果、夏は日本の山を楽しみ、冬に南半球に行こうとニュージーランドに行くことに。初NZなのでいろいろ見てたらロングトレイルなんだけど標高差も少ないのでのんびり行けそうと直感的にしっくりきたMilford Trackを歩くことにしました。
このトレイルは入山者を制限しているので事前に予約が必要です。ツアー(guided tour)と個人(individual walkers)ではあるのですが手配の楽さと快適さを求めてツアーで。Ultimate Hikesという会社が4泊5日のツアーを出しており、クイーンズタウン往復のバス、ボートなどの手配、4泊のロッジと3食の手配、約50人の参加者に対し4人のガイド、など全てが含まれてます(ロッジにビールやワインなどのお酒がありそれは最終日に別途生精算)。かーなーり快適なツアーでした。登山道が整備されているのはもちろんですが、ロッジの設備や食事は山の中ではあるのだけどバケーションを楽しむために作られているのが素晴らしかった。
食事。
朝ごはんと同時にお昼のサンドイッチを作るためのパン(食パン、トルティーヤなど)中身(野菜、ハム類など)、サランラップ、あとデザートのクッキーなどがテーブルに置かれるのでそれでお昼を自分で用意します。どれも美味しい&バリエーションが多いので4日全く飽きなかった。休憩のhut(小屋)でそのサンドイッチに加え、ガイドの方達が用意してくれるコーヒー、紅茶などと一緒にいただきます。
夕飯は3コースディナー。毎日メインが3種類くらいから選択ができ、翌日の分を前日のディナーと一緒にお願いをするスタイル。どれも本当に美味しかった!最初和食が恋しくなるかと心配してましたがそんなことは一切なかった笑。
ロッジにはバーがあり、ニュージーランドのワイン、ビールもかなりの品揃え。それぞれのペースで歩くのでロッジについた順にシャワーをして服を洗濯したりしてから、ばらばらとバーに集まってお酒飲んだりしながらディナーになっていくという感じでした。
ロッジ。
予約時大部屋か個室か選択でき、私たちは個室で。普通の2bedの部屋でトイレもシャワーもあり、もちろん温水も出るしシャンプーもあるしかなり快適でした。
washing roomとdry roomがどのロッジにもあり、まずロッジにつくとみんな洗濯しにいく、という感じでしたね。当日中にはパリッと乾いているので毎日綺麗な服で歩けてとても快適。
ツアー全般。
40人中、日本人は私たち二人のみ。半分がニュージランドorオーストラリアから、残りがアメリカか韓国から、日本2人オランダ2人、という人数構成。自己紹介やら毎回のディナーでの社交やらよく海外であるイベントが多く英語できない方にはめんどくさいことが多いツアーかもしれません笑。もちろん気にしないで過ごすって手もありますけど。ちなみに10人弱いた韓国の方達は1人を除いて英語がほぼ喋れず一人英語ができる女の子が通訳として奮闘してました。(知り合いでもツアーでもなくたまたま一緒になったということでなんていい人なんだろう)
これまでのピークハントしかしたことがなくて、人生初めてのロングトレイルでしたが自分の足で歩き続けるというのは格別で、一生忘れない思い出となりました。
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